いつか海外暮らし!

旅行が好きで若い頃は国内旅行、今は海外旅行、いつか海外で暮らしたい。

カンボジア旅行 3月12日 バッタンバンへ

2012年04月29日 | カンボジア旅行2012/03/05~
5時、起床。

今日は、トンレサップ湖をボートで渡り、バッタンバンに行く。
6時にピックアップに来る。

朝早過ぎてG.H.の朝食を取れないので、買い置きしていたマンゴーを食べた。
バックパックをパッキングして部屋に忘れ物はないか確認してフロントへ行った。
フロントのカウンターにキーを置いた。チェック・アウトはこれで終わりだ。
私のキー以外に2ヶが置かれていた、アンコール・ワットに朝日を見に行っているのだろう。残念ながら天気が悪い。
誰もいないのかと思っていると、フロント前の外にガードマンが座っていた。
6時きっかりにワンボックスカーが停まった。
運転手が入って来て、チケットを見せた。仕草で車に乗れ!と言っている。
次のG.H.に向かい、2組の西欧人をピックアップした。
シェムリアップ内を回り、地元民2人を拾った、のんびりしているが7時発のボートに間に合うのか?
シェムリアップ川をトンレサップ湖に向い、プノン・クロムという小さな山の登り口を通過した。
ここから先は、トンレサップ湖の中を走る道であった。雨季の時には両側に水面があるのだろう。
間もなく、造成中の駐車場に着いた。
車に物売りが集まって来た。
みんなについて行くと大きく四角に掘り込んだ船着場があった。
  船着場風景                              船着場とプノン・クロム
  

鉄製スロープを下りると桟橋に小さなテーブルがあり、職員にチケットを見せるとボートを指差された。
それがバッタンバン行きボートであった。
 バッタンバン行きボート      プノンペン行きボート
  

出発時間の7時をとうに過ぎているが、ボートは出発しそうにない。
地元人が桟橋で食事をしている、ご飯と焼き魚であった。
桟橋から下を見るとキッチン船がいた。
 キッチン船
 

駅弁売りの様に首から提げた物売りがフランスパンを持っていたので値段を聞くと2,000リエル(42円)と言われた。
市場であれば、2,000リエルで24本のフランスパンが買える。
1,000リエルを出して値切ろうとしたが駄目であった。結局、買わなかった。

観光用木造ボートの子供にカメラを向けると嫌そうな顔をされた。
 

8時前に大勢の西欧人が桟橋に着いた。
この連中を待っていた様だ。
掘り込んだ船着場から水路を通ってトンレサップ湖に向った。
すぐにトンレサップ湖に出た。
トンレサップ湖上に水上生活者の筏が点在していた。
 水上生活者の家屋筏
 

岸から離れ、湖上をボートが激走する。水飛沫が掛かるので水避け幕を引き上げた。
30分も走ると対岸が見えて来た。
両岸が迫ってきて、川の河口の様だ。
 河口付近の水上生活者の家屋筏
 

河口をさかのぼるっていくと、水上生活者の家屋筏が増えて来た。商店もある。
 商店
  

川幅も狭くなり、家屋筏が密集して来た。
この辺りでおばあちゃんと子供が降りた。
  

河口から20分ほど入ったところに高床式?お寺が見えた。
雨季にはあそこまで水が来る様だ。
 

益々、川幅はせまくなる。  
 

ボートが川の真中で止まると小船に乗った客が近付く、また小船が近付き下船の乗客を乗せ、遠ざかって行く。
どのような合図でやり取りしているのだろうか? 
 小船
  

河口から1時間30分ほどの所でしっかりと土地があるが、ここも雨季には水面下になる様だ。 
 

ボートの乗客は、3~4人の現地民以外は西欧人と私だけである。
全員で20人ほどだろう。荷物もあるので混んでいる感じであった。
船首にたばこを吸いに出てそのまま座り込んで川風景を見ている人、屋根に上がったままの人とさまざまであった。
 運転席後からの川風景 
 

11時前にボートのスタッフが飲み物を売りに来た、缶ビールUS$1(84円)があったので買った。
まだ昼になっていなかったがボートにトイレもあり、缶ビールを買った。
缶ビールを飲み終わった頃、商店に着いた。
ここで休憩の様だ。商店に入ると奥は食堂になっていた。
ボート客の2組が食事を注文していたが私はクッキー1,000リエルで買った。
 商店&食堂
 

フランス人?親子3人組が私の前に座っていた、娘は30歳代だろう。
娘と父親はボートの屋根に上っていたり、リキュールを客に薦めたりしていた。
その親子が静かにしているので何をしているのか?と見ると、数独(ナンプレ)であった。
私がじっと見ていると娘が「スウドク」と言ってにっこりした!!
数独が世界的にも有名なパズルだとは聞いていたが、西欧人が一生懸命している姿を見るのは初めてだった。

この辺りの水上生活者は船で暮らしていた。
  

水上生活者の船が陸に上がったのが目立つ。雨季に水位が上がった時、この船は水面に浮かぶのだろうか。 
 

水上生活者の船も無くなった。
川が小さく蛇行し見通しが利かず、川幅も狭い為、ボートの衝突を恐れゆっくりと走る。
乾季に所要時間が1~2時間長く掛かるのが理解できる。

川らしく両側に堤防がある風景に変わった。
 

子供達が水浴びをしようとしていた。
 

14時にバッタンバンに着いた。シェムリアップから6時間の船旅であった。
水上生活者の生活を少しだけ見た様に思う。
日本にも1960年頃まで水上生活者がおられたそうだ。テレビで見た様な気がする。
 バッタンバン船着場
 
 
  シェムリアップからバッタンバンまで道路が良くなり、シソポン経由で3時間で来れるそうだが、ボートで来るのをお薦め!!!
 

船着場からホテルまで距離にして1km程度なので歩いた。
地球の歩き方のバッタンバン市街地図をコピーして持って来た。
候補ホテルはロイヤルとしていた。
遠回りしてしまい20分ほどでロイヤルに着いた。
フロントに大勢の西欧人がチェックインを待っていたので、ホテル前のレストランで先に食事をする事にした。
メニューでヌードルを捜しているとローマ字で豆腐と書いた豆腐スープ・ヌードルを見付けた。
豆腐スープ・ヌードルUS$2(168円)と缶ビールUS$1を頼んだ。
豆腐とは、日本の厚揚げの1/3ほどの暑さで、中の豆腐の状態を保つ部分が少なく不味かった。
野菜と米粉麺でまあまあであった。

レストランからホテルが覗け、ホテル前にはトゥクトゥク&バイタクの運ちゃんが屯していた。
フロントもすでに空いていたのでホテルへ行った。
シングルルームが空いていなかったので、仕方なくツインルームを見せて貰った。
2階の正面の部屋でホットシャワー、エアコン、テレビ、冷蔵庫付きできれいな部屋だ。
宿泊費を聞くと探る様にUS$15(1,260円)と言ってきた。朝食付きかと尋ねると無しとの事。
US$12と値切ったが、何か言い訳めいた事を言ってUS$15は安いと断わられた。
探る様な言い方をするお前が悪い、私は部屋を見てUS$15は安いと思っていたのだ。
チェックインした。15時になっていた。

街の散策に出掛けた。
ホテル・ロイヤルは市場の裏手にあり、市場横を通り川に出た。
 市場
  

サンカー川沿いの風景がいいと古いガイドブックで読んだ事があるが期待はずれであった。
橋の向こうにがシェムリアップからのボート船着場が見えた。
サンカー川を歩いて渡る人を見かけた。浅いのだ。
 サンカー川
  

 街並み
  

30分ほどの散策でホテルに戻った。
予定ではバッタンバンで2泊するつもりでいたが、明日、プノンペンに向う事にした。
フロントに明日朝9時のプノンペン行きバスチケットが欲しいと依頼し、掲示されていた時刻表で確認した。
バス代US$5(420円)で、ピックアップが8:45との事であった。
後払いでチケットもくれないので予約が完了したのか不安であった。

バッタンバンは居心地が悪そうだ。
部屋代交渉時のフロントの探りを入れる様な仕草やトゥクトゥク運ちゃんのひそひそ話しに違和感を感じた。フレンドリーなシェムリアップの住民に対し、バッタンバンの人は明らかに違う。
リラリゾG.H.スタッフにバッタンバンに行くと話すと驚いた様に「何しに行くのか?」と言われ、私が引いてしまうと「観光か?」「そうだ!」という会話になった。なぜ???
バッタンバン周辺はポルポト派が最後まで抵抗した地域だと、後で知った。

部屋をエアコンで少し冷やして天井ファンをゆっくり回し昼寝した。

昼食が遅かったので19時ごろ夕食に行った。
ホテル前レストラン以外には近くにレストランが無い、仕方なく行った。
トムヤム・マッシュルームUS$2.75(230円)と缶ビールUS$1にした。
味はまあまあであった。

近くの雑貨屋で水1リッターUS$0.5と缶ビールUS$1を買って部屋に戻った。
ビールを飲みながらテレビでNHKワールドを見た。

21時、就寝。

カンボジア旅行 3月11日(2) シェムリアップ滞在 裏門からアンコール・ワットへ

2012年04月26日 | カンボジア旅行2012/03/05~
西参道、西塔門&ゾウの門、経蔵

第二回廊北楼門から第一回廊を覗いた。奥に第一回廊基壇上に建つ経蔵が見えた。
 第一回廊基壇 
 

第一回廊基壇を横切り、第一回廊北楼門へ行った。
第一回廊は二重になっている。内側回廊(写真左)は広く天井が高い。その内側の壁面にはレリーフがある。
外側回廊(写真右)は狭く天井も低い列柱の回廊がある。
 第一回廊
  

