「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

代わりに送られてきたCDトランスポート

2015年08月22日 | オーディオ談義

前々回のブログでトレイの開閉の不調などを訴えていたCDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」だが、とうとう我慢できなくなって、この17日(月)に購入先の東京のオーディオ・ショップに修繕を依頼した。

そして、修理期間中の代わりとして貸与してくれたCDトランスポートがようやく昨日(金)になって到着。

どういう機種が送られてくるか、興味津々だったがそっくり同じ機種だったのでほっと一息。これで余計な出費(悩み)をしなくて済みそう(笑)。

前回は豪勢な専用トランクに梱包されて送ってきたが今回は普通の段ボール箱だったのが唯一の違い。

             

同梱されていた取説によると、取扱い先が「大場商事」から「タイムロード」に変更されたのも違いといえば違い。

さっそく接続コード類を繋いで試験的に操作してみたが気になっていたトレイもスムーズに開閉してひと安心。

さっそくCDを聴いてみた。サヴァリッシュ指揮の「魔笛」でここ2週間あまり、一日に一度の割合で違う指揮者による魔笛を聴き耽っていたので「魔笛に飢えていた」というのが実状。

        

つくづく思うのだがこれほどの名曲になると指揮者の違いはごくわずかでそれぞれにいいところがあって、自分ごときがいいの、悪いのなんて言うのは「僭越の極み」かもしれない。

ただし歌手となると様相が異なってくる。

魔笛には少なくとも5名の主要な歌手を揃えるのが必要だ。

男声

バス(人間の出せる最低音) → 「高僧ザラストロ」 バリトン(中音) → 「道化役パパゲーノ」 テノール(最も高い声) → 「王子役タミーノ」 

女声 

ソプラノ(高音) → 「王女役 パミーナ」  ハイ・ソプラノ(コロラツゥーラ) → 「夜の女王」

魔笛の最終的な出来具合の鍵を握っているのは、これら5名の歌手たちだが全員粒よりを揃えるとなるとちょっと不可能でどうしても優劣の差が出てくる。古今東西、「魔笛」に決定的な演奏がないと言われているのも“むべなるかな”。

そういう中で、このサヴァリッシュ盤の顔触れは比較的よくそろっている。

ザラストロ役に「クルト・モル」、パパゲーノ役に「ウォルター・ベリー」、テノール役に「ペーター・シュライヤー」、パミーナ役に「アンジェリーナ・ローテンベルガー」、夜の女王役に「エッダ・モーザー」

男声軍(3名)の布陣は超一流でベストと言っていいが、ちょっと女声陣(2名)が超一流までにはいかないのが残念。

もし、パミーナ役に「エディト・マチス」や「バーバラ・ボニー」そして夜の女王役に「エディタ・グルヴェローヴァ」が参画していたらこのサヴァリッシュ盤は永遠不滅の名盤として魔笛の世界に君臨していたものをと、非常に惜しまれる。

さて、今日(土)は待ちに待った「AXIOM80愛好家3名による例会」の開催日。開催場所は3名の持ち回りなので今回はKさん宅(福岡)。幸いお天気も良さそうだし、ひとつ、高速をぶっ飛ばしていくとするか~。

試聴盤には、このサヴァリッシュ盤を持って行くとしよう。

じっくり聴かせてもらいながら「魔笛の世界に没入できるか否か、それが問題だ」(笑)。

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