じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「解夏」の季節

2017-08-13 14:11:10 | Weblog


☆ 庭に百日紅(サルスベリ)の花が咲いている。

☆ 百日紅と言えば、さだまさしさんの小説「解夏」を思い出す。

☆ 小学校の教員が病におかされ失明する物語。長崎の美しい風景を背景に、主人公の葛藤、周りの人々の気遣いが描かれていた。

☆ 大沢たかおさん、石田ゆり子さん主演で映画化もされた。寺で出会った老人(松村達雄さん)の話には癒される。


☆ 視力を失ったその日、主人公とその恋人は山門までの道を歩いていた。彼はもはや乳白色の光しか感じることができなかったが、心の中には故郷の風景がくっきりと刻み込まれていた。その山門に咲いていたのが白い百日紅の花だった。

☆ 「解夏であった。」という最後の一文がずっしりと心に残る。

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習王朝

2017-08-13 10:38:44 | Weblog
☆ これも朝日新聞。「核心の中国」という連載記事で、中国の権力闘争を報じていた。

☆ 習氏側近の腐敗疑惑、次に権力を狙う孫政才氏の事件。それを報じる国営メディアのあり方。


☆ 共産党が一党独裁し、民主化を封じ込めようとする国のことだから、何が正しくて何が間違っているのかわからない。力のあるもの、勝ったものが正しいということなのだろう。

☆ 習近平氏はかつての毛沢東のような個人崇拝を目指しているのであろうか。ただ戦時の英雄はその成果を見せやすいが、平時の英雄はわかりづらい。功を焦れば、スターリンの二の舞になる。

☆ 記事の最後は、ある党関係者のコメントで締めくくられている。「これは、生きるか死ぬかの権力闘争だ」と。


☆ こうしたことも、中国5000年の歴史から見れば、とるに足らないことなのだろうが。
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「通」の視点

2017-08-13 09:49:25 | Weblog
☆ 朝日新聞「日曜に想う」、曽我豪さんのコラムが面白かった。

☆ かつての岸内閣の事例から、安倍内閣の「1強」「暗転」そして次を読み解いていた。

☆ 日米安保条約改定を前に岸首相が行った内閣改造。その狙いは何だったのか。

☆ ポスト岸の位置にあった池田を入閣させるにはどのような思惑があったのか。

☆ そうしたことがよくわかった。


☆ 池田を通して吉田茂の威光を利用するあたり、さすが策士だと思った。

☆ 曽我氏は、今回の安倍改造内閣を、祖父岸信介の事績になぞらえて解釈していた。特に池田氏の流れをくむ岸田氏の処遇について。


☆ 安保闘争と呼ばれる大混乱の内に、日米安保条約は1960年6月19日に自然成立、23日に批准。同日、岸は辞意を表明、7月15日に総辞職する。政権は、公選の末、岸から池田に移る。

☆ 歴史は繰り返すという。曽我氏は岸政権の「安保」を安倍政権の「憲法改正」に置き換えて解釈する。

☆ 安倍首相は今回、岸田氏を党政調会長に起用した。ハト派岸田氏に憲法改正の責任を共に担わせる思いからだろうか。

☆ 筋書き通りならば、憲法改正をごり押し成立させ自らは辞職、岸田氏に後事を託すというところか。

☆ 果たして筋書き通りに行くか。


☆ 曽我氏は、安倍氏の触手が他党まで伸びることを予想する。
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