一番下の基壇から第一回廊の列柱回廊が見える。
 北側第一回廊                            
 

一番下の基壇を一周する事にして西塔門テラス側に回り込んだ。
 西塔門テラス、聖池&西参道
 

正面の西塔門テラスが修復工事中の為入れないので、第一回廊西塔門横の両楼門から第一回廊に観光客は入っていた。
 第一回廊西塔門南楼門
 

ゴルフウェア着て襟を立てている東アジア人がいたので写真を撮った。
昔、日本のゴルファーにもベージュ色のスラックス姿でカウボーイハットをかぶった姿で関西空港で大勢見掛けた。
タイのバンコクへゴルフをしに行く連中である。
ゴルフ場で見掛けるのは当然であるが、それ以外の場所でのゴルフ姿で襟立ては考えものである。
 

西塔門テラス前から南に廻った。
第一回廊の列柱の回廊が外から見える。 
 南側第一回廊
 

大きな木の下で西欧人が休憩していた、私も座って休憩した。
ベンチが有るわけでもなく、大き目の石に腰掛けた。
しかし、大きな蟻がいた、G.H.の部屋に蟻を持ち帰るのが嫌で立ち上がった。

基壇の欄干越しにお寺が見えた。
その横に南門への道があり、その道を歩いた。
 南門への道
  

南門の中に入ると祭壇があった、ご神体は? 屋根裏から大きい太い木の根?蟻塚?があった。これがご神体であっる。
女性2人が清掃し、水瓶に水を補給していた。
環濠側に出て見た。
環濠越しにシェムリアップへの道が見えた。
いつもは逆の風景を見ている。シェムリアップから来ると環濠に突き当り、環濠越しにこの南門が見えるのだ。
 南門                                  周壁
  

中央祠堂&第三回廊への入場も空いてきただろうと第二回廊まで上った。
第三回廊への階段には誰も並んでいなかった。
12時5分前であったので、昼休みでクローズされるのか?と心配になった。
登り口に行くと職員に帽子を脱いで下さいと言われただけで入場できた。
帽子を脱いでハシゴの様な階段を登った。

第三回廊は、左回りの順路があり、それに沿って見学した。
 北門方向
 

やはり、西参道、西塔門&ゾウの門、経蔵を振り返る景色が最もいい。逆光にもならず、きれいに見えた。
 西参道、西塔門&ゾウの門、経蔵
  

中央祠堂は近付き過ぎてよくない。
 中央祠堂
  

 東門方向
 

第三回廊で30分ほど見学して、急な階段を降りた。
仮設階段を設置して、遺跡の保護と誰にでも上り下りできる様にしたのだろうが、予想以上の日本人、韓国人&中国人観光客で規制せざるを得なくなったのだろう。
 仮設階段                                5年前の階段
  

東門まで戻ると東門横で10人乗りほどの電気自動車が停まっていた。
フロントガラスに大きなハングル文字が目に付いた。
何と書いてあるのか理解できないので何とも言えないが、想像するに電気自動車のスポンサーに韓国がなっているのだろう。
ハングル文字を見て、西欧人の多くは何に?模様?または無視するだろう。
アジア人の多くは文字だがどこの文字?またはハングル文字 朝鮮語と知っているが読めないし意味が分からないと反応するだろう。
ハングル文字の下に英語を添えれば、ほとんどの人が解るのに? 
ハングル文字を認知して欲しいのであれば、下にKoreaだけでもいい。ハングル文字を使うのは韓国、北朝鮮、中国朝鮮族であるが!
ハングル文字だけでは独善的過ぎる。
嫌味で運ちゃんに「Only Korean?」と言ってやろうかと思ったが、運ちゃんはカンボジア人だし止めといた。

 

レンタサイクルで来た道を戻った。
自転車タイヤの空気が減っている為、ペダルをこぐのに力が要る。
来る時はエクササイズで良かったが、今は疲れてしんどい。
タイヤに空気を入れたいが、周りは森だけだ。
アンコール料金所まで戻れば、空気入れがあるだろうと期待した。
しかし、チケット・チェックの女性スタッフにジェスチャーで尋ねたが無かった。
女性スタッフも、がに股で、手でポンピングする姿で、1マイルと言ってくれた。
1マイルとは、何kmか?1km以上かと考えながらペダルをこいだ。
自転車屋があるのだろうか?
5分ほどで空き地にコンプレッサー&タンクが置かれているのを見付けた。
誰もいなかった。コンプレッサーも動いていない、タンクに圧縮空気が溜まっているのだろう。
近くの屋台に聞いてみると、樹の下で昼寝をしているにいちゃんを呼んでくれた。
いとも簡単にタイヤに空気が入った。料金1,000リエル(21円)であった。

途中でアンコール国立博物館に寄る事にして、その前に昼食にした。
博物館前のレストランに入り、ヌードル・スープUS$2.5(210円)とアンコールビール大US$2.5(210円)を取った。
14時になっていた。
ビールを飲みながら小説を読み、少しゆっくりした後、アンコール国立博物館に行った。
チケット売場でチケットをUS$12(1,000円)で購入し、日本語パンフレットを受取った。
館内は撮影禁止の為、ディバックを預けた。
「千の仏像」ギャラリーは、カンボジアの仏像を集めた部屋で壁面に造ったくぼみ(壁龕)に小さな仏像が置かれ圧巻であった。
照明が工夫され博物館というより美術館の様であった。

16時ごろ、リラリゾG.H.に戻った。
今日のアンコール・ワットは最高であった。
午前中の裏門からのアンコール・ワットは、初めての経験で逆光にならず、美しく見えた。
2度目のアンコール・ワットや、どうしても午前中の見学になった場合は、裏門(東門)から入り、西塔門正面に抜ける順路をお薦めである。
シャワーを浴びて缶ビールを飲んだ。
「蒼穹の昴」がもうすぐ読み終わる。

20時ごろ、フリーダム・ホテルのレストランに夕食に行った。
エビ、イカ入り野菜炒めUS$3とアンコールビール小US$1.5を注文した。3度目の同一注文である。
注文をして小説を読んでいると足を蚊が刺した。
テーブルクロスで扇風機の風が届かないからだ。
ウェートレスに蚊がいると言うと床置きの扇風機を持って来てくれた。
お蔭で、ゆっくり食事ができた。
東南アジアを旅行する時は、蚊取り線香を持ち歩き、ホテルやG.H.の部屋では、真っ先に蚊取り線香を焚いた。
しかし、リラリゾG.H.では蚊がおらず、油断していたのだ。
オープンエアのこのレストランで半ズボンでは虫除けスプレーを掛ける必要があるが、それを忘れたのだ。
支払いがUS$4.5であったがUS$5を渡し、ウェートレスにつり銭をチップとした。

小説を読み終え、G.H.の本棚に入れた、代わりに本多 孝好著「正義のミカタ」を選んで取った。2冊置いたのだから1冊ぐらいいいだろう。

23時、就寝。

カンボジア旅行 3月11日(1) シェムリアップ滞在 裏門からアンコール・ワットへ

2012年04月24日 | カンボジア旅行2012/03/05~
アンコール・ワット(東門より)

6時30分、起床。

8時ごろ、ハンモック・カフェへ朝食に行った。
長期滞在のシニア男性が座っておられ、その人のテーブルに私も座った。
醤油のペットボトルを持っているのを見掛けた事があり、一度話をして見たかった。
今も醤油を持っていたので、何に掛けるのですか?と聞くと豆腐に使うと言われた。
カンボジアに豆腐が帰るのか?と聞くと、チューブ入りの豆腐との事。
タイで見た事がある、私が見たのは日本からの輸入品であった。
ここには長いのですか?と尋ねると2ヶ月目になると言われたので、カンボジアのビザは1ヶ月滞在ですね!!
リラリゾG.H.にお願いしてビザを取って貰ったと言っていた。
北海道在住の方で、「雪が降り、雪が積もると屋外では何も出来ないんだよ!」と実感がわく言い方をされた。

今日の朝食は焼き飯であった。のどが詰まりそうだ。
コーヒーのおかわりを貰った。

昨日、1日延泊を依頼しツインルームしか空きがなかったので、今日、その部屋に変わらなければならない。
マネージャーにその段取りを尋ねると、部屋の調整が付いたので変わらなくてよいとの事であった。
明日朝早いチェックアウトなので、早めに精算して欲しいと言われ、今精算する事にした。
宿泊費6泊US$54、観光バイタク代US$16(小回りコースUS$12、夕日鑑賞US$4)、トゥクトゥク代US$36(ベンメリア&ロリュオス遺跡群)、ボート・チケット代US$25(バッタンバンへ)、トータルUS$131(10,970円)であった。
クレジットカードVISAでの支払いが可能であったのでVISAカードで支払った。手数料も掛からないとの事である。

アンコール遺跡群の郊外にあるプノン・クレーンとクバール・スピアンに、川の水中の岩に彫刻がある遺跡があり行きたいと思っている。
しかし、そこへのアクセスが問題で二の足を踏んでいる。
プノン・クレーンは、トゥクトゥクでは行けず、バイクタクシーor車チャーターとなる。バイタクで1時間30分は体力的に無理である。車チャーターは私1人では高く付く。
クバール・スピアンは、トゥクトゥクでUS$35で行けるが下車して40分歩かなければならない。
今回はパスしよう。

9時30分ごろ、マネージャーにレンタサイクルを借りた。
どこに行くのか?聞かれ、アンコール・ワットと答えると有料の自転車置き場があるのでそこに預ける様に言われた。
気を付けて行って下さいと言われ出発した。

国道6号線を西に行くとすぐにシェムリアップ川があり、橋を渡る。この橋は一方通行になっている。
橋を渡るとロータリーになっていて、右折(北)すると公園が広がる。
 公園内の寺                              シェムリアップ川に掛かる橋
  

アンコール・ワットへは、そのまま公園を通り抜けて北に向かう。
街外れ近くの大きなスーパーマーケット前の屋台で500ml水を買った。1,000リエル(21円)であった。
遺跡観光中に買った500ml水は2,000リエル(42円)であり、遺跡付近で買えば高いのは当然の話である。
しかし、これ以降、500ml水を買う時は値段を聞かず1,000リエルを渡して去る様にした。

アンコール料金所でチケット・チェックを受けた、3日券の3日目にチェックを入れられ通過した。
 料金所付近のアンコール・ワットへの道
 

西欧人の自転車に追い越される。
自転車タイヤの空気が減っている為、ペダルをこぐのに力が要り遅いのだ。
エクササイズのため、空気を入れなかった。
シェムリアップに着いて、真っ先に散髪をして髪の毛が短くなった。すると顔がむくんで見えるほどふっくらとしていて大変驚いた。
旅行の目的の1つに体重を下げる事だ、いつも2~3kgは減量できる。
しかし、今回シェムリアップで楽をしているので駄目か!!!

