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ネパール旅行 10月05日 アンナプルナ絶景 ポカラ滞在 5日目 サランコットへ

2012年11月30日 | ネパール旅行2012/09/24~
6時前、起床。
朝起きて窓からヒマラヤが見えるか覗くのが日課になっている。
今日は見えた。
カメラを持って屋上に上がる。
この眺めを待っていたのだ。
ヒマラヤの裏側まで見えそうだ。
天気予報があたった。
サランコットへタクシーで上がる事に決めた。
 

部屋に帰り、歯を磨いてトイレをして着替え、準備OK。
もう一度屋上に上がった。
男性客2人がいた。こんなラッキーな人達がいるのか!!!
私は5日間、この絶景を待った。これからサランコットにタクシーで上がると話した。

奥さんにサランコットまでのタクシー運賃を尋ねた、往復Rs.1500との事。片道は??
空G.Hを出てすぐにタクシー運ちゃんに声を掛けられた。停まっていた車をタクシーと気付いていなかったので驚いた。
サランコットまでの運賃を聞くと片道or往復かと尋ねられた。
片道も設定があるのだ! 片道で聞くとRs.700(\680)との事。
片道でお願いした。
6時25分になっていた。起床後30分であわただしかった。

30分後、サランコットの林道で、路肩にバス、ミニバス、車が連なって駐車しいた。その為、下って来る車とすれ違えず渋滞していた。
タクシーを下りて歩く事にした。早くヒマラヤを見たかったのだ。
アンナプルナI 8091mが見えた。初顔合わせである。レイクサイドからはサランコットが邪魔して見えなかった。
左からアンナプルナ・サウス 7219m、切り立った壁の右に低く見えるのがアンナプルナIである。
アンナプルナIが最も高いがポカラから最も奥にあるので低く見える。
 アンナプルナ・サウス&アンナプルナI
 

写真を撮っていると中国人が来て写真を撮っていった。
林道を見ると中国人が道幅一杯に大勢が下りて来た。
路肩に停まっているバスや車まで歩いているのだろう。
中国人で溢れていた。200人では利かないのではないか?

林道を15分ほど歩くと子供がこっちだと言っていた。見ると「WAY TO SARANGKOT」と道標があった。
子供に言われなかったら通り過ぎていた。
 

サランコットの東尾根はヒマラヤの眺望が素晴らしい。
土産物屋や茶店を併設した店が点在している。
西欧人カップルが茶店でお茶しながら景色を楽しんでいた。
 サランコット東尾根
 

マチャプチャレ(三角山)の右側(東側)にあるアンナプルナIII 7555mも初顔合わせである。
 

今、7時過ぎである。
サランコット東尾根からアンナプルナ・サウス、アンナプルナI、マチャプチャレ、アンナプルナIII、アンナプルナIV、アンナプルナIIまでは、はっきりくっきり見える。
だが、それより東は逆光で霞んでいる。
東にあるマナスルも霞んでまったく判らない。
 サランコット東尾根からの全景
 

8時前、狭い林道を横切った、サランコット鞍部である。水田があり、上を見上げるとホテルが見え、頂上の展望台は見えない。
水田を通り抜けると狭い林道で出た、頂上には直登できないので狭い林道を南に行く。
先ほど見えたホテルはレイクサイドから見えているホテルで南稜線の登り口になっている。
南稜線、大層に書いているがセメントで固めた階段で、土産物屋や茶店が並ぶ、急な階段を手すりにすがり登った。

サランコット・ヒルの展望台に着いた。タクシーを降りてから1時間30分が経っていた。
名称がサランコット山ではなく、ヒルHill丘とは!!! 標高1592mですら丘だそうだ。
日が昇るにつれて空の色は真青になってきた。
ヒマラヤの絶景である。これを見たさにポカラに来たのだ。すごいの一言である。
 ヒマラヤ全景
 

 ダウラギリ 8167m
 

 マナスル 8163m (左峰)、ピーク29 7893m(右峰)
 

素晴らしいヒマラヤを眺め、写真を沢山撮った。
しかし、撮った写真を見たがこの目で見たヒマラヤと違う。ブログにアップする写真を選ぶのに苦労する。
昔の話になるが、学生の頃、日本の山を歩いていた、北アルプス、南アルプスの梅雨明け時期に今日の様な晴天になる事が多い。それに出くわして持っていたカメラで山を撮った。現像にだしてその時の写真を見て大いにがっかりした。記憶にある景色とあまりにも違った。写真に撮らないほうがいいと考える様になり、それ以降、カメラを持たなかった。従って、それ以降、国内旅行、海外旅行を多くしたがまったく写真が残っていない。2004年ごろからの海外旅行にデジタル・カメラを持って旅行する様になったが、建造物が中心で風景はやはり苦手である。

