去る6月12日付(金)の日本経済新聞にさりげなく載っていた記事がこれ。
スマホでは読みづらいだろうが、パソコンだとはっきり読み取れるので詳述は避けるが、脳の神経回路の特定部分を刺激すると冬眠状態に陥らせることができ、今はマウスによる実験段階だがゆくゆくはヒトでも適用できそうだとのこと。
「べた記事」だが、素人ながらよく考えてみるとこれは「夢の不老不死」に繋がる大発見ではなかろうかと思ってしまった。
「不老不死」といえば「徐福伝説」が有名だ。ネットによると、
「徐福とは、紀元前3世紀の中国・秦(しん)の始皇帝に仕えた方士(神仙思想の行者)。いまから2200年くらい前(日本でいえば弥生時代初期)の人物です。
始皇帝の命により、東方海上に不老不死の仙薬を求めて三千人の少年少女を引き連れて船出し、熊野に上陸したと伝えられています。徐福一行は熊野の地に上陸すると、そこに住み着き、里人にさまざまな新技術を伝えたといわれています。
徐福の渡海は、司馬遷が著した中国の歴史書『史記』などに記されていて、それらの記事と実際に大陸からの渡来者があったことから、徐福が日本に渡来したとの伝説が発生したのでしょう。徐福の渡海は、司馬遷が著した中国の歴史書『史記』などに記されています。」
以上のとおり、これは古来から綿々と続く権力者が夢見た「不老不死」に一歩近づいた研究とも言えるが、現実的な使い方としては次のように考えられる。
たとえば、まだ幼い子供を持つ若い親たちが不治の病に罹ったときに、将来の医学の進展で特効薬が発明されることを期待して少しでも寿命を延ばすために「冬眠状態」にするなんてことは十分意義がありそうだ。
その一方、冷たい言い方になるが天命を迎えた80歳以上の老人に対してはみだりに処方しない方がいい。
世の中の役に立たない人間をこれ以上長生きさせても意味がないし、むしろ社会の「新陳代謝」を図るうえでは害になる恐れがあるから(笑)。
読者の皆様は「不老不死」について、どう考えられますか。
続いて同じ日経新聞の記事から「変わりゆく暗黙知の価値」についてを紹介しよう。
「暗黙知」とは平たく言えば「新米」が「名人」に弟子入りしたときに、見よう見まねで身体で覚えていくという類の物。
今回の「コロナ禍」によって、テレワークが普及し従来の「暗黙知」と「形式知」に加えて「中間知」という新たな領域が出現してきた。
社会システムの効率化とともに人間関係、経験、勘といった領域がどう変化していくのか、そしてどう折り合いがつけられていくのか、これから興味深い社会実験が展開されていきますね。
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