このところワーフェデールのユニットに味を占めて「夢よもう一度」とばかり、スピーカーのオークションに首ったけだが、珍しい古典管も放っておくわけにもいかず、やたらに忙しい(笑)。
そういう中、古典管の泰山北斗「北国の真空管博士」からメールが届いて「希少管112Aのスペアをアメリカ経由で1本見つけました。現在エージング中ですが何ら問題ないようなので近日中に送ります。」
「PX25シングルアンプ」の前段管として、およそ1か月前に手に入れたのがこの球だが、スペアが確保できたのでようやく安心して使えることができる。幸せだなあ~(笑)。
それはさておき、博士から同時に「とても珍しい球をオークションに出品していますのでお知らせします。」と、あった。
「DA30系の最高峰、V503の上位球、幻の銘球PA40の極上品」というのがこれ。
解説文にはこうある。
英「Ediswan社のPA40を1本出品いたします。DA30系の出力管ではV503が最も人気があり、非常に高い評価を受けています。
しかし上には上があるものでV503には上位球PA40が存在します。V503とは比較にならないほど入手の難しい球であり、その名を知らぬ方も多いと思います。
DA30系最大のプレート損失40Wを誇り、V503よりも遥かに丁寧に造られた内部構造には惚れ惚れとします。個人的にはWE300Aをも凌駕すると思っています。
長年2本目を探し続けましたが現在に至るまで入手することが出来ませんでした。大事に使って頂ける方に落札していただければ幸いです。
出品にあたってバラックセットにて動作確認しました。
電源の関係でEp400Vでの動作となりましたのでPA40のデータからEp400V時の動作例を抜粋して比較します。
PA40オリジナルデータ
Ef 4V If 2A Ep 400V Eg -85V Ip 50mA
動作確認結果
Ef 4V If 2.03A Ep 400V Eg -85V Ip 56mA
ガステストとライフテストのみHICKOK533型チューブテスタで行いましたが、何れも合格でした。
ベースの緩みやクラックはありません。上記の結果から極上品と判断いたしました。」
以上のとおりだが、実は、1年ほど前にこのブログで博士がオークションに出品された「V503」真空管を紹介したことがある。
以上のとおりだが、実は、1年ほど前にこのブログで博士がオークションに出品された「V503」真空管を紹介したことがある。
その時の落札価格は「187、100円」(1本)だった。落札者は長年英国に駐在されてから帰国された方(九州)だと、伺った。V503を5本持ち帰り、4本を友人に進呈して残る1本でペアを組みたいとのことで、上には上の世界がちゃんと存在するんですよねえ(笑)。
いずれにしても、今回の「PA40」はその「V503」の上位球でありながら差し替え可能であり、ツクリの方も一段と優れているとのことなので「DA30」愛好者には垂涎の的だろう。
はたしてどのくらいの価格で落札されるんだろうかと興味津々。
注目の落札期日は本日(26日)21時12分です!