西欧人親子が記念写真を撮っていた。お父さんがヒマラヤをバックに娘2人とガイドを撮っていた。私も撮ってしまった。
お父さんに私も撮ってくれと頼み、カメラを渡した。
  

1時間ほど展望台にいて後にした。
サランコットの西尾根が綺麗に見えた。この尾根筋にノーダラまで10kmほど林道が走っている。滞在中に歩きたいと考えている。
 サランコット西尾根とダウラギリ
 

展望台を下りてホテル前の林道を横切り下る。
一昨日のサランコット行きの最終到着地の幼稚園が見えた。
ジグザク道を下りて高度を下げる。
パラグライダーの離陸地を抜け林道に出ると、日本人シニアグループと出合った。
挨拶して幼稚園まで一緒に話しながら歩いた。彼らもポカラに10日間ほど滞在するそうだ。
4日前日本食レストラン「たべものや」で会った10人グループの様だ。
 

9時30分ごろ、幼稚園前の駄菓子屋レストランに入った。朝食を取っていなかったのでヌードル・スープを食べた。
幼稚園に行く前に親を連れて菓子を買いに来る子供が多い。
    

駄菓子屋レストラン脇からフェワ湖側に下った。一昨日の逆コースを歩く。
体力がまだ残っていたので歩いて下る事にした、駄目ならピックアップトラックに乗ればよいと考えていた。
民家が点在する村中を下る。親に連れられ幼稚園に行く子供が見掛けた、スクール?と話し掛けると親がそうだと返ってきた。
 

尾根道を何ヶ所かで林道が横切り、その林道から東を見るとマナスルの東にある山も見えていた。
 

アンナプルナIIとラムジュン・ヒマールをバックにパラグライダーが空を飛んでいた。
さぞかし絶景が望めている事だろうが、恐くてパラグライダーなんかに乗りたくない。 
 

見通しがきく尾根の終りに茶店があり、休憩した。
フェワ湖、レイクサイドが見渡せ、下り切って歩く湖畔の道も見える。
西欧人カップルが下って行った、追い越されてしまった。
  

この茶店から湖畔の村まで鬱蒼とした森を下る。
途中、西欧人カップルに追い越された。
地元の祖母さんと孫2人が休憩していた。
何か甘い物を欲しいと子供が言ってきたが、無いと答えながらデイバックのポケットを見ると飴1ヶ出てきた。
子供2人に飴1ヶとは!!! 仕方が無い1ヶやった。次に空のペットボトルをデイバックに差していて、それをねだられた。
 

膝が笑い辛い、やっとの思いで川原に着いた。これで急な下りはない。
大きな石ころを敷き詰めた村道を、膝に力が入らずにガクガクしながら歩いた。
西欧人男性が1人で登って行った。
登山口の湖畔道路に着き、角の店屋でコーラーを飲んで休憩した。

 コースタイム(サランコット南尾根ルート)
   上り  登山口 → 川原(登り口) → 茶店 → 幼稚園 → 展望台
                        1時間  1時間40分
   下り  登山口 ← 川原(登り口) ← 茶店 ← 幼稚園 ← 展望台
             20分         25分    45分     30分

コーラーを飲み休憩すると、また歩く気力がわいて来た。
湖畔沿いの道路を歩く、膝の力も少しは戻って来た。
振り返ると下って来たサランコットの南尾根が見えた。
 サランコット南尾根
 

パラグライダーのランディングを見かけた。
上空でグルグル回りながら高度を下げ着陸を待っている。
場所は、ウォーター・フロント・リゾートの湖寄りの草原である。
    

ウォーター・フロント・リゾートの横にあるレストランでフェワ湖を見ながら休憩する為に入った。
食べ物があまり無かったのでビールだけにした。
フェワ湖は逆光になってよく見えなかった。

途中、日本食レストランでラーメンを食べて、G.Hに戻った。14時になっていた。
シャワーを浴びてゆっくりした。

夕方、今日は雨にならなかった。
イタリア・レストランでピザとビールにした。
ここのピザは旨い。
私は手で持って食べているが、横の西欧人シニア夫婦はナイフとフォークで食べていた。
ピザをナイフとフォークで切り分けた後は手で食べるものと思っていたが、ナイフとフォークで折り畳んで口に運んでいるのを見て驚いた。
日本では切り目を付けて出て来るのでナイフとフォークは、まったく必要ない。
でも、西欧人の食べ方を見て目から鱗であった。

バスタブにお湯をはり風呂に入った。ほっとする時間である。


 今日の歩いたルート
 

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