さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

トコブシ 28日齢

2013-09-09 14:48:09 | 貝類生産
前回、波板上の珪藻を食べつくしてしまいそう
だったトコブシ稚貝ですが、その後、珪藻を
付着させた波板を補充しました。



こんな感じで、貝のついている波板の横に、
珪藻のついた波板が入っています。




真上から見ると、重ならせて貝が移動しやすく
なっているのがわかります。

白く見えるのがトコブシ稚貝です。




稚貝は、すっかりトコブシらしくなりました。

目も触覚も、すべてが大きくなってきました。

殻には色もつき、穴も開いています。

上足触角の数も増えました。

最大殻長はおよそ3.5mm

指でそっとつまめるぐらいの大きさです。

10日で約3倍の大きさに成長したことになります。

このままグングン大きくなるのでしょうか。
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クロダイの放流 <本牧>

2013-09-09 10:17:51 | 放流、イベント
9月7日(土)、今年はじめてのクロダイ稚魚放流がありました。



まずは本牧漁港でサイフォンを使って放流。

吸いきれなかった魚はバケツで放流。

今回は岸壁から1万9千尾、イベントで1千尾、
合わせて2万尾の放流です。




その後、本牧海づり施設へ移動してイベント放流です。




今回の主催団体、横浜埠頭株式会社の担当課長さんから
ごあいさつ。




続いて当協会、専務理事から栽培漁業とクロダイ生産について
簡単なレクチャー。




そして、護岸釣り場から放流。

多くの親子が参加してくれました。




主催団体の職員さんも楽しそうに参加。

放流はどうしても子どもが優先されますが、
大人の皆さんも参加歓迎ですので、
機会がありましたら是非、体験してみてください。

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マダイの放流船 <相模湾>

2013-09-09 09:35:23 | 放流、イベント
9月5日(木)、マダイ稚魚の相模湾一斉放流がありました。

未明からの豪雨・雷が止んだ頃、作業を開始。



大きな活魚船に魚を積込み、出航。

放流地点は下記の通り。

福浦~真鶴~岩~小田原~大磯~二宮~平塚
~茅ヶ崎~江の島片瀬~腰越~葉山~小田和



ポイントに到着したら水たもで魚をすくい、



そのまま海へ放流。

今回は全部で32万3千尾のマダイを相模湾各所に放流しました。

これで今年度のマダイ生産はひと段落。

あとはイベント等で要望のあったマダイとクロダイが
数万、残っているだけです。

担当者もやっと一息。

残りおよそ1ケ月、海上筏で大きなトラブルが
ありませんように。
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マダイの計量 Vol.2

2013-09-04 13:25:00 | 魚類生産
今日は、明日の相模湾一斉放流に備えて
マダイの計量を行いました。



朝、海上筏で準備をしていたら突然の大雨!




雷鳴も聞こえたため、急きょ引き上げることに。




その後すぐ雨はおさまり、作業再開です。

まずは網の半分を引き上げて稚魚を集めます。




酸欠防止のため、酸素も導入。




タモですくって、




水の入ったタルの中へ。




2人で持ち上げて計量。

総重量から水の重さを引いて、
事前に調べておいた1個体あたりの体重から
個体数を算出します。




計測した魚は別の生簀に入れていきます。




今回は1面全ての重量をはかりました。

最後に生簀網を所定の位置に移動して終了。

はじめてしまえば順調で、1時間弱の作業でした。

明日はいよいよ相模湾のマダイ一斉放流。

中間育成場から一気に魚が減り、夏の終わりを感じます。
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取水口の掃除

2013-09-04 11:31:51 | その他
一昨日、3つある取水ポンプのうち
1つが稼働しないトラブルが発生しました。

調べてみると、取水口にフジツボなどの
付着生物がいるために弁が閉じず、
海水の汲み上げができなくなっていることが
わかり、昨日はその修繕を行いました。




取り外して陸にあげると、外側にも貝や
フジツボ、珪藻がびっしり。




内側には大きなフジツボがいっぱい。




こんな感じで弁に隙間が。

そこで



解体して、




みんなで丁寧に付着生物を取り除いていきます。




1時間ほどですっかり綺麗になりました。




元通りに組み立てて、作業終了。

無事、取水できる状態になりました。

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