「今年を振り返って」シリーズもいよいよ「第3弾」へ突入。
師走も佳境に入ったので、この1年間で音響の向上に大いに効果のあったものをピックアップしようという企画だが今回は4月に購入した「ブルーレイレコーダー」だ。
当初はテレビ番組用として購入したものだが、今では音楽視聴用としても獅子奮迅の大活躍である。購入当初にこれほど重宝するとは夢にも思わなかったというのが実感である。
それでは以下のとおり振り返ってみよう。
「音楽を長時間聴いていると頭が疲れてくる」のは誰しも経験されることだと思う。
周知のとおり、音楽を聴くという行為は耳から入った音声信号を頭の中で情報処理しているので疲れてくるのは当然の話。
そこで、我が家ではときどき気分転換にテレビ(ソニーの55インチ)で肩の凝らないドキュメンタリーやミステリ番組をオーディオシステムで音出しをして観ているがこのほど古いテレビチューナーが録画できない状態になった。
再生はできるので全面的な故障ではないものの、大概の番組は録画したうえで観ているので大いに困ってしまった。
故障したチューナーは購入してだいぶ経つので寿命かもしれないと思い、遅ればせながら「ブルーレイレコーダー」でも買おうかと近くの大型電気店に出かけてみた。
事前にネットでどういうブランドがいいのか、相場はどのくらいかおおよそ調べたのは言うまでもない。
そしてパナソニックとソニーに絞っていたところ、たまたまパナソニックの製品が特売価格として展示してあった。
お値段はネット価格よりも若干高かったので、「これネットのお値段と一緒になるのなら購入しますよ。」と、いきなり勝負に出た。
すると店員さんが「上司と相談してきます。」、そして数分後に戻ってきて「ネットのお値段と一緒でいいです。」
しめた!試しでも言ってみるものだった(笑)。
さっそく持ち帰ってセッティング。今どきのチューナーは薄くて軽くて実に扱いやすい。
しかも地デジのチャンネル合わせは、郵便番号を打ち込むだけだからずいぶん楽だった。
また、説明書をよく読んでみるとCDも再生できるようになっている!
我が家にはCDトラポが2台あって、持ち主が言うのも何だがかなりの高級機だし、これらには(音質が)どうせ及ばないのは百も承知だがどのくらい肉薄しているか試聴してみた。
すると、何と何と結構「いい音」が出るんですよねえ!
さっそく近くのオーディオ仲間に来てもらって聴いてもらったところ、
「既存のCDトラポとあまり遜色がありませんよ。自分も買おうかなあ」(笑)。
ここで二つの実験をしてみた。
1 ブルーレイレコーダーにCDを挿入してそのまま再生する
2 いったんCDをHDDに取り込んで録音したソースを再生する
後者の方が回転系が不要なぶん音質的に有利のはずだと二人で話しながら聴いたところ予想どおりだった。
2の場合一枚のCDをそっくり取り込むのに10分ほどかかるが、それだけの価値はありそうだ。(現時点では既にお気に入りのCDを100枚ほど取り込んでいる)。
しかもブルーレイレコーダーに有線ランを接続するとCDジャケットまで表示してくれるのには驚いた。
今どきの「ブルーレイレコーダー」は「費用 対 効果」の面からするとたいへんな穴場ですよ!
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