このところ、我が家の「オーディオ秋の陣」は「世界で1台の究極のアンプ」がらみで、かなりの「波紋」が起きておりますぞ~。
まず、「ぜひ聴かせてください」とのご要望が「YO」さん(岡山県)から届きました。ここ1年半ほどで3回目のご訪問になります。
もちろん、当ブログの記事を御覧になってのことだが、3回目ともなると極めて珍しいですね。
というのも、わざわざ ご遠方 からお見えになっても一聴するなり「何だ大した音ではないじゃないか、すっかり記事の内容に釣られてしまった。もうニ度と騙されないぞ~」と、後悔する人たちが大半ですからね(笑)。
まあ、各人の音楽の好み、音質の好みが一致することは滅多にありませんけどね~。
今回のご訪問で「AXIOM80」ファンの「YO」さんが「6A3」シングルアンプにどういうご感想を漏らされるか、はたして吉と出るか、凶と出るか・・(笑)。
ちなみに、「YO」さんのご愛用のスピーカーは英国の名門「ローサー」をギター用の薄い銘板に容れて楽しんでおられるが、およそ「典雅な音」との想像がつきますね。
そして、記事の関連メールが「I」さん(千葉県)から頂きました。匿名ということで、無断掲載お許しください。
「真空管のアンプ作りが好きで、毎日、「音楽&オーデイオ」の小部屋の特にオーデイオ関係を楽しく読ませていただいています。
数年前、「E80CCの音が気に入っている」というメールを1度送らせていただきました。
この頃、私が今までに作ってきて音がいいと思っている事柄と同じ内容の記事が出てきてうれしく思っています。
1. チョークインプット電源(2段チョーク)
30〜40年前に、無線と実験 の中で 田村耕一氏 が、カンノのトランスを使って311B、300Bのシングルアンプを作った記事で述べており自分のアンプも試しに変えたらびっくりしました。
これは、音の実在感と奥行き案定位等が、コンデンサーインプット電源に比べて格段に優れています。音が空間に満たされる感じで、スピーカーの位置が気にならず、コンサート会場の様になります。
特に、クラッシック音楽を聴く場合、もうコンデンサーインプットに戻れません。
プリアンプも、電源を別シャーシとして作ると効果があります。
しかし、デメリットもあり
・1断面のチョークがチョークインプット用の専用となる
専用で無くとも大丈夫だと思いますが、チョークがうなったりします
・整流後の電圧が低くなる
トランスの供給交流電圧の 0.8倍程度
・リーケージフラックスが多く発生し、ハム音やノイズが増える
線の引き回し、シールドケース、グリッド抵抗を低くする 等の配慮が必要。
2. 出力管
なす管、ST管では刻印までUX245、UX250、VT52(刻印)、DA30(なす)等が気に入っている出力管です。
しかし、去年 1本1500円の 旧ソ連製の 6N3C(6L6GB)のPPアンプを作ったところ、非常に気に入ってしまいました。
・チョークインプット電源、2段チョーク
2段目は左右で分ける
ドライバー用は、2段目から分ける
・整流管は STC5R4GY
・ドライバーは E80CC(パラ)
・パーマロイインターステージ(昔5〜7000円程度で購入:メキシコ産)
・出力トランスは、ファインメット(小型)やパーマロイ(小型)
・カソードバイパス電解コンデンサーにVQを添える
・出力管の最終電源には、片側500μF程度の電解コンデンサー
3. 電圧増幅管
柔らかく、ふくよかにしたい場合 E80CC、少しかっちりさせたい場合 5962、6SN7GT(旧ソ連製:1000円)が良かった。基本インターステージトランスを使います
4. コンデンサー
カップリングや電源コンデンサーに必ずスチコンかVQを添える。スチコンは、秋のすがすがしい空の様に音が澄みわたります。
スピーカーのネットワークには高音用 弁当箱のオイルコンにVQ添えるのみ(6dB) 以前、プリアンプを購入して調整したら非常に良くなったとの記事がありましたが、
写真では、カップリングに ケースマイカコン(茶)+富士スチコン(多分0.1μF125V)となっていて「これはいい音が出そう」と思いました。
同じ容量では、大きい順にいい音が出そう スチロール テフロン ポリプロピレン ポリエステル
写真には、右端に旧ソ連製のテフロンコンデンサーがあります。まだ試していませんが楽しみです。
なんか、私のノウハウはここ数日の「別府さん」の記事で出尽くしてしまったような気がします。
なお、スピーカーは 今はオンキョーの FRX20(フルレンジ:アルニコ)にリボンツ・イーターを添えています。
今後も、楽しみに読ませていただきますのでよろしくお願いいたします。」
とまあ、微に入り細に亘り・・、豊かなオーディオ歴を重ねられた印象を受けます。
拙ブログの記事が少しでもご参考になれば幸いです~。
ちなみに、このブログのホームグラウンドはオーディオ記事なんですが、不評のため仕方なく他の記事を織り交ぜて辛うじて読者を引き留めている状況です。
出来れば、毎日「オーディオ」記事を書きたいのは山々なんですけどねえ~(笑)。