6時30分起床。晴れ
廊下の各ドア横に椅子と台があり、コーヒー&紅茶とポット&カップが置いてあり自由に飲む事ができる。そこで中庭を眺めコーヒーを飲みながら目を覚ましていた。当然蚊取り線香を焚いた。
トースト、オムレス&コーヒーの朝食を取った。
テーブルにツアーのパンフレットを貼ってあり、それによるとボロブドゥール、プランバナン&バティックの10時間ツアーが1人の場合Rp70,000(850円)となっていた。これは、リーズナブルである。でもローカルバスに乗って行きたいので、フロントでボロブドゥールへバスでの行く方法を教わった。
ジョグジャカルタ・ツーリズム・マップに行き方を書いてくれた。バス道に出て、Blue No.15のバス(Rp2,000 25円)に乗りGiwangas Bus Terminal(ギワガン・バスターミナル)で降りる。ターミナルからは、Borobudurボロブドゥール行きバスに乗る。
8時過ぎにホテルを出て、歩き始めると昨日のベチャが付いて来た、ボロブドゥールに行くと伝えると戻って行った。
城門から南へ伸びる道をNo.15バスが走っている、バス停がどこか?どこでも停まるのだろう。店の前で主人に「Bus Stop」と言うと、「ここで待て!」という感じで待つ事にした。
すぐにバスは来た、手を上げて停め、乗り込んだ。車掌が来たのでRp2,000を渡した。プラウィロタマン地区付近を回り、15分ほどでギワガン・バスターミナルに着いた。
ボロブドゥールと言うとターミナルスタッフが指差した、その方向にはバスが停まっていた。このバスか?と聞くとその向こうの建物であった。
建物内は売店があり、通り抜け様とすると止められた、「200」と言われ、何故かRp1,000札2枚を出すと1枚を取り釣りをくれた。Rp200(2円)のターミナル使用料?であった。
バスが並列に並び頭上の建屋に行き先が表示されていた。行き先Borobudurの下に停まっているバスに乗った。
すぐにバスは私だけを乗せて出発した。ターミナルを出て、すぐバスは停車して客を拾った。住民はバスターミナルから乗車しないのか?
車掌が運賃を取りに来た、Rp10,000を渡すとジェスチャで「もっと寄越せ!」、値上がりしたのかと思いRp10,000札を渡し釣銭を受取ろうとしたが、「もっと寄越せ!」と、すごまれた、恐喝を受けている様であった。結局Rp30,000取られた。
路線バスで恐喝まがいで高額の運賃を取られたのは始めての経験である。海外旅行48回目、今までは飛行機、列車&バス等公共交通機関は定めら料金だと思っていたが、インドネシア否ジョグジャカルタ否このバスが履がえした。何でも在りか?
2ヶ所のバスターミナルを経由して、10時15分ごろ1時間半でボロブドゥールバスターミナルに着いた。
ベチャがしつこく付いて来る。料金もRp5,000からRp2,000と交渉もしていないのに下がっていく。料金ではない、距離にして500mを歩きたいだけだ。ただボロブドゥールへの方向は分からないので、ベチャに聞いて向った。
途中、コンビニで缶ビールと水を買い、暑い中を歩いた。
公園の様な所が見えて来た、駐車場の奥に土産物店が並ぶ。ここがボロブドゥールか、遺跡が全く見えない。駐車場、土産物店&食堂の密集地を抜けチケット売場に着いた。入場料Rp10,000(120円)と書かれている、そこはインドネシア人チケット売場であった。指示された方向に行くと外人専用チケット売場に案内してくれた。お高い入場料$11(1200円)を払った。
入場料に於いて外国人と国内人との比が10倍のインドネシア、3倍のタイ。タイ国の場合、新聞記事で3倍は取り過ぎているので外国人入場料を下げて入場者を増やさなければならないという論調である。国によってこれほどの開きがある。
チケットカウンター横にガイドが待機していて日本語ガイドが声を掛けて来たが断った。
