かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ビギナーズ・ザ・ビートルズ

2013年05月02日 | The Beatles
fuji富士山が、世界遺産に登録される見込みになった。喜ばしいことだ。いよいよ登頂にチャレンジかな?
三保の松原は、行ったことがないので、何とも言えないけど、富士山を眺める名所は他にもたくさんあるので、敢えて三保の松原だけ加える必要はないかも?
鎌倉は残念。確かに、ヨーロッパの中世の都市は、そのままそっくり残されているケースが多く、中世の都市として、比較すると、やや見劣りする。
ただ、歴史的価値は、勝るとも劣らないので、やり方によっては、まだチャンスはあるのでは?京都方式?
富士山も、途中で、コンセプトを変えたように。



またまた出たビートルズ本。
ただ、この本は、ちょっと趣が違う。自費出版に近い本のようだ。
というのも、著者は、某電気メーカーのエリートサラリーマン。NY駐在中にJLの訃報を経験したという。ただ、仕事が忙しくて、それを知ったのは、翌朝だったというから、私が、知ったのとそう時差はない。

まさに、いわゆるビートルズ第一世代の方で、最初に買ったレコードがクリフリチャード。そして、しばらくして出てきたビートルスの魅了にとりつかれて、50年!
私より、ちょうど10年ぐらい人生の先輩だと、こういうビートルズ体験ができたんだ。

内容は、本の題名が示すごとく、オーソドックス。レコーディングセッションズ、ダイアリー等の本を軸に、自分のビートルズ体験を織り交ぜながら、綺麗にまとめたという感じ。
ひじょうにバランスが取れた内容になっていて、ビートルズの歴史が、よくわかる。
ただ、本当のビギナーはちょっとマニアックに感じ、ちょっと知っている人は、食い足りない感じを持つかもしれない。
たぶん、もっとディープに書ける方なのだろうが、意図的に、ビギナーズ向けにまとめたということなのだろう。

私は、本編よりも、コラム的なコーナーの方が面白かった。ちょっとビートルズを知っている人は、みなそう感じるのでは。
ビートルズの歴史の部分をもっとけずっていただいて、ビートルズの私的体験をその分多く語っていただきたかったように思う。ビートルズの歴史的なところは、もう語りつくされた感があるから。
来日時に、バーで、ちょっと歌ったとか、ECとGHの来日公演の後、大げんかしたとか、知らない情報もあったけど、1次情報、データから読み解く発見物などが、やっぱり、興味深いかな。
ちなみに、Let It Be以降の体験は、私の経験と被る部分が多いので、いわゆるビートルズファン第一世代の方にとっては、かなり共感できる内容になっているものと思う。

最近、よりディープな本が、通説を覆すような発見?をしているが、敢えてそれを反映したいないようだ。新しく出た本は、読まれていないのか、これも、意図的に、通説?中心にまとめたということか。
ビートルズも、学問化してきた?

私は、同じビートルズファンとして、興味深く読ませていただいたが、繰り返しになるが、もっと日本の第一世代ファンとしての、私的体験を、表に出してもらいたかった。

明日から、ちょっとまた出かける予定。
コメント
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