「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

禁断の封じ手

2024年07月25日 | オーディオ談義

昨日(24日)起きたときの温度は28℃。日中はともかく夜はエアコンを使わない主義なので、海(別府湾)側からの微風を期待して窓全開(2階)の結果だが、ときどき30℃を超えたりすることがあったりしてちょっと寝苦しさを感じるときがある~。

で、肝心の「睡眠」の方だが7時間ほどぐっすり眠ったりするときがあるかと思えば、5時間程度で目が覚めて、後はうつらうつらのときがあったりして日によってバラバラでどうもうまくコントロールできない。

睡眠不足のときは、身体中のあらゆるセンサーが鈍くなっているので「オーデイオ機器を弄らない」が、我が家のモットーだが、昨日は珍しく8時間睡眠だったので気分爽快~(笑)。

そこで懸案だった事項にようやく取り組む気になった。

これまで何回も題材にしているように大型スピーカーを聴いているうちに、次第に小型スピーカーへの回帰(郷愁)が起こるという循環が(我が家では)起きている。

で、その小型スピーカーだが2年半ほど前に購入したものの、どうもうまく鳴らせない状態が続いており、あれこれやってみるのだが当座はよくても次第に違和感を感じてくる。

10日前のブログ(7月16日付)でもこう記していたのをご記憶だろうか。

「この小型スピーカー+サブウーファーを3台の真空管アンプで鳴らしながら1週間ほど聴いてみたのだが、そのうち悪くはないんだけどうも食い足りなくなる・・、何だか無理して音を出している印象を受けてしまう。もっと自然な響きが出せないものか~。」

というわけで、どうも気になって「枕を高くして寝れない」なあ~(笑)。

その小型スピーカーというのがこれ。



「PL100」(英国モニター・オーディオ)だけど、「負荷インピーダンス4Ω」「能率88db」という代物で、完全に高出力の「TRアンプ」向きなので真空管アンプには不向き・・、それは当初からわかっていたんだけどね~。

なぜ購入したかといえば・・、当時、知人のお宅で聴かせてもらった「小型スピーカー」の魅力(シャープな音像など)にすっかり嵌ってしまい、真空管アンプでも鳴らせるだろうと取り急ぎ購入したもの。

しかし、見通しが甘かった・・、真空管式のシングル・アンプで無理なら高出力のプッシュプル・アンプならいいだろうと鳴らしてみたところ、音の粒子が粗くなる印象を受けてこれもアウト。

で、とうとう思いあまって「禁断の封じ手」を講じることにした。

「封じ手」とは「使うことを禁止されているわざ」(広辞苑)

つまり、我が家ではご法度とされている「TRアンプ」の登場である。

低音域部分の使用は大目に見るとしても、中高音域の豊かな倍音成分には「絶対に真空管アンプを使う」のは、我が家のレーゾン・デートルなんだから~。

しかし「パワー」の前には背に腹は代えられない・・、幸い、半年ほど前に仲間から借りて来て低音専用にちょくちょく使っている「TRアンプ」がある。



最初に、口径10cmほどのユニット(~2800ヘルツ)に使ってみたが、あまり変わり映えがしない・・、そこで「リボン・ツィーター」(2800ヘルツ~)に使ってみたところ、何とアッと驚くほどの変わり様・・。

これは素晴らしい・・、音の鮮度が一気に向上して華やかさが音響空間を包み込んだ! リボン・ツィーターの魅力全開である。

とりわけ「管楽器」が素敵で、「You Tube」の「アッカー・ビルク」(英国)の「クラリネット」なんか最高!

とても渋くて人生の深い憂愁を感じさせるクラリネットの豊かな響きにウットリ~、管楽器はやはり肺活量の豊かな外国人向きのような気がする。是非ご一聴を、と自信を持ってお薦めしたい奏者である。

それはさておき「TRアンプ」の意外な活躍に、これは参ったなあ・・、複雑な心境である(笑)。

スピーカーにとっていちばん必要なのはアンプの「パワー」なのかもしれないなあ・・、「今さら気付いたか!もう遅いぞ」という声が外野席から聞こえてきそう、アハハ~(笑)。

あっ、そうそう「リボン・ツィーター」ならたしか「デッカ」も持ってたよなあ~、急いで倉庫から引っ張り出してきた。これも能率が低くて真空管アンプには向かない。



このリボン・ツィーターをTRアンプで鳴らしたらどうなんだろう・・。

なんだか真夏の暑さなんか吹き飛びそうな気がしてきましたぞ~(笑)。



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