4/21(土)福岡市内→壱岐→長島→原島→壱岐→福岡市内
今日は長崎県壱岐市の渡良三島です。渡良三島とは壱岐郷ノ浦の渡良浦沖にある原島・長島・大島の総称です。
離島のさらに離島になる渡良三島からのQRVは非常に少なく、昨年の長島・大島も多くの方にお呼び頂きました。
渡良三島へは郷ノ浦港から市営フェリー「みしま」が1日4往復あります。博多から日帰りの場合このうち2つの島を回ることができます。昨年は長島と大島でしたので残る原島をメインに余裕時間を使って長島からもQRVします。
郷ノ浦(11:20発)→長島(12:00着) ※長島滞在時間1時間31分
長島 (13:31発)→原島(13:42着) ※原島滞在時間2時間40分
原島 (16:22発)→郷ノ浦(16:50着)
長島の滞在時間が短いのですが、ここは昨年QRVしているので問題にはならないでしょう。初訪問の原島は長島に立ち寄っても十分な時間が
確保できました。
博多からはまず九州郵船で郷ノ浦に行く必要があります。博多発8時のジェット船に乗れば郷ノ浦11時20分発のフェリーに間に合います。天神から西鉄バスで博多埠頭を目指します。
西鉄バスは3月に大幅なダイヤ改正を行いました。0時以降に始発地を発車する深夜バスを廃止、最終バスを繰り上げ、福岡市内中心部では100円バスの循環経路を短縮したりバスが集中する天神北バス停に停車するバスも一部を通過扱いにしています。
博多埠頭に向かう90番も宿近くの天神北バス停を通過することになり、ソラリアステージ前(2A)まで歩かされることになりました。南区のいつもの移動地に向かう55番に至っては天神北に停車せずなんと600m先の大丸前から乗る必要があります。ものすごく不便になりました。
西鉄は数年前に福岡市内中心部でのバスの運行体系を抜本的に見直すことを明らかにして渡辺通を走るバスを「W系統」に集約するなど将来も維持可能な運行体系の整備を順次進めていますが、乗務員の確保が想定より難しいようで運転本数がかなり減ってきています。
バス停向かい側の天神コアビルは長らくファッションビルとして親しまれてきましたが、2020年に閉館し建て替えられることが決まりました。お隣の福ビル(福岡ビル)と一体での建て替えが決まっており、天神の風景は数年後には一変することになります。
博多埠頭に到着。
九州郵船のジェット船は長らく自由席で、並んだ順に好みの席に座るシステムでしたが予約時に座席指定ができるようになりました(乗船当日は指定不可)。早い時間から並ぶ必要がなくなり有り難いです。行きは南側の窓側、帰りは北側の窓側を確保しました。
今日のジェット船はヴィーナスです。今日の玄界灘はお隣の小呂島ですら快適に行けそうなほど穏やかです。ヴィーナスにとっては楽な仕事でしょうね。
小呂島は2015年以降出かけていません。現時点で小呂島に行ける他局がいるのかなぁという状態ですから来年以降計画できないかな、と思っています。リクエストがあれば検討しますのでメール等お待ちしています。どうやら待合所でお土産を売り始めたそうですね。
船内は座席番号が分かるようになっています。
9時10分に郷ノ浦港到着。JA6CPD 堀川OMがお待ちです。
近年は離島観光が見直されつつあり、沖縄の石垣島・宮古島・慶良間諸島、鹿児島の奄美大島・屋久島、瀬戸内海の小豆島・直島などは多くのお客さんが訪れるようになっています。一方で壱岐は歴史や味などアピールできそうな点が多いにも関わらず観光客が伸びず苦戦しているのが現状です。
もちろん何もしていないのではなく、この冬にはタレントの篠原ともえさんを招いて福岡で壱岐の
御朱印イベントを開いたり、「鉄腕Dash」に壱岐の強風を取り上げてもらうなど努力をしているのですが人気の島になかなか追いつけないようです。
