塵埃日記

つれづれなるままに、日々のよしなしごとなど。

葬儀会館反対…なぜ?

2011年10月11日 | 徒然
  
 昨日10月10日は体育の日ですね。晴れの特異日ともいわれますが、今年は前日に雨が降るなど、今一つの天候でした。

 さて、今日も駄文です。ある秋の麗らかな昼下がり、郊外の閑静な住宅街を歩いていた時のこと。町の一角に葬儀会館があるのが目にとまりました。そして、その周囲の家々には、「葬儀場建設反対」ののぼりが数多く並んでいました。おそらくは、住民の反対をよそに建設が完了してしまったのでしょう。

 ですが、葬儀場とはいっても、いわゆるセレモニーホールとか何とか最近では横文字で呼ばれているやつで、当然ながらそこで火葬したり、読経の声が漏れ聞こえたりするわけではありません。「葬儀場建設反対」というのぼりは、結構あちこちの住宅街で見られますが、実際のところそれほど迷惑な建物なのかな?という疑問を実はもっています。

 私は、地方を訪ね歩く趣味の関係上、こうした葬儀会館をよく目にします。ですが、近くを通ってもとりたてて周辺の生活に迷惑になるようなことがあるようには思えません。騒音もなければ、悪臭も、夜の過剰な発光などもありません。

 逆に、こうしたセレモニーホールは、たいていなぜか広い駐車場を兼ね備え、そしてそこには大抵ほとんど車が止まっていません。建物も、葬式のイメージをなるべく薄めたモダンなものが多く、むしろ周辺の美的環境の向上に役立っているのではないかと思うくらいです。

 結局のところ、葬儀会館に反対するのは「葬式=死」というマイナスのイメージによるところが大きいのではないのかなと思うのです。あるいは、付近に葬儀関連施設ができることで自宅の地価が下がるとか、現実的な理由もあるのかもしれませんが、突き詰めればあくまでイメージや気持ちの問題なのではないかと個人的には考えています。付近に当該の問題を抱えていないので、詳しいことは分からないのですが、どなたかご存知の方がいればお教え願えればと思います。