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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

新しいチャンデバの活躍

2017年08月22日 | オーディオ談義

このところ次から次にチャンデバ(いずれも2ウェイ方式)を聴く機会に恵まれている。

周知のようにチャンデバというものはクロス周波数の設定によって(システムの)音質がガラッと変わるが、手元にあるのはクロス周波数が「500ヘルツ」のものが2台、そして今回新たに実験の対象となったのが「5000ヘルツ」のものだった。

これらを持参していただいたのは、プリアンプ、パワーアンプ、チャンデバと何でも製作されるMさん(大分市)である。

ちなみに一般的にチャンデバといえば程度にもよるがネットオークションでは10万円前後で取引きされているのが相場だが、今回のチャンデバは驚いたことに何と1万円で落札されたそうだ。

エーッと驚いて、「どうしてそんなに安かったんですか?」と、お尋ねすると、

「どうも親の遺品みたいで出品者がわけがわからないままに出品したようです。不明のアンプという区分だったのですがよく見たところ、これはチャンデバだとすぐに分かりました。部品にいい物を使ってあったのですぐにお買い得だと思って落札しましたよ。」

このところ、オークションでやたらに目につくのが「親の遺品」という言葉で、当座は悲しむに沈むばかりだろうが時間が経つにつれ遺族が始末に困って本来の価値が分からないまま出品する姿が目に浮かぶようだ。

高齢になったオーディオマニアたちが後継者がいないまま次から次にこの世を去っていく・・・。

もちろん明日は我が身なので家内や娘によくいい聞かせておきたいところだが、どうせそういうときは面倒くさいとばかりその道の業者によって一括引取りになるんだろうなあ(笑)。

それはさておき「いくらなんでも不明のアンプで出品されたら、さすがに鵜の目鷹の目のオークションといえども誰も乗り気にはなりませんよねえ。チャンデバを自作出来る人しか気が付かないでしょうから、やっぱり(自作できる人の)役得ですよ。」とMさんを称えた。

さっそく、Mさんに加勢してもらいながら実験に入った。

チャンデバは口径38センチのユニットに使うと決めているので対象となるシステムはこれ。

               

これまではチャンデバ1号機(クロス500ヘルツ)で、500ヘルツ以下をJBL「D130」(口径38センチ)に受け持たせ、500ヘルツ以上を「AXIOM80」に担当させていた。これらを駆動する真空管アンプは前者を「71Aプッシュプル」、後者を「PX25シングル」だった。

ちなみにオーディオはシステムのどこかを弄れば、何かを得る代わりに当然の如く失うものも出てくる。けっしてプラスばかりではない。

偉そうに言うわけではないが、日頃からプラス、マイナスの総合勘定で考えるクセをつけておかないと後になって大損することがある。経験者の自分が言うのだから間違いなし(笑)。

今回新たなチャンデバ3号機(クロス5000ヘルツ)で鳴らすとなると一番の痛手が「AXIOM80」を使えなくなったことにある。

いくらなんでも「AXIOM80」を5000ヘルツ以上で使うわけにはいかないのだ!

したがってテクニクスの「EASー25HH22」ドライバー(仕様:1000ヘルツ~)へと交換。それに応じて駆動するアンプも「PX25シングル」から「6SN7プッシュプル」へ交替。

必然的に相性の問題から「D130」用(~5000ヘルツ)のアンプも、新装なって3か月、ようやくエージングが済んで今や絶好調の「2A3シングル」(フランスのVISSEAUX)を起用した。

まるで将棋倒しのようにシステムが様変わりする。

          

胸をワクワク・ドキドキさせながらいよいよ音出し~。

おお、なかなかいいじゃない!(笑)


大型スピーカーの「ウェストミンスター」がまるでフルレンジみたいな鳴り方だし、テクニクスのドライバーとの一体感も違和感がなくクラシックからジャズ、ポピュラーまで何でもござれの感じ。

口径38センチのユニットを5000ヘルツまで持たせるなんて狂気の沙汰だが、「D130」のコーン紙独特の浅いカーブであれば(5000ヘルツぐらいまでなら)音声信号に対する応答性はいいはずという読みはズバリと当たった。

同席のMさんも「やっぱりウェストミンスターの箱にはこれまでのクロス500ヘルツよりも5000ヘルツの方が合ってるようですよ。音に目方があるとすれば重量感が何倍にも増したみたいです!」

面白いことに気が付いた。

チャンデバ1号機のときは「D130」のセンターのアルミから出る音が邪魔でカバーするためにウェストミンスターのサランネットが必要だったのが、3号機のときはまったく気にならなくなったので不要になってしまった。見てくれはこっちの方がずっといいので、クロス5000ヘルツの波及効果はこんなところにまで及ぶ。

とはいえ、中高音域に「AXIOM80」を使ったときの雰囲気もなかなか捨て難い。

Mさんに「このチャンデバ3号機でほぼ決まりといってもいいのですが、クロス1000ヘルツ前後でも一度試してみたいです。そうなるとAXIOM80がギリギリ使えますからねえ。」と、こぼすと、

「ああ、それならチャンデバ2号機(クロス500ヘルツ)を改造してあげますよ。これも同じ出品者から格安で手に入れたものです。ツクリがそっくりですからカット周波数を計算してそれに見合った極小値のコンデンサーをいくつか調達してみましょう。」

「それは願ったりかなったりです。とても優秀なチャンデバなので大いに使い前があります。よろしくお願いします。」

これで楽しみがまた一つ増えた(笑)。


 

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