豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

17歳のエンディングノート

2013年05月14日 23時25分53秒 | シネレポ2010



解説: 不治の病で余命9か月の少女が、残りの人生でしてみたい事柄を実行していく中で予定外の恋に落ち、
生きる意味を見いだしていく人間ドラマ。
監督は、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の脚本家オル・パーカー。限られた人生を謳歌しようとするヒロインを、
天才子役としてキャリアを重ねてきたダコタ・ファニングが熱演。
共演には『戦火の馬』のジェレミー・アーヴァイン、『思秋期』で監督デビューを果たしたパディ・コンシダインら
実力派が顔をそろえる。
シネマトゥデイ(外部リンク)




あらすじ: 白血病で余命宣告を受けたテッサ(ダコタ・ファニング)は引きこもる日々を過ごしていたが、
17歳になり死期が迫っていることを悟る。
残りの人生を精いっぱい生きるべく、彼女は死ぬまでにしてみたい事柄のTO DOリストを作る。
作成したリストの内容を実行していく中で、隣に引っ越してきた青年アダム(ジェレミー・アーヴァイン)に恋してしまい……。



「アイ・アム・サム」のダコタちゃんの主演最新作です。
いまだに「アイ・アム・サム」の時の印象が鮮明に残ってるんですが
見違えるように大きくなってしまいました。
あの自分と同じくらいの大きさの熊の人形を抱いてセブンイレブンの前を
トコトコ歩いてサムに会いに行っていたダコタちゃんはいずこへ・・・・って感じなんですが。
でも決して美人ではなくなってしまいましたが、女優としてはイイ感じに成長しているような気がします。
で、映画ですが、この映画おすぎさんが現時点の本年度NO1と絶賛されてました。
余命わずかの薄幸ヒロインものにしては悲壮感がない、青春ストーリーに仕上がってるみたいな
ことを言ってたと思うんですが、私にはあまりそうは感じられなかった。
前向きに生きようとする姿もどこか投げやりな感じがするところがあったり、
家族に対して、とくに父親に対する冷たい態度がどうにも共感出来ませんでした。
ダコタちゃん、お父さんに対してグサリとくること結構言っちゃうんですよね。
そんなこんなでダコタちゃんにではなく、お父さんの方に感情移入して見てしまったため
死を受入れて、残りの人生を精一杯生きようとする娘に、何もしてあげることが出来ない
父親のつらい気持ちの方に、共感したというか、そっち側の気持ちになって見てしまったので
やはりつらいものがありました。
あまり泣かそうとする演出とかはなかったと思いますが、最後はやはり号泣でした。