goo blog サービス終了のお知らせ 

カープな毎日

カープファンのひとりごと。

終盤粘って引き分け

2012年06月13日 22時14分27秒 | 試合結果
広 島 000 000 021 0 3
ロッテ 000 300 000 0 3

 ニックが抜けた打線は、4番に岩本を据えるなど大幅に入れ替えました。初回に天谷の安打などで1死2塁とするも、梵と岩本が凡退して先制機を逃すと、その後は4回まで無安打に抑えられるなどグライシンガーを捕えられませんでした。

 先発の野村はいつもの制球力を欠いていましたが、3回まで無安打に抑えました。しかし、4回に2安打で1死1,3塁とされると、角中、大松、里崎に適時打を打たれて3点を失い、プロ入り最短の4回で降板となりました。
 
 5回からは今井が2回を無失点に抑え、その後を菊地原、中田、岸本が無安打に抑えてロッテに追加点を与えませんでした。

 迫力の無い打線は、5回に安打とボークで無死2塁とするも後続が続かず、7回の無死1塁も梵が盗塁失敗で活かせず、このまま完敗かと思われました。
 しかし、8回に丸と石原の連打でグライシンガーを引きずり下ろすと、代わった益田から天谷が四球を選んで1死満塁として、代打前田智の犠飛と梵の適時打で2点を返しました。
 更に9回には1死1塁から堂林が2塁打を放つも、代走中東の暴走で本塁憤死となり同点機を逃したかと思われましたが、丸が四球で続いて、小窪の適時打でついに同点に追い付きました。
 10回には無死1塁から梵が犠打を失敗するも岩本の安打などで2死1,3塁の勝ち越し機を作りましたが、中東が三振に倒れてしまいました。

 9回から登板した今村は、10回もマウンドに上がり、1死から丸が落球して走者を背負い、盗塁で2塁に進まれましたが、サブローを三振に抑えてミコライオにマウンドを譲りました。ミコライオは角中を三振に仕留めて無失点に抑えました。

 延長10回特別ルールで引き分けとなりました。終盤はカープに流れが傾いていたので勝ち越せなかったのは残念でしたが、7回までは完全に完敗ムードだったことを考えれば、引き分けに持ち込めたことは良かったと思います。
 前回の対戦では、反対に9回にサファテが打たれて引き分けに持ち込まれたので、今回は反対にやり返せましたね。

 
 東出とニックが長期離脱の緊急事態で、打順をみると明らかに迫力がありません。長打は岩本以外期待できない打線なので、繋いで得点をあげるしかありませんが、7回まで散発3安打に抑えられて全く得点を挙げる雰囲気がありませんでしたが、8回以降はロッテ中継ぎ陣の不調に付け込んで見事に打線が繋がりました。
 特に見逃せないのは天谷の四球ですね。1死1,2塁の場面で、ファールなどで10球も粘って最後は四球を選びました。絶対に繋ぐという天谷の強い思いを感じました。これが反撃のきっかとなり2点を返して、9回の同点へと繋がりました。
 この四球が試合の流れをカープに傾けたように思います。迫力が無くても、天谷のように次に繋ぐ意識を強く持てば、東出とニックの抜けた穴をカバーできるはずです。
 また、野村が早々に降板しましたが、今井、菊地原、中田、岸本がしっかりと無失点に抑えたことも見逃せない点です。打線の粘りに目が行って目立ちませんが、中継ぎ陣の奮投も素晴らしかったですね。
 
 タラレバを言ってはいけませんが、9回の中東の暴走は残念でした。完全にアウトのタイミングだったので、3塁で止まって1死2,3塁と成っていれば…。と思ってしまいますね。
コメント (1)