風物詩=季節の感じをよくあらわしている物事(広辞苑より)
さて、「我が家の冬の風物詩」を3点ほど挙げてみよう。
☆ ゴールデンカボスの収穫
我が家にはカボスの木が2本あって、それぞれ「種無し」が1本と「種あり」が1本ずつ。7月頃から実をつけはじめて9月が最盛期。とても酸っぱくて生食は出来ないので天然の酢として活用する。
抗酸化作用があって身体にいいそうだし、漬物や焼き魚などに使う醤油代わりにもなって高血圧の方などには重宝されている。
収穫の時期は一般的に10月前後とされているが、我が家の場合はとても食べきれないのでいつも12月頃が最終的な時期になってしまう。したがって、通常は青々としたカボスが黄色に変身~。
県農政の施策ではこの黄色いカボスを「ゴールデンカボス」と銘打って販売に躍起となっているが、果汁はたっぷり出るものの、やや酸味が甘くなって人気はイマイチのようだ。
先日の日曜日(1日)の午後、隣家のご主人が剪定ばさみを持って「ごめんください」と訪れてきた。「黄色いカボスがたわわに実ってますが、このままだと木が傷んで可哀想です。私に剪定をやらしてください」
おやまあ、たいへんご奇特なことで~。
そこまで言われて知らん顔をするわけにもいかないので自分もようやくヤル気になって二人で脚立を使いながら収穫。どうやら今年はカボスの表年だったようで、途中で県外の知人たちに相当数、送ったのだがそれでもこの有様。
さて、収穫したのはいいものの事後処理が困るんですよねえ~。
☆ 干し柿づくり
12月に入って寒風が吹きすさぶ頃になると、我が家ではいつも干し柿づくりをする。
かねて依頼していた渋柿をまとめて30個ほど近所の八百屋さんが持ってきてくれたのが2日(月)の夕方だった。その日のうちにおよそ1時間ほどの作業で終了。「皮むき」はもっぱら自分の役目で、家内は皮を剥いた柿をいったん熱湯に浸して屋外に吊り下げる役目。
「干し柿」の大半を自分の口に入れるので知らん顔をするわけにもいかず、渋々加勢をするものの包丁使いは慣れない仕事なので最後の方は手首が痛くなるのに困ってしまう。
お天気次第だが2~3週間ほどで食べ頃になる。「干し柿」ですぐに連想するのが2年前に亡くなった母。大好物だったので最初の1個はお仏壇にお供えすることにしよう・・・。
☆ 「黒にんにく」づくり
今や二人に一人が罹る国民病ともいえる「がん」。1990年、アメリカの国立がん研究所が“がん予防”の可能性がある食品をリスト化しているが、その数ある食品の中で頂点に位置しているのが「にんにく」。
しかし、「分かっちゃいるけどあの匂いがねえ」と敬遠される向きがきっとあるに違いないがそういう悩みを吹き飛ばすのが「黒にんにく」。
3週間ほど前に「これは人に言わないでね」との前置きで家内が友人から教えてもらってきたのが家庭で手軽にできる「黒にんにく」の製造方法。ホントかいな、と半信半疑ながら3週間後に見事に出来上がった「黒にんにく」が次の写真。
オー、これなら市販の製品と少しも変わらないと感心した。現在、三食ごとに一かけらを口の中にポイ。
改めて「黒にんにく」の効用をネットから引用すると、
〇 白い生にんにくと比べてアミノ酸類が約2.3倍、ポリフェノール類が約7.5倍(赤ワインの約13倍)、抗酸化力は5倍以上
〇 食後の匂いをほとんど感じず、生にんにくと比べて消化も良く胃にやさしい。それに甘味と酸味がブレンドして美味しい。
〇 血管の老化予防、腸管の老化予防、免疫細胞の弱化予防に効果がある。
とまあ、いいことだらけ。
そういえば、このところすこぶる快調で午後の80分ウォーキングにも果敢に挑戦しているが、もしかしたら「黒にんにく」の効果かもしれないなあ(笑)。