シェムリアップからの道は、アンコール・ワットの環濠に突き当る。
突き当たった所から環濠越しに南門が見えた。
G.H.からここまでレンタサイクルで40分であった。
 環濠越しの南門
 

環濠に突き当り、左に行けば西参道正面、右に行けば?? 多分、アンコール・ワットに入れるだろう?
いつもの様に西参道に行けば見慣れた風景が見られるが、太陽も逆光となりアンコール・ワットも美しく見えない。
今回は、行った事のない右に行く事にした。
環濠沿いに道路があり、環濠の写真を撮りながらレンタサイクルのペダルを踏む。
環濠を渡る参道が見えてきた。
 南門前環濠                              裏門(東門)への参道(環濠を渡る)
  

舗装道路から土道に変わり参道に向う、マイクロバスや車が出てきた。
チケット・チェック所があり、その前に跳ね上げ式ゲートがあった。
車、自転車はここまでだ。
 チケット・チェック所
 

売店屋台があり、その横にレンタサイクルを置かせてもらった。
お礼代わりにコーラーUS$1を買った。
椅子に座りコーラーを飲んでいると女の子が絵葉書を売りにきた。
絵葉書US$?と呪文の様に繰り返していた。
齢はいくつ? 3歳か?と尋ねると、おばちゃんが5歳、この子小さいの!!と返って来た。
カメラを向けるとポーズを取った。
別れ際、「チップ!」と言って1,000リエルを渡そうとすると、きょとんとされ、おばちゃんが「ティップ!」と言うとニッコリとして受け取ってくれた。
 絵葉書売りの子供
 

チケットを見せてゲートを潜る。
環濠を渡る参道を行く。
 参道
 

東門が見え、西欧人団体客がいた。
 東門
  

東門が崩れそうなので見学順路は東門を迂回している。
私は立ち入り禁止で無かったので東門を通り抜けた。
 東門からの中央祠堂
 

東門から参道を進む。
見掛けるのは西欧人観光客が多い。
西塔門正面からアンコール・ワットに入ると遺跡公園という感じであるが、東門からは遺跡に来たのだ、大きな違いを感じた。
 東門参道からの中央祠堂
  

中央祠堂や祠堂が大変近くに見える。
 アンコール・ワット中心部
 

アンコール・ワット中心部の基壇にあがる。
基壇は高さ2mほどで基壇上に石造寺院が建っている。周囲にはナーガの欄干が続く。
 ナーガの欄干が続く基壇
 

基壇部から東塔門と第一回廊が一段高いところにある。
第一回廊の基壇部の横線(刳り形)が印象的である。
 東塔門と第一回廊 
 

東塔門には階段がなく、横の楼門の階段を上がり、第一回廊の基壇上に立った。
第二回廊の楼門と急勾配の階段が見える。
 第一回廊の基壇上 
 

急勾配の階段を上り、楼門を潜ると祠堂と第三回廊が仰ぎ見られた。
 

第三回廊へは、入場制限しているのか? 長蛇の列が出来ていた。並んでいるのは韓国人が大半であった。
第二回廊で出来た影には、中国人が大勢座っていた。
東門(裏門)から一緒だった西欧人団体さんもこの中に入れば、どこにいるのかまったく目立たない。
第三回廊に上がりたいが、この長い列に並ぶ気はしない。
団体客が並んでいるのだろう。団体客がいなくなると空く。
今、11時だ、12時になれば空くだろうから、他を散策する事にし、第二回廊北側に行った。

カンボジア旅行 3月10日 シェムリアップ滞在

2012年04月22日 | カンボジア旅行2012/03/05~
6時30分、起床。

7時にマーケットに行った。
カンボジア語でプサー・ルーというが、英語表記ではガイドブックには「マーケット」とある。
オールド・マーケットやサマキ・マーケットの○×△・マーケットの○×△の名称がないマーケットである。
シェムリアップで最大のマーケットであり、バイタク運ちゃんにマーケット、ビッグ・マーケットで通じる。
マーケットはリラリズG.H.から歩いて5分ほどにある。
 国道6号線 朝の風景
 

マーケット正面付近でフランスパンを売っていた。
客が来ていて、袋を両手で広げ、フランスパンを入れてもらっていた。
袋に多分12本入った、1,000リエル(21円)を払っている。
フランスパン1本が、なんと2円だ。これがシェムリアップの庶民の物価である。
私も1,000リエルを渡すと、袋を渡そうとしたが、私はフランスパン1本を抜取った。
フランスパンを千切って口にいれ歩いた。
マーケットを正面から入った、魚や肉が売られていた。
 マーケット正面
 

マーケットを通り抜け、裏手に廻ると野菜を売っていた。
ここではパイナップルも野菜である様だ。
 

ただ野菜を並べて客を待つだけでは能がないと思ったのか?
野菜をカットして2~3種類の野菜ミックスを大ざるに入れている。
まな板が有るわけでもない、左手にニンジンを握り、右手のナイフで空中でカットしている。
 野菜ミックス                              生姜スライス
  
 生きた鶏
 

マンゴーを買った、US$1で3ヶであった。

私がカメラを首にぶら下げいたので、バイタク運ちゃんが取って欲しそうにしたのでカメラを向けた。
 

G.H.への1ブロック手前を曲がった。
新しい中国人街だ。間口が狭く奥に長い店が並ぶ、壁に赤い札が貼られている。
このブロックの奥にホテルがあり、ホテル前に観光バスが停まっていた。
中国系ホテルの様だ、フロントに入ってみた、中国人が多くいた。
その中にタイ語が聞こえてきた、タイ人も泊まっているんだ。
西の目の前にリラリゾG.H.であった。
45分ほどの朝の散歩であった。

遅めの朝食に行った。
名古屋から来た女子学生2人と相席になった。
名古屋からバンコクへ、バンコクから飛行機でシェムリアップに来たと言っていた。
バンコクから飛行機で来た事に引け目を感じている様な言い方であった。
ここで出会ったみんなにバンコクから来るならシェクリアップ行きのバスでしょうとでも言われたのだろうか!!

バンコクからのシェムリアップ行き飛行機は、今でもバンコク・エアウェイズが独占的に運航する権利を得ている為、運賃は高めの設定をしている。往復3万円弱だろう。
私の今回の関空-シェムリアップ往復が4.5万円と比較すると如何に高いか分かる。
格安航空会社エアアジアはバンコク・エアウェイズの利権の為、バンコク-シェムリアップ航路をもっていない。バンコク-プノンペンには就航していて半値の1.5万円である。
私は、10年前にシェムリアップからバンコクへの帰りにバンコク・エアウェイズを利用した事がある。日本人スチュワーデスが乗っていたのに驚いた。
今でも日本人が多いのだろうか? 少なくとも今回リラリゾG.H.に泊まっている若い人はベトナムのホーチミン経由でシェムリアップに来ている人が多かった。

今日の朝食はフランスパンと卵焼きであった。卵焼きに玉ねぎが入っていたのでオムレツである。玉ねぎが入っているだけでおいしく食べた。
女子学生が、遺跡巡りも良いが、ここでハンモックに揺られているのもいいと言っていた。
私もハンモックに寝て見た、これはいい。
今日はハンモックで小説を読もう。

フロントにミネラルウォーター・サーバーが設置されており自由に使う様になっていて、ペットボトルに入れて使っていたが、今日は水が無くなっていた。
マネージャーに水が無い事を伝え朝食に行っていたのだ。
朝食を取っている時、スタッフが水を補給していたので、朝食後ペットボトルに再トライしたが水が出ない。市販の飲料用水を更に濾過している為に、まだ出てこないのだ。
マネージャーが、しつこい人と思ったのか水500mlペットボトルを私に手渡した。そんな積りではなかったのに!!!

