この前、亀ネタでTBをいただいた。そこで、ベトナムの亀ネタを一つ。
ハノイのど真ん中に、ホアンキエム湖という小さな、静かな湖がある。朝方には、人々が、散歩をしたり、体操をしたり。まさに市民の憩の場所だ。
その湖には、還剣伝説がある。15世紀のベトナム(黎朝)の将軍レ・ロイは、湖の亀から宝剣を授かり、その宝剣で明軍(当時の中国)を駆逐し、その剣を亀に還したという。剣を還したという場所に、小さな塔も建っている。湖の名であるホアンキエムは、環剣の意味だそうだ。この物語は、ハノイ名物の水上人形劇の出し物の一つにもなっている。
そのホアンキエム湖に、玉山祠があり、1968年に捕獲された大亀の剥製が鎮座している。体長2mぐらい。淡水の湖にこんな大亀がいたとは....この亀こそが、還剣伝説の亀だと当時は言われたという。ガメラまではいかないが、かなりの迫力。
今もこの湖には、大亀がいて、海外の要人が来越すると、ひょっこり姿を現すそうだ。