鉄腕Dashでは冬場に吹く壱岐の強風を活かして帆を付けたリヤカー改造車を動かすという企画をやったものの、なぜかTOKIOのメンバー在島時には風が吹かず、最終的には番組スタッフが運転するという残念すぎる結果に終わりました。2週続けて放映されたのでインパクトはあったようですが・・・
次の「フェリーみしま」は11時20分発で2時間ほどあります。手が空くので岳ノ辻でQRVすることにしました。堀川OMに連れて行って頂きました。
アンテナを張って9時35分にスタート。
1エリア中心で開いているものの正直あまりCondxがいいとは言えません。呼ばれてもなかなか続きません。昨日も午後の方が良かったようで、午前は強くオープンしてくれません。ホントに何も書くことがないくらいしょぼいCondxです。
10時25分で終了。岳ノ辻からは22局でした。
CPD局に途中郷ノ浦のスーパー「ヤマグチ」に立ち寄って頂きお弁当を買いました。買ったお弁当は船内で食べたいと思います。
郷ノ浦の市営フェリー乗り場に到着。船は「フェリーみしま」です。
乗船券は待合所内で売っています。昔は待合所に売店があったのでしょう。錆びた
リョーユーパンの看板が残っています。今もリョーユーパンの製品を壱岐で買うことができるようです。大野城または佐賀の唐津の工場から船で運んでいるのでしょうね。
行きたいルートを申告し船賃を一括で支払います。今回は乗船券を出してくれました。
ピンクが三島相互間のもの、緑が三島-郷ノ浦間のものです。よく見るとピンクの方には「③N→H」と手書きされています。3便で長島から原島という意味なのでしょうね。
出航後船内でお弁当にします。今日はのり弁当です。
次の渡良浦までは郷ノ浦港の防波堤内を航行するためほとんど揺れず弁当を食べるには最適です。
船内のテレビでは日テレ系の
長崎国際テレビが映っています。壱岐は長崎県ですが本土の長崎との人や物の交流はほとんどなく、航路のある福岡や佐賀県唐津との交流が中心です。でもテレビ局は長崎の局になるようですね。先ほどまでいた岳ノ辻に中継局があります。
#お隣小呂島は福岡市西区なので当然福岡のテレビ局が視聴できるはずですが中継局はどこにあるんでしょうね。壱岐でも小呂島向けの電波を受信できるかも知れませんね。
渡良浦を出たら次は原島、さらに原島から10分ほどで長島が近づいてきました。12時ちょうどに到着です。下船しましょう。折り返しの船は大島で昼休憩を取るため長島13時31分発となります。約90分あります。
何か新しい建物を建築中です。学校ではないはずですが・・・
港から珊瑚大橋方面に行った場所が設営場所です。島にいられる時間は1時間半ですが設営と撤収が各15分、港への往復が各10分と計算するとQRVできる時間は40分だけです。13時5分が終了時刻となります。先日の笠岡市大飛島もそうでしたが、設営・撤収の時間が必要なためQRVできる時間が十分確保できない場合があります。
急ぎ7MHzのダイポールを張ってスタート。おかげで12時11分にはスタートできました。
最初は岳ノ辻での時と同じく1エリアが中心でしたが、途中からは4エリアや6エリアが開いてきました。昨年長島でQSOできなかった局もいましたのでQSOできて良かったです。クラスタに載せて頂いたようでコールが集まるようになってきました。1~4エリアあたりまで開くと面白いですよね。
いいお天気で気分も上々です。どうやらハイバンドも開き始めたみたいです。そういえば1ヶ月後は沖縄移動ですもんね。
まだまだ呼ばれそうな雰囲気ですが船の時間があるため13時5分で打ち切りました。大急ぎで撤収です。長島からは58局でした。
ちなみに4500mAHのバッテリは朝から使ってますがまだ14V台です。817へ電力を安定して供給できています。
この坂を下りると長島港です。
大島で折り返してきたフェリーが13時31分に長島港到着。お隣の原島に行きましょう。
長くなりましたので続きます。