赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

映画『ぼくらの交換日記』

2013-10-30 08:35:52 | 日記
ビデオで映画を見ました。ウッチャンこと内村光良が、監督・脚本した作品。
これがおもしろく、最後はジーンとして、じんわり涙があふれるいい作品でした。

お笑いを目指してがんばっている「房総スイマーズ」のふたり。そのふたりが、メジャーをめざして、交換日記をしてお互いのことをもっとよく知ろうということになります。というか、相方のひとりが勝手に始めます。これは、実際にあったことのようで、鈴木おさむの本が下敷きになってるとか。

実際にお笑いの世界を知ってるウッチャンが手がけた脚本だけに、ただの成功物語に終わってません。ドロップアウトしたほうにも、光が、成功したほうにも影が描けています。

小出恵介の楽しんでいる時の笑顔と、プレッシャーを受けた時のひきつった顔のギャップがすごく演じ分けられていて、自然で、とてもよかったです。

でも、最初に誘ったほうが、・・・・なのは淋しいね。でも、こういうのあるんだろうなーー。
一度でもなにかでがんばろうと夢をもった人、もった夢をなんだかの理由であきらめた人、どちらにもおすすめ。

最後の一言もよかった。ぜひ、見てください。


砂場の大作

2013-10-27 09:16:25 | 日記
台風一過で快晴の今朝、ウォーキングしていたら、公園の砂場で大きな砂山を見つけました。 
これがすごいです。よく見ると、穴が二段になって、向こうまでつながっているのです。昨日は午前中雨。その後、きっとつくられたのでしょうが、なかなかの大作。
だれがつくったんだろう、何人でと思うと、だんだん、空想がふくらんでファンタジーの世界へ。ずいぶん前、「どろんこ大王」という作品を書いて、日の目を見なかったことなど、思いだしました。

さて、昨日の季節風のファンタジー分科会はとても有意義であたたかい会でした。目がさめたような指摘も、いくつもいただきましたし、飛び交った言葉はそれぞれの書いてきた年輪がこもっていて、刺激的でした。
季節風のいきおいのようなものを、とても感じました。
外部の飛び込みにもかかわらず、親切にしていただいて、ありがたかったです。

会場の本郷の旅館は、とても趣があって、レトロな雰囲気がわたし好みでしたが、とにかく道がわかりにくく迷いました。わたしはこんなに地図が読めない女だったんだと、気づいたしだいです。
途中で学生さんに道を聞いて、わたしのあまりにもたよりない気配に、途中まで一緒に行きましょうと言ってくださいました。都会でも親切な人がいるんですね。
そんなことがあったので、旅館の写真をとるのをすっかり忘れてしまいました。


ほこたて

2013-10-25 07:52:53 | 日記
フジテレビのテレビ番組「ほこたて」は、深夜枠でやっている時から大好きで見ていました。人 対 人、企業 対、企業 の物作りにかける人たちの熱い対決の真剣さが好きだったのです。

今回、放送中止になるきっかけになった、スナイパー対ラジコンカーもテレビ放映で見ました。
これの中止のきっかけが、ネットに「やらせ」を告白した人がいるというのです。その記事を息子が見せてくれました。どんなやつがもらしたのかと、また、ネットの暴走かと見たのですが、今回はちょっと違って、堂々と本名を名乗って、ラジコンカーを操縦した本人だったのです。それで、この人がいうことが本当だとしたら、相当 放送はねじまげられていたことになります。

テレビ制作会社がいけないわけですが、その背景には激しい視聴率競争があるかと思うと、どこか背筋が寒くなりました。わたしが関わってる児童書の世界でも「もっと売れるように」と言われることも、あります。言われなくても、そういう気配は、そこそこに満ちています。これはしょうがないことで、趣味でやってるわけではないのですから、本をだす以上は、ついてまわります。
でも、それがいきすぎると、今回のように、視聴者をくぎづけにしたいという思いが、悪いほうに暴走してしまうということにつながるのでしょう。
なにか好きだった番組だっただけに、後味の悪さを感じます。

今回の場合は、ネットの告白が最後の手段だったのかもしれません。
ただ、おばさんの目からみると、最近、ネットってこわい。
どこかでだれかの気持ちをそこねたら、ネットにあげられて信用が落ちる……、と思ってしまうと、人と関わるのが、こわくなってしまいますよね。
メールにしても気持ちを伝えるのはむずかしい。その人のためを思っていったこともねじまげらて伝わったり、それが広まったり。

でも、ネットにもいい効用があります。昨日、加藤純子さんがブログで拙著「がむしゃら落語」を紹介してくれました。
児童書は今、売りあげが減っていくという悲しい現状にあります。そんな中、たくさんの人の見てもらって、少しでも児童書を盛り上げようという、そんな愛情と救いを感じました。

asacoco

2013-10-24 07:43:42 | 日記
多摩地区のタウン誌アサココが、「がむしゃら落語」の発刊を機会にわたしの紹介記事を載せてくれました。
これに思わぬ反響。
なんと、いつもいっている接骨院に、この記事が掲示板に貼ってあるじゃないですか! まあ、恥ずかしいやら、なんとやらです。
また、近所のあいさつしかしない人に、声をかけられたり。
宣伝はしてほしいのに、いざ、自分をさらすと、妙な気持ちになりますね。

このアサココ、前誌のアサヒタウンが廃刊になったあと、記者さんたちは手弁当でがんばっているよう。今、紙の媒体は、なかなか発行し伝えたいという思いが、根底にあるのでしょう。その気持ちは応援していきたいですし、がんばって続けてほしいです。

さて、台風の進路がとても気になります。
この週末、季節風の勉強会があり、わたしは友人の森川さん、おおぎやなぎさんのファンタジー分科会に出稽古のように参加させてもらおうと思っています。でも、台風が直撃しそう。地方のかたもこの日のためにと、作品をかかれた人も多いと思います。
なんとかそれてと祈っていたのですが、どうも土曜日は大荒れになりそうですね。
どうか、被害がでませんように。


むしむしたんけんたい 西沢杏子

2013-10-21 08:25:46 | 日記
 西沢杏子さんのむしむしたんけんたいシリーズの第三巻、『ふしぎむしの巻』大月書店が出版中です。今回は、いも虫のくつ、けんかレストラン まいごのホタルの三作品。
とくにホタルのお話がわたしは好きです。西沢さんは、ホタルをもう一度の会など、ホタルに関する活動を熱心におこなっていて、そのホタル愛がにじみでています。

 それにこのシリーズでとくに注目は、画家さんの西原みのりさん。虫を愛らしく、親しみやすくかいていて、お話をもりあげています。
このシリーズ、三巻でいちおう完結ときいてますが、西沢さんには、まだまだ引き出しがたくさんありそうなので、あと二巻は書かれて五巻シリーズくらいにしてほしい!


 さて、その西沢杏子さんや、加藤純子さん、鈴木出版の編集者さんもも来てくださり、土曜日の対談のイベントは無事に終わりました。ほっとしています。おぼさんが、波瀾万丈の人生を、たくさん話してくれて、楽しかった(*^_^*)
 また、加藤純子さんが宣伝してくれたおかげで、「がむしゃら落語」ももっていった分、完売しました。
みなさん、お世話になりました。また、しこしこと地道に資料を調べ、パソコンに向かっていこうと思います。