原発への不安

今朝の道新は「泊原発」30キロ住民調査を報道している。不安を感じている人が88%、廃止すべきという人が60%いる。
これは周辺住民だけでないだろう。多くの国民の意識なのではないかと思う。書店ではたくさんの原発関係の本が発刊されているが、問題の深刻さを物語るものが多い。
原発をやめることはいい、しかし当面する電力をどうするのか、その問題をいわないで、ただ「原発が危険だだけではダメだ」という意見も大きい。

自然エネルギーの開発に全力をあげる体制をつくることの意識がどうも政治の面ではあいまいだ。自然エネルギーの中に各種の自然ガスもある。
国をあげて、原発からのシフトを進めるべきだと思うのだが、これもあいまいだ。

若干の勉強をして痛感するのは、使用済み核廃棄物の処理についてである。原発の危険性安全性の問題と同じように、あるいはそれ以上に深刻なのではないか。地中に埋めても放射能は数十万年も出し続けるという。こういう全く処理できない原子力をそのままにして「安全性ははかられている」ということは全く後世の人類に対してひどい「遺産」を残すことになる。

原発後を想定する政治の方向性が樹立されなければならないことは緊急だと、ますます感じる。

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