塵埃日記

つれづれなるままに、日々のよしなしごとなど。

国歌のススメ

2005年04月22日 | カテゴリ無し
先日面白いサイトを発見した。

世界各国の国歌を主にMIDIで集めている。
他にも様々な種類の曲があるようでまだ楽しめそうだ。英語も併記されているので安心。

とりあえずあるのだからと片っ端から落とす。
MIDIなので一曲2、3秒程度しか要さないのだが、これが全世界各国+αとなると結構時間を取られる。
そして落とした曲の数を見て少々唖然。
これをひとつのフォルダにまとめてしまうのは聴くときに骨なので、大まかな地域ごとに分けることにした。
これがまた一苦労。国の名前に関しては結構知っている自身があったのだが、いざ分類し始めてみると、「こんな国あったっけ」ということがままあった。
特にアフリカ、中米に似たような国名や聞いたことのない名が集中していたように思う。
さて、漸く聴ける状態にこぎつけとりあえず欧州、続いてアジア、アラブ、アフリカ、両米、オセアニアと家事をこなしがてら聴いてみる。


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段々、段々全部同じ曲に聞こえてくる!!!
皆似たようなマーチなのだ。欧州ならともかく、マーチでアフリカやアラブは想像できないと思う。
何というか、国歌専門に作曲するマーチ作曲家が何人かいて、余り資金や関心の無い国はそういう職業作曲家にお任せしてしまった結果世界に数シリーズの国歌が出来上がってしまった、とかそんな感じだ。

こうやって聴いていくと、君が代がかなりよく出来た曲に思える。
小中学校の式典で歌わなくなかったときは、「何かオチがなくてしまらない歌だなあ」と感じていたものだが、こうして並べ聴いてみると日本独特の旋律がよく出ている気がする。
ウィキによると、1903年にドイツで行われた「世界国歌コンクール」で、君が代は一等を受賞したそうだが、分からないでもなくなった。

オススメはモロッコやアゼルバイジャン、ウクライナあたりと、概してスラブ系諸国はそうなのだが、何故か国歌に悲壮感が漂っている。
何だか世界で最も重い歴史を背負ってきたかのような曲調なのだが、これで国民の愛国心を果たして啓発できるのだろうか、とちょっと疑問に思った。

あと、旧東独国歌などは日本ではとあるエロゲの主題歌として一部に知られていたりするので、一聴の価値はあるかもしれない。たしかに国歌というより、スーファミ時代のロープレなんかを髣髴とさせる。





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