「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

目の覚めるような快音に猛暑が吹き飛んでいく~

2024年07月30日 | オーディオ談義

28日(日)のこと、「そろそろこのスピーカーを移動してもらいたいんだけど・・」と、掃除中のカミさんが険しい顔をしながらキツイ申し入れをしてきた。

「ああ、わかった・・」、こういう時は徒に抵抗しない方がいい(笑)。

いつも遠路からお客さんが見えるたびに、それほど広くもないオーディオ・ルーム(6m×7m)から、あまり使わないスピーカーを隣の部屋(客間)に移動させているが、そのときの言い草は「お客さんが帰られたらすぐに元に戻すからな~」

それからおよそ2か月余り、これ幸いとばかり知らん顔していたら、とうとう堪忍袋の緒が切れたというわけ。

つい先日、SPユニットを前にして「これをどう討ち取るか・・」に関して「オーディオは闘争だ」と投稿したが、我が家の場合はオーディオは機器ばかりではなくて、カミさんとの闘争の歴史でもありますな(笑)。

忘れもしない「ウェストミンスター」を無断で購入した時は、1週間余り口を聞いてもらえなかった・・、もう30年ぐらいも前の話。

で、再度オーディオルームに戻したのがグッドマン「TRIAXIOM」(口径30cm:同軸3ウェイ)である。自作の箱(板厚1.5cm)に収めている。

せっかく復帰してきたのだから歓迎してやらねば・・、
もちろんフルレンジで聴くのが正統派のやり方だが、我が家は「何でもあり」なので、サブウーファー(100ヘルツ以下)として使ってみた。



茶色系のコーン紙はいかにも目方が軽そうで反応が早そう・・、これまで期待を裏切られたことはない。スピード感のある切れ味のいい低音が出てくれるはず~。

箱の上に載せているのは言わずと知れた「AXIOM80」(復刻版)で、木製の植木鉢に容れているが後ろ側の空いたスペースに「吸音材」として「羽毛」を詰め込んでいるせいか、あまり音色に違和感を感じない。

「AXIOM80」を ふっくら と鳴らすのが理想的だと思っているがかなり近付いているはずと、自画自賛。

他家のアラはすぐに気が付くんだけど、自宅の場合はどうしても甘くなる傾向があるのは自覚しているんだけどね~(笑)。

で、肝心の音の方だが・・、駆動するアンプにはメチャ苦労した。

箱に入ってない「AXIOM80」には、やはりゆったりとした大人(たいじん)の趣を持ったアンプが相応しい。

というわけで、やや神経質な「シングルアンプ」はすべてアウトで、「371Aプッシュプル」がベストだった。



一般的に「パワー感はあるけど繊細な再生は苦手」とされているのが「プッシュプル・アンプ」だが、〇〇と鋏は使いようかなあ~(笑)。

そして次の難題は「TRIAXIOM」(100ヘルツ以下)にどのアンプを充てるかだが、以外にも良かったのが「TRアンプ」だった!



仲間から4台ほど借りてきてテストを繰り返してようやく1台だけ残したのがこのアンプだが、TRアンプにしてはひときわ出来がいい気がする。

いくらコーン紙が軽いとは口径30cmのユニットを駆動するのにはかなりのパワーが要るんでしょう・・、屈託のない軽やかな低音が実に気持ちがいい。

目の覚めるような「快音」に、真夏の猛暑が吹き飛んでいく思いがしましたぞ‥(笑)。



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