マネージャーに明日もう1泊したいと伝えるとツインルームなら空いているとの事でツインルームをお願いした。
次に明後日のバッタンバンへのボートチケットが欲しいとお願いすると今乾季だから運行していないかも知れないと電話で確認してくれた。
運行していて、チケットが取れた。チケット代US$25(2,100円)、朝6時に迎えに来てくれる。
これでシェムリアップ以降の旅行が前に進む。ここで沈没しそうだった。

文庫本「蒼穹の昴」第3巻を読み終え、本をG.H.の本棚に入れた。
手持ちの本も第4巻だけになり、本棚の本を物色したが適当なのがない。
「蒼穹の昴」第4巻を持って、ハンモック・カフェへ行きハンモックに寝た。
ハンモックに寝ながら小説を読んだ。
11時ごろには、スタッフに缶ビールを頼み、ハンモックに寝ながら小説を読みながらビールを飲んだ。

昼にはフリーダム・ホテルのレストランでチキン入り焼きそばとアンコールビール小を取った。

昼からは暑いので部屋で過ごし、15時ごろからまたハンモックに揺られた。
スタッフに缶ビールを頼み、ハンモックに寝ながら小説を読みながらビールを飲んだ。

夕食にまたフリーダム・ホテルのレストランに行った。
チキンカレーUS$3(250円)とアンコールビール小US$1.5を頼んだ。
食事が終わって、支払いになって請求書を見るとビールがUS$1.75となっていた。
ウエイターにUS$1.75を指差した、「高いのか?」 そうだ。
US$1.5と訂正した請求書を持ってきたのでUS$4.5(380円)を支払った。
請求書の合計金額しか見ていないと思われている様だ。
このレストランは、時々せこい事をする。

部屋でウイスキーをちびちび飲みながら小説を読んだ。
明日には読み終わってしまいそうだ。

22時、就寝。

カンボジア旅行 3月09日 シェムリアップ滞在

2012年04月20日 | カンボジア旅行2012/03/05~
7時、起床。
冷蔵庫に冷やしておいたマンゴーを食べた。
マンゴーには平たい大きな種?があるので、それを避けてナイフを入れ、2つに割る。
皮付きの状態でナイフでサイコロ状にして、かぶり付いた、旨い。

2日連続遺跡巡りで疲れたので、今日はリラリゾG.H.でゆっくりしよう。

マンゴーを食べたので遅くにハンモック・カフェに朝食に行った。
朝からインスタント麺のラーメンであった。焼きそばよりましであるが!!
2日前にここで会った卒業旅行の学生と一緒になった。
カンボジア料理も旨いですね!という事になり、私は「アジアで食べるB級グルメは、安くて旨い、高級料理は滅多に食べない。」と話した。
彼らはB級グルメで十分だ、彼らもB級グルメしか食べないと言っていた。
今日帰るのかと話すと11時の飛行機で夜遅く関西空港に着くと言っていた。

一昨日夜に出した洗濯物を取りに行き、新たにポロシャツを出した。
リラリゾG.H.では、洗濯は無料でしてくれる。洗濯機による洗濯だ。
フロント前奥隅にバスケットが置いてあり、そこに入れておくと洗濯してくれる。
洗濯があがるとその横のスチール・ラックに積上げられている。忘れていったのだろう洗濯物がたくさんあった。
洗濯物には名前を書いておく事を薦める。
遺跡巡りで汗をかき、毎日洗濯が必要になるので、この無料洗濯サービスは助かる。

フロントにインターネットが出来るパソコンが3台置かれていて、自由に使える。
1時間ほどインターネットを繋いでWebニュースを読んだ。

12時になった、昼食に出掛けなければならない。
6日に行ったオールド・マーケットのレストランに行って、まったり過ごそう。
リラリゾG.H.から国道6号線に出た所に、いつもバイタクが客待ちしているのに、私が利用しょうとする時には1台もいない。
仕方なく歩く、しかし歩いていてもバイタクが寄ってこない、走っているバイクがバイタクか一般かの見分けが付かない。
昨日、マンゴーとナイフを買ったサマキ・マーケットに立ち寄り、バイタクを見付けた。
オールド・マーケットまでUS$1を確認して乗った。
レストランでチキンカレースープUS$2.5(210円)とアンコールビール大US$2.5(210円)を頼んだ。
レストラン前を行きかう人々、バイク、車を見るのも楽しい。
ビールを飲みながら、小説を読み、行きかう人々を見る。
自転車に乗った女性がレストラン前に来て、自転車を停めた。
帽子を脱いで前の網かごに入れて、鍵も掛けずに、どこかへ行ってしまった。
カンボジアの人々はおおらかである。
レストランで、まったりした時間を2時間ほど過ごし、店を出た。

北隣の通りがパブストリートと言ってバー&レストランが並び、夜には賑わう通りがあり覗いてみた。
タイのカウンターと止まり木のあるバーではなく、1人用ソファが並ぶ入り難そうなバーであった。
パブストリートの端でバイタクを拾った、行き先をBig marketと言って値段を聞くとUS$2と言われた。
相手にせずに離れる、追いかけて来たが無視した。
別のバイタク運ちゃんに声を掛けて、US$1を確認して乗った。

部屋で昼寝した。

朝から蒼穹の昴を読んでいる。
去年9月のインド旅行でこの小説の3巻目途中まで読んで帰国し、そのままになっていたが、また3巻初めから読んでいる。
登場人物やその名前を思い出すのに少し掛かった。
夕方には缶ビールを飲みながら読んだ。
気が付いたら20時になっていた。

今日もフリーダム・ホテルのレストランに行った。
フリーダム・ホテルは、10年前の正月休暇に初めてアンコール・ワットに来た時使ったホテルである。
バンコクからバスでタイ/カンボジア国境のアランヤプラテートへ来て、カンボジア側のポイペトからピックアップトラックでシェムリアップに向かった。
ピックアップトラックが着いた所はゲスト・ハウスであった。その当時、まだサラリーマンであったのでG.H.に宿泊する必要もなく、目の前にあったフリーダム・ホテルに泊まった。
正月休みが9日間あり、その当時から自由旅行でバックパックを担いで短い旅をしていた事になる。
5年前、インドシナ旅行(タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス)中にシェムリアップに寄り、アンコール遺跡巡りをした。
その時、フリーダム・ホテルをWebで調べていて、ホテル横の道を200mほど入った所にあるリラックス&リゾート・アンコールG.H.を知った。
それ以来、リラリゾG.H.とフリーダム・ホテルのレストランをセットで使っている。

昨日と同じ、エビ、イカ入り野菜炒めUS$3(250円)とアンコールビール小US$1.5(126円)にした。ウエイターにライスは要らないかと聞かれ、要らない!!
野菜炒めの野菜の具が昨日と違っていた、料理人による違いか?昨日の野菜が無かったのか? 少なくとも昨日の野菜炒めの方が旨かった。
アンコールビール小を追加して小説を読んだ。

シェムリアップ空港で買ったウイスキーをちびちび飲みながら小説を読んだ。
22時、就寝。

カンボジア旅行 3月08日 シェムリアップ滞在 ベンメリアへ

2012年04月17日 | カンボジア旅行2012/03/05~
6時20分、起床。

今日は、ベンメリアとロリュオス遺跡群に行く。
 アンコール周辺 map
 

朝食にハンモック・カフェに行った。
名古屋からの女子大生2人と相席になった。
コーヒーを飲みながら、彼女達と話した。
成田からホーチミンに行き、ホーチミンからシェムリアップまでバスで来たと話していた。
そのバスからの風景が楽しかったらしく、楽しそうに話してくれた。
その様なツアーがあるのかと思い、ホーチミンでバスチケットはツアーガイドが準備していたのかと尋ねるとホテルの近くにチケット売り場があったのでそこで購入したと行っていた。
シェムリアップからの帰りもホーチミンまでバスに戻る。チケットはリラリゾG.H.で買ってもらったと行っていた。
成田-ホーチミンの往復チケットとリラリゾG.H.の予約だけで来たのだ。立派な自由旅行者である。バックパックを担いでいれば、バックパッカーだ!! 海外のバス旅行が気にいった様である。
朝食はおじや風お粥であった。

朝食を終えて部屋に帰る時、今日のトゥクトゥクのドライバーに挨拶され、よろしくお願いしますと私も挨拶した。
昨夜、今日のベンメリアとロリュオス遺跡群にトゥクトゥクで行きたいと8時30分出発で予約を入れておいた。

部屋に戻り準備して、少し早かったがトゥクトゥクで出発した。
タイのトゥクトゥクは三輪自動車であるが、カンボジアのトゥクトゥクは、下写真の様に屋根付き2輪車をバイクが牽引する。
 トゥクトゥク
 

国道6号線を東に向かった。
途中、夫婦らしいバイクを追い越した。追い越し途中にバイクを覗くように見ると、奥さんがバイクの後に横座りして赤ん坊を膝に抱いていた、それには驚いた。旦那さんの前には子供が乗っていた。それでバイクの速度が遅かったのだ。

トゥクトゥクが左折した、掘っ建て小屋が並ぶ市場?であった。その中を狭い土道が通る。
  
ベイメリアへの道は、確かに左折して北に向かうが舗装道路のはずだ。この土道は近道か??
点在する村を縫って走るので村の生活が見られていいがトゥクトゥクがよく揺れる。
乗用車が追い越して行った、もうもうと砂ぼこりを舞い上げて行く、最悪である。
時々、車に追い越され、砂ぼこりを舞い上げた。
30分ほどで舗装道路に出た。この道が国道6号線から北上しベンメリアに向かう道である。

有料道路の料金所の様なゲートがあり、トゥクトゥクは停まった、入場券を買うそうだ。アンコール遺跡群のチケットは必要ない。
チケット売場でチケットUS$5(420円)を買った。
8人乗りのワンボックスカーが先に停まり、便所に行っていた、私も行っておくことにする。

10時にベンメリアに着いた。シェムリアップから約1時間30分であった。
ベンメリアの見学にどれほどの時間が掛かるのかドライバーに聞くと、「Up to you !」と、このフレーズだけ英語で言われた。よく東南アジアで聞くフレーズだ。
「あなた次第です。」、当然の話だ、そんな事を聞いているのでない、一般的に何時間ほど掛かるのかと尋ねているのだ。
面倒なので「Up to you !」で会話を打ち切り、遺跡へ向かった。