ボロブドゥール遺跡公園に入った、暑いので木陰を歩いた、樹木の背が高くボロブドゥールが中々見えない。ボロブドゥールが初めて顔を出すのが下の写真(遺跡正面)である。
ボロブドゥール遺跡正面
正方形の一辺が123mの基壇
基壇から第1回廊への階段を上がり、第1回廊を一周してレリーフ(浮き彫り)を見た。
レリーフ
回廊は第4回廊まであり、その上が円壇となる。第1回廊から円壇へ急な階段を上がった。円壇は第1~第3に別れそれぞれ小ストゥーパ(小仏塔)が円形に並べられている。第3円壇に大ストゥーパがある。
小ストゥーパと遺跡公園越しのムラビ山
小ストゥーパ内の仏像
戻りは順路から外れ樹木の少ない所から遺跡全景を眺めた、
ボロブドゥール遺跡全景
バスターミナルに向う途中小さな屋台食堂に入った。客は1人いたが主人が居ない、客が呼んでくれ主人が出て来た、のんびりして良い感じです! 客が食べている麺と同じものを注文した、ビールは無かった。
バスターミナルでバスを待った、木陰に立っていると「2つ寺が○×△□・・・??」と後から聞えた、振向くとベチャの運ちゃん?だろう。パオン寺院とムンドゥッ寺院の事を言っている様だ。まだ正午前で時間も十分あるので行く事にして歩き出した。運ちゃんに背中を押された格好だ、突然歩き出したので運ちゃんは驚いていた。
パオン寺院に向った、歩道が無く道路の端を歩いた、車が少ないのでそれほど危なくない。遠回りしてしまい30分ほど掛かって着いた。小さな寺院である。チケット売場は在ったが閉まっていた。
パオン寺院
ムンドゥッ寺院に向う途中にハジ・ウィダヤッ美術館が在り寄って見た。近代絵画が中心で造形美術もあった。絵画の「桜」が日本にゆかりがあるので印象に残った。入場料Rp10,000(120円)。パオン寺院から15分。
歩道のある道路に変わり車も増えた。橋を渡りすぐに大きな木が見えた。
田舎の川
ムンドゥッ寺院前に気根を垂らした大きな菩提樹がある。ハジ・ウィダヤッ美術館から15分。
ムンドゥッ寺院前菩提樹
ムンドゥッ寺院内部に美しい如来像が安置されている。入場料Rp3,000(35円)。
ムンドゥッ寺院
菩提樹下でジョグジャカルタ行きバスを待った。すぐバスが来て停まった、往路で恐喝まがいでRp30,000取られたので、運賃Rp10,000を確認して乗込んだ。白人男性が1人乗っていた、30分ほど寝てしまい、15時ごろジョグジャカルタのギワガン・バスターミナルに着いた。
横隣のバス乗場がソロ行きで、バスが止まっていたので乗った。
ソロ行きは空港前を通るので途中で下車し、空港の格安航空会社エアー・アジアのチケット売場に行きクアラルンプール(マレーシア)行き航空券を買う為である。
空港前に通じる国道と交差する所で車掌に空港で降ろしてくれと適当な運賃Rp3,000を渡すと怒った顔で途中で降ろされた。どうも乗車のみ区間がある様だ? 国道を渡っていると車掌が迎えに来て、バス停の屋台のお爺さんに繋いでくれ、お爺さんは「待っておれ!」と言う感じであった。お爺さんがミニバスを停めてくれ、お礼を言って乗込んだ。ミニバス運ちゃんの合図でRp3,000(35円)を渡し降りた。
数百mを歩いて空港に向かい、エアー・アジアのチケット売場に着いた。何と「Tutup」とある、閉まっていた。案内所に行き尋ねると、先ほどまで営業していた様だ。 案内所の女性が電話していたが繋がらない。電話番号を教えてくれた。15:55発クアラルンプール行きと共にチケット売場担当者も帰って行っえたのか?
国道に出て中々タクシーを拾ろえない、乗客が既に乗っている。やっとタクシーを拾い、昨日行ったマリオボロ・モールに行き缶ビール2缶を買った。メータータクシーRp25,000(300円)。マリオボロ通りを北広場までぶらぶら歩き、ベチャを拾いホテルまで戻った。疲れていたのでベチャ代Rp10,000で乗ってしまった。
ホテルでミーゴレンとビンタンビール小瓶で夕食とした。
疲れて20時に寝てしまった。