豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

となり町戦争

2007年02月21日 09時00分59秒 | シネレポ2007
第17回小説すばる新人賞に輝いた、三崎亜記原作の同名の小説を映画化した話題作。
となり町同士の戦争に巻き込まれて行く一般市民の恐怖をユーモたっぷりに描く

舞坂町に暮らし始めて一年、北原修路は町の広報紙で隣りの森見町と戦争が始まる事を知る。
しかし、開戦初日を迎えても町の様子に変化はなく、戦争を実感することは何一つなかった。
広報紙に掲載される戦死者数を除いては…。
数日後、対森見町戦争推進室の香西と名のる女性から電話があり、
特別偵察業務辞令の交付式への出席を促される。
その業務の延長で、やがて北原は敵地へ潜入するため香西と結婚する事になる…。

全く予備知識なしで、タイトルにそそられて
何気なく見てみました。

てっきりコメディ(ラブコメ)かと思ったら、意外と反戦のメッセージがしっかり込められた内容でした。
が、故にどっち付かずの中途半端感が・・・二兎追うもの一兎も得ずって感じ?

シュールな笑いっていうのかどうかわかりませんが、イマイチ笑えない。
身近なとなり町との戦争という描き方をすることで、反戦のメッセージが(私には)わかりやすく
伝わりやすく感じたけども、突然戦争はじめますって感じで理由とか目的がはっきり描かれてないところはマイナスか。
それも世界情勢を町の情勢と置き換えて説明されてたら非常にわかりやすく良かったと思ったけど

ドンパチシーンとか殺戮シーンは全く描かれてなかったところは○。
全く姿が見えない戦争の恐怖というのはそれなりに良かったかと。

ラブストーリーとしてもなんとなく中途半端感が。


深く追求すると全て中途半端感を感じるものの、その中途半端を巧くまとめたっていうのか?
見方によってはそれなりに楽しめるかも。
映画館じゃなくてもイイかもです。