中国人orアジア人の団体が帰って行くのとすれ違った。
丁度いい、静かに見学できる。
ベンメリア寺院は、一辺が1kmほどの環濠に囲まれているが、アンコール・ワットやアンコール・トムの様に周壁はない。
 入り口                                 環濠
  

環濠を渡り静かでのんびりとした道を100mほど進むと5つ頭のナーガが迎えてくれた。
参道の奥にがれきの山が見える。
 参道                                  5つ頭のナーガ
  

両側に欄干が続く参道を150mほど歩くと崩壊したテラスと南門があった。
 南門                                  南門と第一回廊
  

南門の右側(東側)第一回廊をまたぐ様に木製階段が設置されていて遺跡内部への入り口となっていた。
木製階段を上り第一回廊の屋根に上がると、紺色の制服を着た職員?が3~4人いた。警備でもしているのか?
第一回廊の一部が崩壊していて、その写真を撮る為に下り写真を撮った。
 第一回廊と十字回廊の間     
 
日本の男子学生2人が同じ様に先にいた。女性職員?に指差しでここにステップを踏む様と言っている。彼らがそれに従って行った。
私にも別の女性職員?に同じ様にされ、それに従った。横に木道が整備されている。
女性職員は木道を行かずに十字回廊内部に案内した。
女性はガイドであった。最後にチップを要求されるのだろう。まあ良いか!
 十字回廊内部
  
 第二回廊と第三回廊の間
  

西門側の第一回廊と第二回廊の間にある石橋、ここは池になっていたそうだ。雨季には水が溜まる。
 第一回廊と第二回廊の間にある石橋
 

北側に回り込み、崩壊している回廊内から回廊屋根上に上がる。
 第二回廊と第三回廊の間
 

屋根から第三回廊内に下りた。
崩壊した瓦礫の山が中央祠堂であった。
中央祠堂がどんな姿であったのか???と考えている時、日本人3人組が何故崩壊したのかと、彼らに付いたガイドに質問していた。
ガイドが「ポルポトが壊した。」と言った。
私は、すぐに「Really?」と反応してしまい、彼らのガイドを見た。
ガイドは何も言わなかった。
「本間かいな?」 
「御前ら、すべてポルポトの仕業にしているのと違うか?」と言う言葉は呑み込んで言わなかった。
他のグループの会話に割り込んでいるので、それ以上は辞めた。
6年前に行った世界遺産プレア・ビヘアで同じフレーズ「ポルポトが壊した。」と機関銃で撃つ真似をされた。
 中央祠堂の址
  

東門横の崩壊している第一回廊のがれきを通し外に出た。
  

ここでガイドは終わった。
チップを欲しいと言ってきた。
私1人を40分間案内して、遺跡の自力では行けない所も見れたので、言われた通り渡そうと、「いくらのチップが欲しいか?」と聞いた。
US$5(420円)と言ったので渡した。グループで来ているなら1人US$1~2が適当な感じだ。

東門に行った。
やはり崩壊しているがテラスもあり5つ頭のナーガも残った立派は門だ。
アンコール遺跡群の正門は、東や西であることが多く、ここベンメリア寺院は南門が正門らしく珍しい。
本当に南門が正門がなのか???????
寺院の外周を廻って各門を見て歩く事にする。
 東門                                  東参道
  

東門から北門に向かった。
北門の手前に第一回廊をまたぐ様に木製階段があり、そこから日本人ツアー客5人組がガイドを伴って出て来た。
ガイド付きで来た場合、南門横から入って木道から遺跡を見て歩き、北門横から出るのが順路の様だ。
木道からの遺跡を一部しか見ていないのに気付き、外周を廻って後もう一度内部に入ることにした。
子供達がビニール袋の中身を見せた、それはブルーベリーの様な実で買わないかと言っている様だ。
日本から持って来るのを忘れたが、こんな時、日本の飴があれば、子供達にあげるのだが!!!
ガイドが子供達から買って食べていた。
 

そこから北門に向かったが、誰も来ないし誰もいなかった。見学ルートに入っていない様だ。
 北門                                  北参道
  

西門まで来ると先ほどの子供達が追い越して西参道を帰って行った。
 西門                                  西参道
  

西門から南門へ向う辺りはトレースする道がない、どこでも歩ける。地雷は大丈夫だろうか?不安になる。
 南門西側
 

遺跡内の木道からの崩壊状態を見る為に再度入った。
  

遺跡内部の南門(正門)を通して南参道が見えた。
  

色違いが等高線であるベンメリアmap、寺院の東側に貯水池となっているのでmapからもそれがうかがえる。 
 

入り口の環濠に戻ったのが12時であった。
私の「Up to you!」は、2時間だったとドライバーに言ってやった。一般的には1時間前後がろう。
食事をするかと聞かれ、行く事にした。シェムリアップまで戻る訳にもいかない。
ベンメリア入口から300mほど戻ったところにあるレストランに連れて行かれた。
ヤシで葺いた屋根と竹を編んだ壁、この様に書くとみすぼらしく感じるが雰囲気のいいレストランであった。
メニューを見るとやはり高い。これで不味かったら怒るで!!
チキン入りカレースープUS$5.5(460円)と缶ビールUS$1.5(126円)を頼んだ。
根菜とインゲンのカレースープで、根菜はニンジンと芋(ジャガイモではない)が入っていた。
日本人はカレーが好きだ、旨かった。怒らなくて済んだ。
支払いをしているとドライバーが奥から外を歩いてトゥクトゥクに戻るのが見えた。まかない料理でも食べていたのか?

ロリュオス遺跡群に向った。出発前にドライバーにアンコール遺跡群のチケットを持って来たかチェックされた。
ベンメリアは、アンコール遺跡群のチケットが必要ないので持って来るのを忘れる人がいるのか??
来た道を戻った、舗装道路から外れ土道に入った。
乗用車が追い越して行った、もうもうと砂ぼこりを舞い上げる。来た時と同じだ。
また、乗用車が追い越して行った、しかし、砂ぼこりを舞い上げない。
通り雨が降って濡れているのだ、間もなく冷たい風も吹いてきた、風が心地よい。

1時間ほどでロリュオス遺跡群の1つロレイに着いた。
4つの祠堂が残る小さなヒンドゥー教寺院であった。
 祠堂                                  デバター
  

ロレイは国道6号線の北側にあったが、次は南側に行った。
プリア・コーがあった。
基壇の6つの祠堂が立つ。
プリア・コーは「聖なる牛」という意味で、6つの祠堂に向って聖牛ナンディー3頭が座っている。 
  

プリア・コーの前の道を奥に行くと環濠に突き当る。
左に回り込むとバコンに着いた。
環濠を渡り、バコン寺院に向った。
5段のピラミッド上に中央祠堂があり、中央祠堂から周壁も見え、伽藍のあるヒンドゥー教寺院であった。
 バコン寺院                              環濠
  
 中央祠堂から入口を望む
  

環濠前の店屋で500ml水を買った。
US$1という、昨日プノン・バケン前でUS$0.5だったので、私はUS$0.5を譲らなかった。
すると2本でUS$1と相手は譲ったのでOKした。その相手とは、女の子(小学生高学年?)で商売が上手くしっかりしていた。

15時前になっていた。
ドライバーにどこか行きたいところがあるかと聞かれ、フルーツ・ナイフとマンゴーを買いたいと頼んだ。
国道6号線をシェムリアップに向った。
リラリゾG.H.近くのサマキ・マーケットに連れて行かれ、果物屋の前で降りた。
フルーツ・ナイフはどこで買えばいいのか? マンゴーを先に買う事にした。
おばちゃんにマンゴーというと1kg、US$1(84.7円)とのことで1kgを頼むとマンゴー2ヶであった。
次にフルーツ・ナイフと言って見た。
おばちゃんが「マンゴーをカットするのか?」と言ってナイフを取り出した。
丸缶の中に使っているナイフが3本入っていた。
私はおばちゃんに「ナイフが欲しい!」と言うと、その使い古したナイフを取り掛けて横の新しいナイフを取り出した。
長さ20cmほどの鞘に入ったナイフであった。値段を聞くとUS$1(84.7円)との事。安い!!
マンゴー2ヶとフルーツ・ナイフを買った。

今日のトゥクトゥク代は、ベンメリア&ロリュオス遺跡群がUS$36(3,020円)であった。
1人では、高過ぎる。

15時30分ごろリラリゾG.H.に帰った。
シャワーを浴び、缶ビールを飲んでゆっくりした。
ビールが旨い、1缶を一気飲みした。2缶目はゆっくり飲んだ。

ビールを飲むと腹が減ってきたので、まだ早いがフリーダム・ホテルのレストランに行った。
今日で3回目になり、私が日本人だと知っているスタッフが日本語メニューを持って来た。
当然の話であるが、英語メニューを日本語に翻訳したメニューである。
エビ、イカ入り野菜炒めなど1ページに15品目ほどあり、10ページもある!!! 日本語だから当然読める。読まなければ注文できない。こんな日本語メニューを読んでいられない。オムレツなどは、具を玉ねぎ、トマト、ハム、ベーコン、○×・・・から選べ。
英語メニューの方がましである。知らない単語は飛ばせる、選択メニューからはぶけるのだ。
日本食の日本語メニューであれば、メニューを読むというより見ているのである。とんかつ定食、刺身定食、野菜カレーなど読むのでなく、見て選んでいる。
西欧料理やクメール料理を日本語で書かれても、英語で読むのと大して変わらない。
実物の料理を見て日本語名を書いてくれるのであればいいが?? 例えばエビ、イカ入り野菜炒めであれば、シーフード野菜炒めであれば分かり易い。

