富豪26人の資産150兆円 世界の貧困層38億人(世界の半数)と同額

昨日の道新の記事。小さい見出しだが、スゴイことだと思ったので引用したい。
見出しのとおりだが、オックスファム(Oxfam)という第二次大戦後のヨーロッパの復興や難民支援などの活動を取り組んできた国際団体(NGO)がある。
この団体が、世界の富の偏在に関する報告書を公表した。

世界の富豪上位26人が独占する資産は約1兆3700億ドル(約150兆円)に上り、世界人口の半数に当たる貧困層38億人が持つ資産とほぼ同額だという。

報告書によると、「ビリオネア」と呼ばれる資産10億ドル以上の富豪は2010年の1011人から18年には2208人とほぼ倍増。代表的なビリオネアとしては米インターネット通販大手アマゾン・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)や米IT大手マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が知られる。
 これらビリオネアの資産も10年の4兆910億ドルが18年には9兆600億ドルに膨らんだ。17年からの1年間で12%増えた。一方、世界で経済的に下位50%に位置する貧困層の資産は18年に1兆3700億ドルで、富豪上位26人の資産とほぼ同額だった。これら貧困層の資産は17年と比べ11%減少した。

10年足らずの間に、世界の格差はものすごい勢いで広がっている。富豪の富はどんどん増え、逆に貧者の資産は着実に減っている。

地球は痛めつけられているといった語が常に表されるのだが、この「犯人」は地球人みんなでなくて、ごくごく一部の大金持ちだちではないか。

アマゾンやマイクロソフトなどはよく聞く名前だが、これを創業した人たちの偉業は評価するにしてもその人が手にする「果実」のスゴさを何とかしろよ、と言いたくなるのだが。
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