前回の群馬旅行のネタでもう一つ引っ張ろうと思います。
吾妻には岩櫃城址という城跡があって、是非訪ねようと思っていました。というのもこの岩櫃城は武田三堅城(つまり武田信玄の領土の中で最も重要かつ険阻な城)の一つに数えられていて、後には真田氏の拠点となった由緒ある城跡なのです。
城跡へは国道脇の目立たない小道を山中へ入り、奥深い小さな集落の登山道から行くことになります。その集落は古くからの城下集落なので、そこに着いたときには「お、やっとだ。」と心踊ったのですが、次の瞬間衝撃的なモノを見てしまいました。
窓の外すぐの草むらを走っていくなにやら黒くモコモコした動物。そう、熊ですよ、熊!!
僕らが見たのはおそらく小熊でしたが、それでもヒトよりは十分大きくて、一気に背筋が凍りましたね。良く見ると集落の畑には獣避けの電線が巡ってるし、登山口には普通に「熊出ます」とか書いてあるし。
野生の熊を見るのは初めてでしたが、あれを見てはさしもの城狂いの僕でも草木の茂る山中に分け入る勇気は湧きませんでしたね・・。
テディベアとかプーさんとか考えた奴らは、きっと本物を見たことがないんだろう。あれを可愛いと思うなんて、ハート様に妹萌えするくらい無茶な話だ。
ちなみに我が家にはご先祖様が熊を退治して殿様に褒められたとかいう到底信じがたい言い伝えがあります。仙台の先祖代々の墓にはなんと隣にそのときの熊の墓まであるんですが、いやあ、あれを倒すなんて無理っすね。普通に。
山の城跡は冬に行くのが一番という結論に達しました。
熊に出会える城、岩櫃城(中央と左の山)
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