豚骨劇場

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Mr.ブルックス 完璧なる殺人者

2008年07月04日 09時44分30秒 | シネレポ2008
解説: ケヴィン・コスナーが、抑えられない殺人衝動を持て余す連続殺人鬼を
怪演するサイコ・スリラー。監督は『スタンド・バイ・ミー』の脚本家
ブルース・A・エヴァンス。殺人鬼ブルックスを追い詰める女性刑事をデミ・ムーア、
ブルックスにかかわるカメラマンを『噂のアゲメンに恋をした!』のデイン・クックが演じる。
本人自ら続編を望んでいるというほどハマったケヴィンの殺人鬼ぶりと、
人間の狂気をえぐったサスペンスフルな展開が見どころだ。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 成功したビジネスマンとして、誰もがうらやむ人生を送るブルックス
(ケヴィン・コスナー)。しかし、彼の裏の顔は、“指紋の殺人鬼”として
殺人を繰り返す天才連続殺人鬼だった。
抑え切れない殺人衝動と葛藤しながらも殺人をやめる決意をした彼は、
最後と決めた犯行の中で初めてミスで犯し、完ぺきだった二重生活をほころばせていく。
(シネマトゥデイ)


ん~~・・・・なんかイマイチ。

映画の世界には魅力的な殺人鬼というのは多く存在しますが、
どうもこの映画の殺人鬼には魅力を感じられない。

一番有名なところではレクター博士でしょうが、彼の殺人には美学のようなものを
感じることが出来るし、そこに至るまでの生い立ちにも共感出来るところがあったけど、
こいつにはそういうのが何もない。

殺人の衝動をかき立てる別の人格を、別の人物が演じており、ケビン本人と別人格のケビンが
同じスクリーンに現れ、二人が対話するところなどちょっと珍しい試みのようなものは
見受けられるが、動機も過程よくわからないし、苦悩もよく理解出来ないし、
描き方が薄っぺらな印象。これじゃなかなか感情移入しずらい。
最近、日本で起こってる理不尽な理由で殺人を犯す連中と変わらない感じ。

ケヴィン・コスナーは続編をやる気マンマンのようですが、
今後魅力的なキャラに変わっていく感じでもないし、作らなくてイイと思います。