カープな毎日

カープファンのひとりごと。

執念の差

2008年09月29日 23時50分27秒 | 試合結果
広島 000 002 100 3
阪神 010 200 02X 5
勝利:藤川8勝1敗36S
敗戦:上野2勝2敗
本塁打:[阪神]今岡7号、金本25号

 勝つ機会は十分にあった試合展開でしたが、最後は白星への執念の差が明暗を分けた試合でした。
 初回に無死満塁の大チャンスを作りましたが、栗原が最悪の併殺打で無得点。2回も無死1塁から石原が併殺打で流れを失うと、先発青木高が今岡に本塁打を浴びて先制されてしまいました。4回にも無死1,2塁のチャンスを併殺で脱したかと思った直後に3連打で2点を追加されてしまいました。
 打線は3回以降立ち直った阪神先発石川を攻めあぐねていましたが、投手が交代した6回に1死満塁からシーボルの2点打で反撃を開始しましたが、続く石原、小窪が凡退して追いつけませんでした。それでも流れはカープに傾き始めており、7回には2死無走者から緒方の四球をきっかけに栗原が同点打を放ち、ついに追いつきました。
 しかし、勝負の分かれ目は8回にありました。阪神は8回頭から守護神藤川を投入して、必死に流れを変えようとしました。一方のカープは7回から登板した上野を続投させました。結果的に、上野が金本に決勝2ランを打たれて試合が決してしまいました。
 7回が終わった時点では、試合の流れは完全にカープに向いていたと思います。しかし、阪神は白星への執念から藤川を投入し流れを止めました。カープも永川投入とは言いませんが、勝利の方程式の梅津、シュルツを投入するべきだったと思います。ブラウン監督は延長戦も視野に入れていたと思われます。また、9回に上野に打席が回ることも、上野を続投させる一因だったと思います。しかし、阪神の勝ちへの執念を目の当たりにしたら、カープもそれ以上の執念を阪神に見せ付けるべきだったと思います。ここまできたら、1勝への執念が強いチームが勝つと思います。今日は阪神の執念がカープを上回ったということでしょう。
 中日は試合が無いため、カープは単独4位に後退しました。しかし、残り試合の対戦相手を考えれば、カープの方が有利ですから、残り6試合を勝ち続ければ、CSの可能性は十分あります。気持ちを入れ替えて、明日からのヤクルト3連戦に臨んでほしいですね。
 阪神は明日、中日を対戦します。阪神は中日をカモにしているので、中日を破ってもらいましょう。

 先発は大竹ではありませんでした。大竹に何かあって、急遽青木高が先発したのか、初めから決まっていたのか分かりません。まさかとは思いますが、雨天ノーゲームの可能性を考えて、敢えて大竹を外したとも考えられます。怪我などで登板を回避したのではないことを願うだけですね。

 序盤の拙攻が最後に効いてきました。初回の併殺打は完全に捕らえていましたが、三塁手の正面に飛んでしまいましたので仕方ないとしても、2回の併殺打は納得できません。無死1塁で石原に打たせましたが、いつもならバントで送る場面だと思います。次が投手なら打たせる場面ですが、次は小窪ですから、確実に送って得点圏に走者を進めるべきだったと思います。初回に拙攻でチャンスを潰していただけに、確実に1点を取りにいって欲しかったです。

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