それで、英語メニューをもらいエビ、イカ野菜炒めUS$3(252円)とアンコール・ビール小US$1.5を頼んだ。
ライスもきた、エビ、イカ野菜炒めに付いているのか?
エビ、イカ野菜炒めは、旨かった。昨日の昼食時に食べたほうれん草の様な菜っ葉も少し入っていた、やはり顎がだるくなった。
ライスには手を付けなかった。野菜炒めの量が多くて十分だった。
支払いになって、ライスがUS$0.5付いていた、別料金であった。注文もしていないのに!!!! このレストラン時々、この様な事がある。せこい事をする。

18時、部屋でディバックから本を出し読もうとしたが、本が見付からない、どうも昼食時レストランのテーブルに置き忘れた様だ。まだ読み始めたところであったのに!!
バックパックから小説を取り出した。残り「蒼穹の昴」(3)(4)の2冊だけになった。
ビールを飲み過ぎ、うつらうつらしてしまい。そのまま寝てしまった。

カンボジア旅行 3月07日午後 シェムリアップ滞在 アンコール・ワット

2012年04月14日 | カンボジア旅行2012/03/05~
                                       樹海に浮かぶアンコール・ワット
午前中、アンコール・トムへ行き、日中暑いのでG.H.に戻った。
1時間ほど昼寝をして、バイクタクシーを待った。
約束の15時を少し遅れて迎えに来た。

15分ほどでアンコール・ワットの西参道前に着いた。
ドライバーに4時30分に戻る様に言われた。
夕日鑑賞のプノン・バケンの締め切り時間があるので、アンコール・ワットで1時間しか見れないが仕方が無い。
わくわくしながら西塔門への参道を行く。
 西塔門と参道                                    
 

西塔門の出口付近からは中央祠堂と尖塔が望めることができるが観光客で混雑していた。
西塔門横にデバター(女神)のギャラリーがあったので写真を撮っていると日本人ツアー客が来た。
ガイドが歯を見せて笑うデバターを案内していた。
 歯を見せて笑うデバター     デバター
  

前回は西参道を歩いたので、通ったことのない見学経路を意識して歩いた。
 西塔門横からアンコール・ワット中心部を望む          西参道を挟んで両側にある経蔵
  

北側の聖池に来ると日本人ツアー客が大勢いた。噂に聞く中国人も韓国人もいない。(後日談:中国人、韓国人が多過ぎるので日本人ツアーはそれを避けて早めにアンコール・ワットに来る様に予定を組んでいるそうだ。)
 聖池からのアンコール・ワット中心部               西塔門テラス(工事中の為入れず) 
  

西塔門テラスから第一回廊に入れず、第一回廊の北西の角から入った。
 第一回廊とレリーフ(浮き彫り彫刻)
  

 第二回廊の連格状窓
 

第一回廊と第二回廊の間に十字回廊がある、4つの沐浴の池跡があり、柱も多く部屋の中にいる様な雰囲気になる。
その柱に森本左近太夫一房が残した落書きがある。
「加藤清正の重臣森本一久の次男、右近太夫下一房が、寛永9年(1632年)に、カンボジア(当時は南天竺と呼ばれた)に父母の菩提を弔う為に渡り、インドの祇園精舎と思われていたアンコール・ワットの回廊の柱に落書きを残した。」
十字回廊に落書きがある事は知っていたが、どこにあるのか分からないので日本人ツアーを待った。
日本人ツアーが来た、彼らが行くところにある。後で見よう。
落書きを見たがよく分からない。写真を撮って後日見たが漢字2文字がやっと分かる程度であった。

第二回廊から第三回廊と中央祠堂を仰ぎ見た。
急な階段を登らなければ第三回廊と中央祠堂には行けない。
休憩をしようと座ったところに日本人ツアー客がいて、今日は上に上がれないと話しているのが聞こえて来た。
上がれないのですかと声を掛けると「カンボジアの仏教の日は上がれない。」とガイドが言っているとの事であった。
 第三回廊と中央祠堂
  

16時25分になっていた。アンコールワット前に16時30分に戻る事になっていたので急いで行った。
バイタクに乗ってプノン・バケン山に向った。
アンコール・トムの南大門の手前に登り口があり、すぐに着いた。
10年前にプノン・バケン山に登った時は、この直登ルートを行ったが、今は行けない。
 

この右横に登り口がある。
山麓をらせん状に3/4周すると上に着いた。約20分ほどであった。
ミラミッド式遺跡 プノン・バケンへの入場制限をしている様で長い列が出来ていた。
仕方なく、列に並んだ。
間もなくミラミッドに登れる頃、後の列を見ると更に長い列だ出来ていた。17時25分であった。
  

急な階段を登った。登り切って下を見ると入場制限が解かれたのか、どんどん登って来た。
ピラミッドからお目当てのアンコール・ワットを見た。
次に、登頂階段の登り切った所に振り向くとロープでクローズされていた。
並んでいた人々は全員登れたのか?? 17時30分が時間制限だったのか???
多分、カットされたのだろう!!! 時間制限があるとは聞いていた。
私も5分違いでカットを逃れた様だ。

前回来た時は、夕日がきれいであったが、それ以上にアンコール・ワットを望む事が出来るのに驚いた。
使い捨てカメラで撮ろうとしたが、あまりにも小さくしか撮れないのであきらめたことを思い出す。
今回は望遠レンズを持って来たのでアンコール・ワットの写真が撮れた。
 プノン・バケンからのアンコール・ワット
  

トンレサップ湖の湖畔にあるプノン・クロム山も見えた。
東の空に月が上がる。
 プノン・クロム山                            樹海の空に昇る月
  

西に西バライが見え、この時期バライに沈む夕日が見れるが、今日は残念ながら大きな雲があり駄目だ。
サファリジャケットに半ズボン姿でカメラに三脚を付けて夕日を撮ろうとする中国人が5人ほどいた。映画に登場しそうな姿だ!!
三脚を固定しようとすると職員に注意されていた。職員が彼らにはり付いていた。
 西バライ 
 

18時過ぎ、夕日の沈む様子が見られないので下山する事にした。
頂上から降りるとプノン・バケンが見え、遺跡の上にいたのが実感できた。
 プノン・バケン 
 

バイタクのドライバーと会った時には、暗くなっていた。
ホテルに戻ったのは、18時45分ごろになっていた。

今日のバイクタクシー代は、アンコール遺跡小回りコースUS$12と夕陽鑑賞US$4で締めてUS$16(1,340円)でG.H.への付けである。

シャワーを浴びて、缶ビールを飲み少しゆっくりしてからハンモック・カフェに夕食に行った。
夕食は、根菜の具沢山のスープと野菜の煮付け、ライスであった。スープは旨かったが他は口に合わなかった。
明日から夕食は外で取ろう。

部屋でビールを飲みながら小説を読んでいて寝てしまった。
21時ごろ就寝。

カンボジア旅行 3月07日午前 シェムリアップ滞在 アンコール・トム

2012年04月11日 | カンボジア旅行2012/03/05~
                                                バイヨン
5時、起床。
外は、真っ暗だ。夜明けは、6時ごろか?
まだ、日本時間で過ごしている。

今日は、アンコール・ワットとアンコール・トム、そして夕日を見にプノン・バケンに行く積もりだ。
 

7時30分ごろハンモック・カフェに朝食に行った。
フランスパン・サンドイッチとコーヒーであった。長いフランスパンの半分にスライスした玉ねぎ&トマトが挟まったサンドイッチで旨い。
卒業旅行で来ている男子大学生2人と相席になった。
「就職が大変ですね。」と話すと幸い2人とも就職先が決まっていると言っていた。
5日間の旅行で金曜日には帰らなければならないと言っていた。
私達の時は、海外旅行はまだ一般的でなく、スキー旅行だった。入社式に行くとスキー焼けした顔が多かった。ドルショックと石油ショックのあった時期で、自宅待機や取消しがあった、しかし、2~3年後には忙しくなって残業が続いたと話すと、建築関係に就職する片方が東京で働くそうで、今東北の震災復興需要で忙しいそうだと期待と不安が入り混じった話をしていた。

9時過ぎ、マネージャーにアンコール・ワット、アンコール・トムに行きたいと話すと、トゥクトゥクorバイクタクシーかと聞かれ、近いからバイクタクシーでお願いした。
バイタクに電話してくれ、来てくれる事になった。
本来なら前日に予約しておくべきであった。
15分ほど待つとバイタクが来た。
まずアンコール・トムに行って、午後からアンコール・ワット、夕方にプノン・バケンに行きたいと伝え、出発した。
ドライバーにはヘルメットが必要だが、後に乗る者には不要である。だが、私にもヘルメットが欲しい!!

