先日夏の蜘蛛の話をアップしましたが、あれから写真を整理していたら、夏の田んぼのひとコマが何枚か出てきました。可愛いのは畔の蛙で、一歩一歩歩くごとにぴょんこぴょんこと水を張った田んぼへ飛び込んでいきます。
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群馬県にて
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京都市内にて
で、京都のとある田んぼの畔を歩いていると、水の中に大量の大きな貝がいるのを発見しました。私は陸貝には詳しくないので、「きっとタニシなんだろう。のどかだなー。」と思いながら写真を撮りました。ここからは、生物系の写真は無問題という方のみ閲覧されることを推奨します。
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ちょっと大きさが分からないかと思いますが、5センチ以上はあります。これが田んぼの中にわさわさといました。私も、さすがにタニシにしてはちょっと大きいよなぁ…とは思いましたが、あとで調べてみてびっくり。ジャンボタニシという外来種なんだそうです。正式名称はスクミリンゴ貝といい、南米原産だそうです。当初は食用として養殖目的で輸入されていたものが、今では田んぼにはびこり稲を食い荒らす害虫になっているのだそうです。
何といっても毒々しいのは、その卵です。最初私は分からず、奇妙な物体として写真に収めましたが、この貝を調べる過程でその卵と知りました。何がビックリって、非日本的な鮮やかなピンク色をしているんです。
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写真としてクローズアップして撮っているので、貝も卵も1つ(1セット)ずつですが、現地には貝はうじゃうじゃ、卵はあちこちにありました。外来種だけあって恐ろしいほどの繁殖力です。のどかな日本の田園風景さえもが、外来種の跋扈によって脅かされているということで、情緒にばかり浸ってもいられないんだなぁと痛感しました。