かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

法隆寺夢殿

2006年11月13日 | Nara ( Japan )
土曜日の夜、タケシの教育問題を議論する番組があった。じっと見ていたわけではないのだが、給食費不払い、図書館の本に対する窃盗、救急車のタクシー代わり使用、先生に対するWake Up Call依頼など、気分が悪くなる内容だった。国民の何%が、これらの行為を許容するのかわからないが、常識では考えられない最低レベルの人間が少なからずいることを知った。親の教育から始めるとなると、先は、長い。でも、始めなければ。



今回の奈良日帰り旅行の目玉の一つは、法隆寺、夢殿の救世観音。長い間秘仏だったものを、文明開花で、来日していた哲学者フェノロサと、岡倉天心が、無理やり開けさせた。
開けた瞬間、僧侶達は、祟りを恐れて、隠れたという。
そのおかげで、我々のような一般人も今は見れる(期間限定だが)。やや、堂内の奥まったところに置いてあるため、見にくいのだが(写真で、一生懸命見ようとしている方々が見える)、優しさの中に迫力(不気味さ?)を感じる仏像だった。聖徳太子の子孫は、結局滅ぼされてしまうので、法隆寺は、その鎮魂のためのお寺だという説がある(梅原先生の代表作の一つでも唱えられている説)。
救世観音も、百済観音のように、思う存分見れるところに置いて欲しい感じもするが、仏像は、あくまでも信仰の対象で、美術品ではないことを忘れてはいけない。岡倉天心の成果についても、その面からは、賛否両論がある。もっとオープンなところに置いたら、それこそ祟りがあるかもしれない。
コメント
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