シェムリアップ市街を抜け、アンコール・ワットに向う途中に料金所がある。
ここで入場券、1日券(US$20)or3日券(US$40)or7日券(US$60)のどれかを買わなければならない。
前回来た時、3日券を買った。当時、3日券とは発行日より連続して3日間有効の券しかなく、この歳で3日間連続で遺跡巡りは体力的に無理で2日間しか利用できなかった。
今回来るにあたってWebで調べると「発行日より1週間が有効期限。そのうち期限内のお好きな3日間に利用可能」という3日券が追加されていた。
チケット売場の窓口前に女性スタッフがいて、日本語で挨拶してきたので日本語が話せると思ってしまい「1週間有効の3日券を」と日本語で言ってしまった。女性スタッフは、ちんぷんかんぷんであった。
横の窓口にいた日本の女の子に白い目で見られてしまった。
英語で何と言いのだろうか? 適当に「3 days available for 1 week.」と言うと、チケットの種類が英語で書かれた掲示板で、これかと指差された。
US$40を支払い、小型カメラで写真を取られた。顔写真を転写された3日券を受け取った。
 料金所(出口側)
 
 アンコール・ワットへの道
 

この道はアンコール・ワットの環濠に突き当たる。
突き当たって左に回りこむとアンコール・ワットの正面、西塔門前に出る。
10時前だ、この時間帯にアンコール・ワットの西塔門からは逆光になりきれいに見えないので、正面を通り抜けてアンコール・トムに向かった。
2kmほど行くとアンコール・トムの南大門があり、バイクを降りた。
ドライバーに私は写真を撮る、「ゲートの向こうで待っていてくれ」と言って別れた。

青空帽子屋が並んでいた。帽子を持っていなかったので買うことにした。
麦わらテンガロンハット(カウボーイハット)と他に3ヶ持ったおばちゃんが声を掛けてきたのでテンガロンハットの値段を聞くとUS$8と言う。
私はUS$2と言うと、他の見るからに安物をUS$1と言われた。
さらに私はテンガロンハットをUS$2と言ったが駄目だと言うので、私は歩き出すと呼び止められUS$2でOKとなった。
仕舞った、US$1と言ってやればよかった。

南大門は大渋滞であった。
アンコールは確実に観光客が増えている。
 

南大門前の道の両側にナーガの胴を引き合う神々と阿修羅の像がある。
 南大門                                 南大門 四面塔
  
 神々                                   阿修羅
  

アンコール・トム(アンコールの大きな町)の大きさが想像できる環濠
 環濠
 

 城壁内からの南大門
 
南大門を通り抜け、アンコール・トム内に入った。
ドライバーがここで待っているはずだがいない。
20~30台のトゥクトゥクが道路沿いに駐車していた。見物中の客を待っているのか??
このトゥクトゥクの先頭付近にドライバーがいるのだろうと歩いているとドライバーがバイクに乗って近付いてきた。
南大門の手前で待っていたと言う。
私が日本語で伝えた内容が理解できなかった様だ。日本語にはいろいろな言い方があり気を付けなければいけない。

南大門から真直ぐ行くとアンコール・トムの中心地 バイヨンに突き当たる。
 
バイヨンが見えてきた、それと同時にハングル文字が見えた。
写真右下に白く見えるのが、ミニクレーンを覆うシートである。そのシートにハングル文字が大きくある。
バイヨンの保護活動をまさに韓国がしているとアピールしている様である。
バイヨンは日本国政府アンコール遺跡救済チームとカンボジアのアプサラ機構が担当している。5年前来た時は、上智大学が行なっていた。
各国政府が支援しているが、韓国がアンコール遺跡の保存・復興を担当している遺跡があるのか?聞いた事がない。 
Webで調べると「韓国の文化財庁は12日、アンコールワットを含むカンボジアの文化遺産を守るための支援活動などを骨子とする了解覚書(MOU)を同国と結んだと発表した。(ソウル聯合ニュース 2011/08/12) 」を見付けた。やっと去年覚書を結んだので韓国もこれからなのだ。

韓国が、日本に乗っかって韓国をPRする事が目に余る。
古くは「東南アジアの僻地へサムスンの営業マンが行って、サムスン製品を日本製電気製品だと偽って販売した。」と定年退職した取締役が自慢げに語っている。
最近では、欧米のCMで相撲力士を登場させるヒュンダイ自動車、富士山、寿司、忍者を搭乗させるサムスン。フランスのジャパン・エキスポ会場の入り口に勝手に太極旗をかかげたり、剣道の起源は韓国と紹介しようとした。
私が、海外旅行で経験したのは、ベトナムのホイアン(世界遺産)に日本橋と言われるアーチ型の橋があり、中央部に雷神が祭られており線香の香りがする。その線香立て横に置かれ物入れ用菓子箱にハングル文字が入っていた。偶然に韓国の菓子箱が置かれていたのか? 箱の向きを変えるとハングル文字は隠れる、何か作為を感じた。

バイタクのドライバーは、バイヨンの正面で停まらず、「ああー」と言っているうちに北側に廻って止まった。
12時にここで待ち合わせする事にした。2時間もあるのでどうかと思ったが、ドライバーにどこで待つのか?尋ねると、そこの木陰で寝ているとの事だったのでOKした。
 バイヨン北側                              観世音菩薩の四面塔
  
バイヨンを離れたところから見るとゴツゴツした岩山に見えるが、よく見ると観世音菩薩の四面塔が多用されている。

第一回廊のレリーフ(浮き彫り)を見ながら正面に廻った。
参道とテラスがあるのでバイヨン正面なのだろう。
 バイヨン正面                              観世音菩薩の四面塔 
  

バイヨン南側に行った。
  

バイヨン内部に入ると狭いところに観光客がいっぱいであった。
 微笑みをたたえた観世音菩薩                                     デバター像
    

バイヨン西側に行ってみた。
 西側第一回廊と第二回廊の間                   西側風景
  

バイヨンを一周して北側に戻る時、カンボジア人カップルの結婚記念撮影に出くわし、ウエディングと声を掛けると新婦がニッコリした。
 

バイヨンからバプーオンに向った。
 

バイヨンでもそうだったが、アンコールに来るのが3回目になるので見学経路を出来るだけ通っていないルートを行く様にした。
 バプーオン寺院                            空中参道
  

バプーオンを遠めに見て王宮に向った。
王宮の塔門前に行くと日本のシニア方が6人ほど石に座って休憩されていた。
大勢の観光客がピミアナカス寺院から戻って来た。日本のシニア方であった。石に座って休憩されていた方々と同グループであった。疲れてプミアナカス寺院には行かずにここで休憩されていたのだ。
 ピミアナカス寺院
 

王宮の塔門を通り抜けて象のテラスに出た。
 象のテラス
  
王宮広場前にあるプラサット・スゥル・プラットを望む。
 プラサット・スゥル・プラット
 

象のテラス沿いにバイタクとの待ち合わせ場所バイヨン前に歩いた。
 

バイタクのドライバーにホテルに帰る様に言った。ホテルで昼寝。
15時からアンコール・ワットと夕方にプノン・バケンに行くと伝えた。
昼食に行かないか?と言われたが断わった。遺跡近辺では、不味くて高い。ドライバーにマージンが行くからだ。

リラリゾG.H.近くの昨日行ったフリーダム・ホテルでバイタクを降りた。
ドライバーに、15時にG.H.に迎えに来る様頼んで、昼食でも食べてとUS$1を渡した。

フリーダム・ホテルのレストランは、平日にも関われず大勢の客がいた。制服を来た軍人or警官も混じっている、食事会の様だ、中心に煙突のような筒がある鍋を囲んでいる、ビールも出ている。
Fried noodle with chickenチキン入り焼きそばUS$1.5(126円)とアンコール・ビール大US$2(168円)を頼んだ。
ここの焼きそばはインスタント麺ではない、平たくぶつ切れの麺で、ワンタンの様な食感であった。
焼きそばを食べている最中に顎が疲れて噛めない様になった、私のからだに異常が生じたのか!!!
原因は、ほうれん草の様な菜っ葉であった、これを噛んで飲み込むまでに顎が疲れて噛めなくなる、決して歯ごたえは硬くない、こんな経験ははじめてだ。

G.H.に戻り、天井ファンを回して昼寝した。

カンボジア旅行 3月06日(2) シェムリアップ滞在

2012年04月08日 | カンボジア旅行2012/03/05~
朝食後、部屋に戻り、1時間ほどゆっくりした後、散髪に行こうと部屋を出た。
ハンモック・カフェに年配の方がいた。年配の方が3人ほど宿泊されており前回とその点が大きく違う。
私も上がりこんで「暑いですね!」と話しかけた。
北海道から来ている70歳男性でひとりで来られていた。
このリラックス&リゾート・アンコールG.H.(略してリラリゾG.H)に滞在して3週間になる、もうすぐ帰らなければならないと言われていた。
このリラリゾG.H.を拠点にカンボジアを旅行している、プレア・ビヘア(タイ名 カオ・ブラ・ヴィハーン)にも行かれたそうだ。
タイとの領土紛争で軍隊がにらみ合っている、あのプレア・ビヘアへ???
今は、問題無いそうだ。 
1月31日にバンコクポストの記事で「両軍が向かい合い緊張が高まっている。」と伝えていたが????
トゥクトゥクのドライバーが現地のカンボジア軍の司令官と知り合いだと言っていた。胡散臭い、一般観光客に開放しているのか???
道路も良くなり、絶壁の上にある遺跡まで車で上がれる様になったそうだ。これは本当だ、写真を見た事がある。
決して、プレア・ビヘアへ行った事を疑っている訳ではない、驚いているのである。
トゥクトゥクのドライバーがあなたも行くかと言ったので、私は、タイ側から行った事がある。タイではカオ・ブラ・ヴィハーンと言うと話すと、少し顔の表情が変わった。
タイとカンボジアは仲が悪い。隣国同士は仲が悪いのが普通だ。

6年前に行ったカオ・ブラ・ヴィハーン。その当時、世界遺産に登録されていなかった。
 世界遺産 プレア・ビヘア(タイ名 カオ・ブラ・ヴィハーン)
  
 本殿裏からカンボジアの平原を望む。遺跡よりもこの眺望の方が必見の価値あり!!
 

