「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

魔笛視聴コーナー~CDの部~♯10

2007年03月13日 | 魔笛視聴コーナー~CDの部~

CD番号     EMI7243 5 75362 2 6(2枚組)
収録年      1972年

評価(A+、A-、B+、B-、Cの5段階評価)

総   合   A+     荘厳、華麗、情熱、メルヘン・・全ての要素を含んだ魔笛

指揮者     A+     ウォルフガング・サバリッシュ(1923~     )

管弦楽団    A-     バイエルン国立歌劇場管弦楽団

合唱団     A-         同    合唱団

ザラストロ    A-     クルト・モル

夜の女王    A-      エッダ・モーザー

タミーノ      A+     ペーター・シュライアー

パミーナ     A-     アンネリース・ローテェンベルガー

パパゲーノ   A+      ワルター・ベリー

音   質    A+      奥行き、セパレーション、解像度全てパーフェクト

”聴きどころ” 

全ての歌手が伸び伸びと実力をフルに発揮した印象
タミーノ役とパパゲーノ役が傑出している

第一幕パパゲーノのアリア”おいらは鳥刺し”
  〃 タミーノのアリア”何という素晴らしい絵姿”

現在NHK交響楽団の桂冠名誉指揮者となっているサバリッシュが49歳のときに録音したCD盤だが、DVD盤の方では再度1983年に録音している。

サバリッシュは何だか学究の徒を思わせる風貌と雰囲気だが、実にイメージどおりの魔笛である。

歌手の配役と出来栄え、演奏ともにまったく破綻のないバランスのとれた仕上がりで、全ての学科にわたって最高点を確保する優等生タイプを思わせる。しかも真面目ばかりではなくて、進んで道徳的な善行にも心がける模範的な生徒の感じ。

こういう魔笛を聴かされるとどうにもケチの付けようがない。音質も秀抜。

                      


 


  


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