10.21 国際反戦デー

この読み方は、「じってん・にいいちこくさいはんせんでー」。今は知る人も少ないだろうが、アメリカがベトナム戦争を展開していたとき、日本で労働組合(全国組織の「総評」)が1966年10月21日、ベトナム戦争反対を呼びかけて、全国的に、そして翌年からは国際的に行われ出した国際的反戦行動の日になった。過激派組織による暴力的な行為もあったが、私たちの世代からいえばじってん・にいいち国際反戦デーとして意識に残っている。

そもそも10月21日はあの太平洋戦争のさなか(1943年.昭和18年)、明治神宮外苑で学徒出陣の壮行会が行われた日である。これまでただいちずに勉強に精進していた学生たちに、「ペンをとる手に銃をもて」と時の首相東条英機が演説をおこなった日である。

たくさんの女子学生たちが見送った。見送られた関東地区数万人の学徒たちは二度と祖国の地を踏むことはなかったし、恋しい彼女やお母さん、そして兄弟姉妹に会うこともなかった。
10月21日、今日はそういう悲しく、しかし二度とこのような悲劇を生んではいけないという決意を固める日である。

そのような意味をもつこの日は、また私の一番幼い孫の誕生日でもある。

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