kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

旅と酒の歌人・・・若山牧水(3/3)

2009-08-12 08:56:23 | 柏シルバー大学院

牧水と女性

園田小枝子との恋.

 明治39年の夏、牧水は園田小枝子に出会った。 旧友の失恋話の仲介を買って出て相手の少女の家に乗り込んだ牧水の前に、たまたま来合わせた美しい女性が小枝子であった。 ... 小枝子は牧水より一歳年上の不運で複雑な過去をもつ人妻であった。夫がおり、子供2人がいた。牧水は知らなかった。結婚は出来なかった。この煩悩時代に「白鳥はかなしからずや空の青海の青にも染まずただよふ」作成されている。明治40年~44年まで続いた。

若山喜志子{妻}

明治21年5月2日、長野県東筑摩郡広丘村に太田清人の4女として生まれた。文学少女で文壇に投稿していた。明治44年文学に専念するため上京した。翌45年に牧水を知り結婚した。牧水の影響下に「創作に作品を発表するとともに、2男2女の母として家庭を守り、牧水を助けた。」

若山牧水の死後は「創作」を主宰、発行を続けた。多くの歌集をお残している。女性らしいこまやかな抒情を貫き、しかも強靭な性格をひそめていて乱れることがない。没後は「創作」の経営などに苦闘を続け、人間的にも次第に円熟、80歳の長寿を全うした。

講師の話を聞き、牧水は他の文豪達と違い女性と真剣に生きてきて、うわついたことはなかったようである。その点、尊敬する文人である。お話を聞いていて大変好感がもてた。 字の乱れ御免なさい。

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