アンコール・ワット観光の計画を立てている時から、髪が伸び散髪しなければならなかったが、寒くてカットすると風邪を引きそうで暖かいシェムリアップで散髪しようと考えていた。
シェムリアップの地図を見ていて散髪屋が集まっている場所を発見していたので、オールドマーケットの近くに向かった。
11時になっていたが、曇っていたのでそれほど暑くなかった。それで歩いて行った。
前回、レンタルサイクルでシェムリアップの中心部を回った事があるので、20分ほどで迷う事無く散髪屋付近に付いた。
散髪屋を通り過ぎてから気付いたのだ。間口がオープンで中が丸見えだ。
「カット」と言って中に入った。散髪椅子は6脚あり、客が1人いた。
案内され椅子に座った。スタッフが男女各1人いたので、女性がすぐにカットを始めてくれるのかと思っていると待たされた。
散髪できるのはオヤジさんだけだった。オヤジさんは、男客の髭を剃刀で剃っていた。
間もなく私の番になり、「ショートカット」と言い、耳を被っている髪を切るジェスチャーをした。
後はオヤジさんが手のジェスチャーとアイ・コンタクトで散髪が進んだ。
オヤジさんが後頭部をハサミで下から上にジェスチャーをして、鏡越しにアイ・コンタクトしてきたので目でOKした。刈り上げてもいいのかと聞いてきたのだ。
次にうなじを横に直線で合図してきたので目でOKした。また、頭の上を合図してきたので、多分カットしても良いのかと聞いていると思い目でOKした。
襟足やもみあげを剃刀で剃るのだろうか?と考えていた。衛生状態の分からない散髪屋で、それだけは止めてくれ!!!
心配は要らなかった、手動式バリカンで処理してくれたのだ。
こんなものだろうショートカットが出来上がった。
カット代はUS$2(170円)、安い。思わず、チップUS$1を渡した。

12時になっていた、太陽が出て暑い、陰を探して歩き、オールドマーケットに着いた。
太陽の日差しが当たらないレストランを探してオールドマーケットの周りを歩くと、やはり北側にレストランが並んでいた。
客の多いレストランを選んで、また生ビール小US$0.5(42円)の看板に釣られて入った。
生ビール小を頼んでメニューを見た、写真入りメニューは楽である。
イカとレモングラス入り野菜炒めUS$2(170円)を頼んだ。
ライス付きで出てきた、レモングラスがどれか知らない、トムヤムクンにも入っているそうだが実は知らない。
色添えでインゲン豆が効いている。野菜が多く、なかなか旨い。
アンコールビール小瓶US$1.25(105円)を飲みながら小説を読み、レストランの前を行き交う人やバイクを見る。
昼から生ビールとアンコールビール小瓶2本を飲んでしまった。
バイクタクシーUS$1でG.H.に戻った。

部屋に入り、エアコンと天井ファンを入れる。5分ほどでエアコンを切る。
天井ファンは最も低速にする、扇風機の風とまったく違い心地よい。
そのまま寝てしまった。

2時間ほど昼寝をした。
A6サイズの手帳を持っていて、旅行中、何時どこで何をしたのか、まめにメモる様にしている。2日も過ぎると忘れてしまうからだ。
ホテルの部屋でゆっくりしている時、小説を読んだり、メモっていたりする。

リラリゾG.H.の夕食が19時~21時と遅いので、今日はまだ17時であるがフリーダム・ホテルのレストランに行った。
ホテル側は草花があり、道路側は駐車場&空スペースになっている。
道路側に座ったが、道路まで離れている為、行き交う人、バイクや車を眺めることができない。
行き交う人やバイクをボケーと眺めるのが好きだが、ここは駄目である。
この辺りの国道6号線は、計画的で道路から20mほど奥でなければ建物を建ててはいけない様だ。
Fried rice with chicken, pork, beef. チキン入り焼き飯US$1.5(126円)にして、アンコールビール小US$1.5を頼んだ。

G.H.へ帰る途中に酒屋を見付けた。フリーダム・ホテルの東側のビルにある間口の狭い店である。
アンコール缶ビール6缶US$4.5(377円)を買った。US$5を支払うと1,000リエル札で2枚のお釣りが返ってきた。
US$1=4,000リエルであり、米ドルで支払い、US$1以下のつり銭はリエルで返ってくる様になっている。

部屋に戻り、冷蔵庫のプラグをコンセントに差込、買ってきた缶ビールを入れた。
天井ファンを低速で回し、缶ビールを飲みながら小説を読む。
部屋には、蚊取り線香とライターが常設してあるが必要なさそうだ。
20時に寝てしまった。

カンボジア旅行 3月06日(1) シェムリアップ(アンコール・ワット)へ

2012年04月07日 | カンボジア旅行2012/03/05~
周りがざわついてきたので目覚めた。4時過ぎであった。3時間眠ったことになる。
この歳になってターミナルの床で寝るとは!!!! やってしまった!!  学生の頃以来だ。

エアアジア シェムリアップ行きAK1480 6:50発のチェックインがOPENになっていたのでカウンターに向かった。
 4時過ぎの体育館の様なLCCターミナル
 
Travel Itinerart旅程とパスポートをカウンターに渡すと、間もなくして搭乗券とパスポートが戻って来た。
クアラルンプールLCCターミナルのチェックイン・カウンターは機内持込み手荷物に対しておおらかな対応をする。ノーチェックであった。他の空港ではコンベアーに載せて重量確認はされる。

今、4時30分である、搭乗時間の6:10まで1時間40分あるが、出国審査を受けて搭乗口に向かう事にした。
免税店はまだ閉まっていたが、売店は開いていた。
コーヒーとサンドイッチでもと思ったが、食欲がない。水500ml MYR1.5(40円)を買って飲んだ。
椅子に座り小説を読んでいると寝てしまった。
搭乗時間が来て駐機場の通路を歩く、分かれ道で「シェムリアップ」と言って確認する。
同じゲートに便名が2つある時があり、同時に飛行機に向かった歩き始める事があるからだ。
飛行機の前で職員に搭乗券で最終確認されタラップを上がった。
通路を挟んで3席が並ぶ飛行機であった、180人乗りほどである。満席の様だ。

エアアジア シェムリアップ行きAK1480 6:50発は定刻に駐機場を移動し始めた。
2時間後にシェムリアップに着く。
出入国カードと関税申請書が配られたのでそれを記入した後は小説を読んで過ごした。
定刻の7:50にシェムリアップ空港に着いた。
 エアアジア ジェット機
 

 シェムリアップ空港ターミナル
 
10年一昔と言うが10年前の真新しいシェムリアップ空港が下写真である。
 10年前のシェムリアップ空港ターミナル
 

ターミナルに入ると職員がいて日本人かと聞かれビザ申請用紙をくれた。
申請書に記入し、左端に申請窓口があり列に並ぶ。
申請窓口から右に5~6人が座って手続きをしている様だ、その右端が受取り窓口だ。
パスポート、写真、申請書とUS$20を窓口に提出し、受取り窓口に並んだ。名前を呼ばれパスポートを受取った。
出入国カードにビザNo.を追記して入国審査を受け無事入国した。
入国スタンプで滞在期間を確認した、1ヶ月滞在が可能である。
売店の様な免税店があったのでウィスキーを買った。中瓶?US$15(1,255円)であった。

税関を通り外へ、私の名前を書いた紙を持ったドライバーがいるはずだ。
5年前に利用したリラックス&リゾート・アンコール G.H.(Relax & Resort Angkor Guesthouse)を予約し迎えを頼んで置いたのだ。
探したが無い、やっと端の方に私の名前を書いた紙を発見した。
便名と時間を連絡していたが、私が便名を間違えていたので自信なさそうに端っこにいた様だ。
迎えはバイクであった。1人の場合はバイクで、2人以上はトゥクトゥクと決まっている。共に無料である。
バックパックをドライバーに渡し、デイバックを担いだ。バックパックはハンドルと運ちゃんの間に置いてドライバーは運転した。

20分ほどでリラックス&リゾート・アンコール G.H.に着いた。
途中で追い越した日本人女性4人グループも遅れて入って来た。彼女らもこのG.H.であった。
彼女たちは、すぐに部屋に通されたが、私はしばらく待たされた。
ここはホテルでない、G.Hだ、文句は言わない。
ましてや、エアコン、ホットシャワ、テレビ、冷蔵庫付きで、おまけに朝食&夕食も付いてシングル1泊US$9(755円)である。
 リラックス&リゾート・アンコール G.H.
  

部屋の準備に時間が掛かっているので、スタッフは申し訳なさそうにしていた。
無理も無い、まだ、8時30分ごろだ。
5年前はマネージャーだけ日本人女性であったが、今は全員現地スタッフの日本人宿だ。
現地スタッフは皆、日本語が話せる。
食欲が出て来たので朝食が取れないか尋ねると厨房に聞いてくれ、OKとの事であった。
部屋に案内された、荷物を解いて箪笥に入れ、着替えて冬物服はハンガーに掛けた。
短パンとポロシャツ姿になると急に身軽になった。
朝食を取りにハンモック・カフェに行った。

ハンモック・カフェとは上G.H.写真の3階建建物の手前に薄茶色でみすぼらしく写っている東屋の事である。
柱の上にヤシ?の葉で葺いた屋根が載っていて、三方に壁が無い、道路側だけ御座の様なもので目隠ししている。
座敷になっていて、籐で作った小さな丸テーブルが3ヶあり、その間にハンモックが2本吊られている。
朝食&夕食をここで食べるので、客同士すぐに打ち解ける。
5年前にここで5日間滞在したが、若い人ばかりでハンモック・カフェでひとり寂しい思いをするのかと思ったが、すぐに打ち解けた。
昼間は、皆がハンモックでくつろぎ本を読んだり音楽を聴いている。

カップルが座っている丸テーブルに相席いいですかと言って座った。
スタッフにコーヒーor紅茶と聞かれコーヒーを頼んだ。
コーヒーを飲みながら、彼らと話した。
彼らは昨日着き、今日は早朝からアンコール・ワットの日の出を見に行って来たと言っていた。残念ながら曇天で日の出は駄目だったそうである。
今日の朝食は焼きそばであった。インスタントラーメン(ちじれ麺)を使った焼きそばである。
朝から焼きそばとは!!!