高校の卒業式

わが札幌自由が丘学園三和高等学校の第三期の卒業式を、今日行った。この３月に卒業する生徒は３１名。今日は２５名。来週、和寒町の本校でも行う。

三年前の４月２５日に「開校」にこぎ着けた。その時の生徒たちの卒業だから入学から卒業までの「生粋の」我が高校生の卒業式だった。
一人ひとりに卒業証書を手渡しているうちにじんと来るものがあったり、卒業生の「答辞」に思いがこみあげてくるものがあった。
式は１時半から１時間、その後第二部の卒業祝賀のお祝い会をした。３年間を映し出す映像や、生徒たちからそれぞれの父母へのお礼のメッセージ。担任との心が通い合った数々のありとり。父母も生徒たちも声をあげて涙した。全てが終わったのが５時近かった。

何人もの卒業生が本校に転校した。それを思い出し「この高校に移ってよかった」という声があふれた。また前の高校をやめて転校するかどうかで親を困らせて「あのときは本当にごめんなさい」との親へのメッセージに親たちもまた涙した。

フリースクールから数えて４年以上札幌自由が丘学園に在学した生徒がいる。

卒業生の親も来ていた。「札幌自由が丘学園がなかったら今がなかったと思っています」とも言われた。
「どこの学校でも経験しなかった感動的な一日でした」と何人もの父母たちが語っていた。心の通じ合った日常の教育活動の総決算ともいうべき一日だった。

参議院議員の小川勝也さんからと東京シューレの奥地圭子さんからの祝電が披露された。

一昨日の「教育フォーラム」についても書きたいのだが、もし興味関心がある方がいれば札幌自由が丘学園のサイト（http://www.sapporo-jg.com/）を訪問して欲しい。フォーラムの「実況録画」がある。