じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「猟奇的な彼女」が好きだ

2017-08-20 22:13:59 | Weblog
☆ 韓国映画「猟奇的な彼女」は何度見てもその都度感動する。

☆ 主人公のキョヌはある夜、駅で酔っ払って電車にぶつかりそうになる女性を助ける。それが「彼女」との出会いだった。

☆ それからキョヌは彼女に振り回される。振り回されるも、だんだんお互いにひかれていく。しかし「彼女」は心に大きな傷を負っていた。

☆ やがて疎遠になる二人。大きな樹の下に手紙を埋め、時を置くことにしたが、それからがすれ違い。

☆ 離れれば恋しくなるのが世の常。そしてラストシーン。おもわずニヤリとしてしまうのだ。

☆ 脚本がうまいね。見事な構成だと思う。

☆ チョン・ジヒョン、かわいい。名曲「カノン」も美しい。


☆ 韓国映画と言えば、「シュリ」も良かった。愛してはいけない人を愛してしまった悲劇。せつないなぁ。水槽のシーンは日本映画「そのときは彼によろしく」を思い起こさせる。

☆ マイナーな映画だけれど「おばあちゃんの家」は良かった。小学生の主人公が田舎に住む耳の不自由な祖母と過ごす日々が描かれていた。おばあちゃんの愛情がじわじわと伝わってくる。

☆ 「シルミド」は考えさせられるなぁ。実話に基づく映画。韓国政府によって金日成暗殺のために集められた部隊が、政策の変更によって切り捨てられる話。彼らはやがて暴発する。最後の銃撃戦はすごい。

☆ 「ブラザーフット」も印象に残っている。戦闘シーンがすごかった。
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「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」

2017-08-20 21:46:27 | Weblog
☆ このアニメは年寄りには酷だ。ラストシーンは何度見ても泣ける。

☆ 仲良し小学生6人組。ある日、そのうちの1人が死んだ。

☆ 彼らは成長し、それぞれの高校へと進学。主人公の宿海仁太は受験に失敗し、ぐーたらな生活を送っていた。そんな時、亡くなった少女(ニックネームはメンマ)が幽霊となって現れたのだ。メンマ自身なぜこの世に舞い戻ったのかわからない。仁太は疎遠になった幼馴染を結集し、メンマが成仏できるように奔走する。

☆ ラストのかくれんぼのシーン。だんだん影が薄くなるメンマ。みんなの声にかすかに答える。「も~いいよ」

☆ 「secret base ~ 君がくれたもの ~」を背景に、最後の時が訪れる。

☆ もうこの頃には、鼻水流して嗚咽する。


☆ 「泣く」という行為にはカタルシス(浄化)があるという。心に溜まったさまざまなものを一気に涙で洗い流したいとき、この作品は好適だ。涙の後にすがすがしさが残る。
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小玉ユキ著「坂道のアポロン」

2017-08-20 11:10:03 | Weblog
☆ 時代は1966年。西見薫は父親の仕事の都合で横須賀から佐世保に転校してきた高校生。家柄が良く成績優秀な彼だが、学校の雰囲気に吐き気を催すような閉塞感を感じていた。

☆ 川渕千太郎は家庭に問題を抱え、家に居ても心が落ち着かない。喧嘩に明け暮れ、先生も手のつけられない不良だった。幼馴染でレコード店の娘である迎律子の家でドラムを叩くのが唯一の安らぎだった。

☆ 共に閉塞感を抱える彼らが、ジャズの魅力に取りつかれていく。

☆ 淡い恋心あり、大人の恋愛があり。学園紛争が激しくなっていく世相を交えながら物語が進む。

☆ クライマックスは文化祭だろうか。ささいなことで不仲になった薫と千太郎が演奏で心を通わすシーンだ。

☆ エンディングもいい。大人になった薫と千太郎が出会う。ここでもジャスの名曲が流れる。

☆ 佐世保の方言の味わいが何とも言えず心地よい。

☆ クラシックもいいけれど、ジャズも魅力的だ。
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新川直司著「四月は君の嘘」

2017-08-20 10:05:28 | Weblog
☆ 主人公は有馬公生。小学生時代、数々のコンクールで優勝したピアニスト。その彼が11歳でピアノをやめた。

☆ 彼は今、中学3年生。幼馴染の澤田椿、渡亮太とともに普通の中学生活を送っていた。

☆ そんな4月。彼の前に一人の女性が現れる。同じ中学3年生の宮園かをり。彼女はヴァイオリニストで、ピアノを弾けなくなった公生を再びピアノに向かわせる。そんなかをりには大きな秘密があった。


☆ 中学3年生の1年間を描いた作品。数々の音楽を背景に彼らは日々悩みながら成長していく。息もつかせぬテンポで作品にグイグイ引き込まれる。

☆ クライマックスの絵は躍動している。公生の心の怒涛がピアノの音に昇華し、いつまでも鳴り響いている。

☆ 「拝啓 有馬公生様・・・」で始まるかをりの手紙。ここで「四月の嘘」の真実が明かされる。「好きです、好きです、好きです」・・・涙があふれてしまう。

☆ 素晴らしい作品だった。

☆ この作品、三田誠広著「いちご同盟」からいくつか引用されている。「あたしの心中しない?」のセリフはグサッとくる。
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新しい技術のリスク

2017-08-20 09:26:56 | Weblog
☆ 車両を使ったテロが相次いでいる。

☆ 政治的・宗教的意図の有無を考慮しなければ、日本の秋葉原通り魔事件もテロと言えるだろう。

☆ 銃や爆発物あるいは化学兵器と違って誰にでも手軽に手に入る「モノ」だけに、模倣犯を含めて、今後の増加が懸念される。


☆ ところで自動車業界では自動運転技術の競争が激化している。

☆ 無人タクシーなどと言ったSF小説のようなものも遠からず実現しそうだ。

☆ スマートフォンやタブレットだって、宇宙大作戦(スタートレック)で見たのが初めてだったが、半世紀を経ずして実現している。この分では、レプリケーター(分子を再構成し、食べ物をはじめ大型機械まで複製するもの)やホロデッキ、転送装置も実現するかも。


☆ 心配なのは新しい技術はそれを利用する人によって善にも悪にもなるということだ。

☆ 「ブラックマンデー」という映画では、気球が大量殺戮のツールに利用された。

☆ ドローンは遠隔操作で、爆弾を運んだり、細菌兵器や化学兵器を噴射することもできる。

☆ 自動運転の自動車もプログラムを操作すれば、テロの武器となる。


☆ 包丁、ナイフだって使いよう。モノに意思はない。

☆ アメリカではその理屈で銃の所持も認められている。


☆ 新しい技術は生活を豊かにするが、リスクも増える。技術ばかりが先走るのは危険だ。ハードばかりではなく、それを利用する社会の仕組みなり個人の心構えなど、多面的な発展が必要だ。

☆ ルール作りが後回しになってしまうのが常だが。
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