拝啓公明党さま

私は公明党支持ではありません。しかしかつてつとめていた女子高校の生徒や卒業生の中に、多数の公明党支持者すなわち創価学会会員がいました。彼女たちから、どれほど国政の選挙時に「公明党への投票」を頼まれたかわかりません。そのつど、私は彼女たちから公明党がいかに平和を守ろうと頑張っているか、日本国民の真の幸せを実現するために頑張っているか、「この平和への熱意は先生と同じです」などと説明を受けたことか、今となっては少々むなしくなります。

自民党の政権に参加したことによる「平和の党」からの逸脱の疑問についても、彼女たちは「自民党が反平和の方向にすすむことを阻止するつっかい棒の仕事をするためです」と自信をもって言っていました。

今、「安保法案」に自民党とタグを組んで、しゃにむにこれを成立させようとしていることは、これまでの平和の党のイメージには完全に矛盾するのではないでしょうか。必死になって公明党は平和の党と信じてきた信者たちを裏切っていませんか。

今の安部さんたちがねらっている安保法案、集団的自衛権など、これだけ多くの学者たち、保守系の人たち(自民党の長老たち)も問題だ、と言っているではありませんか。それとも、公明党は創価学会とは別だから創価学会の人がどう言おうとそれは「われわれとは無関係です」と言うのでしょうか。

私は公明支持ではありませんでしたが、教え子たちのあの真剣な表情を忘れることはできません。
公明党が自民党との違いを、誰の目からもわかるように政策で、政権政党らしく示してもらいたいですね。これまで多くの「まじめな創価学会員」の真剣な態度が、ウソだったと思われるようでは、彼女たちはあまりにも可哀想です。

自民党の応援団になりさがったのか、もともとそういう本質をもっていたのか、よく分かりません。

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