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野村両リーグ最速10勝目

2016年07月05日 21時15分12秒 | 試合結果
広島 000 010 300 4
中日 010 000 000 1
勝利投手:野村10勝2敗
敗戦投手:大野5勝3敗
セーブ:中崎1勝3敗17S

 野村は、初回を三者凡退に抑えるも、2回に連続長短打で無死1,3塁のピンチを招くと、二ゴロ併殺の間に1点を失いました。しかし、それ以後はほぼ完璧な投球で、3回と4回を三者凡退に抑え、5回は先頭福田に四球を与えるも、しっかりと後続を断って中日得点を与えず、6回まで投げて3安打1失点に抑える好投でした。

 打線は、菊池が2番2塁でスタメン復帰しましたが、4回まで中日大野の前に散発2安打に抑えられて、2塁さえ踏めませんでした。しかし、5回に先頭の新井が2塁打で出塁すると、2死3塁から石原が適時打を放って同点に追いつきました。
 更に7回には、ルナの安打と新井の四球で無死1,2塁として、鈴木が適時打を放って1点を勝ち越し、続く下水流にも2点適時2塁打が出て、3点を勝ち越しました。
 8回と9回も走者を出しましたが、どちらも併殺でチャンスを芽を潰してしまいました。

 7回からはヘーゲンズが登板して三者凡退に、8回はジャクソンが無安打1四球で無失点に抑えると、9回は中崎が1安打無失点にに抑えて、中日に逆転勝ちしました。チームは貯金17として、2位DeNAに10.5ゲーム差としました。また、野村が両リーグ最速となる2桁10勝目を挙げました。


 野村は、球の切れ、制球とも素晴らしく、失点した2回以外は、ほぼ完璧な投球でしたが、肝心の打線が4回まで大野を捉えられず、野村を援護できませんでした。
 5回に新井が2塁打を放って、無死2塁の同点機を作りましたが、期待の鈴木と下水流が凡退して2死3塁となり、無得点に終わる雰囲気が漂いました。ところが、ここでベテラン石原が中前適時打を放って同点に追いつきました。

 今日の試合は、この石原の適時打が試合の行方を大きく左右したと思います。この一打でカープは行けるという雰囲気となり、7回の勝ち越しに繋がったと思います。もし石原が倒れて無得点に終わっていたら、無死2塁で鈴木と下水流を迎えるという大チャンスを逃して、中日ペースの展開となって、7回の3得点は無かったのではないでしょうか。
 ここぞというときに、貴重な一打を放つところは流石ベテラン石原です。まさにベテランと若手の融合で勝った試合であり、今のカープを象徴するような試合展開でしたね。

 明日は、日米通算200勝目を目指す黒田が先発します。今日のような攻撃で、早い回から黒田を援護して、楽に投げさせてほしいですね。 

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