赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

濱野京子新刊、『ドリーム・プロジェクト』

2018-05-31 09:49:52 | その他
梅雨がまじかな天気です。
濱野京子さんの新刊、『ドリーム・プロジェクト』を読みました。


なんとテーマはクラウドファンディングで、おじいちゃんの家の古民家再生をするというもの。主人公の拓真は中学二年生です。
まあ、新しいと手にとりました。クラウドファンディングという言葉は聞いたことはありましたが、それで作品を書いちゃうとは思ってもみませんでした。まず、そこが新鮮。

濱野さんに聞いてみたら、いろいろ取材をし、自分もプロジェクトを応援したりしてみたそうです。さすが!

よみどころは、新鮮なテーマだけではありません。
中学生たちがどういうチームになっていくか、がよく書かれています。。ひとつのことをやりとげようとするが、やっていくうちに個性のちがいが、小さなボタンのかけちがいみたいなことが起こってきて、もめそうになる場面も。うんうん、こういうのあるあると、共感できるところです。リーダーのありかた、チームのまとめかたなど、大人でも参考になるかもよ。
細かいキャラのかき分けができているからこそ、そこが読み取れますね。

中学生たちは自分でもできるかもと、自分の夢を思いうかべて読むことでしょう。やはり、濱野京子は中学生を書かせるとうまい!

さて、今日で5月も最後。6月は白い花がきれいな季節です。
うちのヤマボウシも咲き始めました。

また、小さくて青っぽい花なのですが、これからドンドン白くなっていきます。
十字の花の可憐さにあこがれて植えたのですが、のびが早すぎるのが困りもの。
あんまり大きな木になると、手入れができないよ(^_^;)




マンガ『重版出来』11

2018-05-29 08:49:00 | その他
楽しみにしているお仕事マンガ、『重版出来』の最新巻がでました。


マンガ編集者が活躍するお仕事ストーリーです。
今回も楽しいですが、マンガの現場の厳しさも表れてました。電子化です。それにどう対応していくか、作家もそれぞれ苦しんでいる様子があらわれています。

ただ、作中で二作目の壁に苦しむあるマンガ家さんは、電子化にたすけられて、重版になりました。こういうこともあるのでしょう。
時代の流れの中、泳いでいかなければなりません。電子化もさからえない大きな流れなのでしょう。
ただ、本屋がつぶれるのは、さびしいなー。

わたしは作中で、カップヌードルがのびるエピソードのところが一押しです。
読んで元気になるお仕事マンガ。これからも応援したいです。

さて、児文協主催の創作合評研究会、今年も申込が開始されています。
作家と編集者、両方の声を聞けます。一歩踏み出す勇気をだして、お申し込みを!
日本児童文学者協会まで

紫陽花がきれいです。
うちの変わり紫陽花




もともとピンクだったもの。去年は真っ青でしたが、今年は石灰をまいて、少しだけピンクっぽいかな?

中央線不通と総会と

2018-05-27 07:36:33 | その他
昨日は、児文協の総会でした。神楽坂の出版会館でありました。わたしも朝からそわそわ。議長をしなければなりません。
しかし、朝、病院帰りの夫が「タクシーにすごい長蛇の列。電車が止まってるらしい」といいます。ラインをみると、むすめも会社に行けないとぼやいていました。

でも、中央線がとまるのは、めずらしくありません。しょっちゅう事故で止まっています。そういうとき、30分くらいで動きます。けど、今回は様子が違いました。最初、一時間後動くというアナウンスがどんどん延びていきます。いっこうに回復する予定がでないのです。
とうとう手前の武蔵小金井まで、東京からの折り返し運転が始まりました。それでも、わたし、西国分寺はうごかないで、駅はひとだかり。しかたなく武蔵野線経由で行くことにしました。

都心にでるという夫といっしょにいって、早めのランチを食べ、わたしは、タクシーを拾いました。けど、神楽坂、歩行者天国なので出版会館まで行けないというのです。うそー、なんで? ここから歩いたほうが早いと、追い出されるように炊くしーをおろされました。
遅れてしまうと坂道を急ぎ足。そしたら、な、なんと道をまちがえてしまったらしく、行き着きません。ここはどこ? まったく見たことのない通り。まいご状態で、蒼白。歩いている人をつかまえて、道をたずねて、汗だくになり、会場へ。見なれたメンバーをみて、胸をなでおろしました。なんてこった、まったく。トホホ(^_^;)

ちなみに中央線は国分寺は三時間半不通だったそうで、また、夕方、三鷹駅で人身事故があり、大幅に遅れたそうです。呪われた路線と、子どもたちは大げさにいいます。困った困った

さて、総会は活発に意見交換がされましたし、時間におわれてはらはらしましたが、無事終わりました。よかった。これで、5月のわたしの大きな予定はすべて終了。帰りのビールはおいしかった。お寿司も! 今朝は、ほーーっとしています。あ、でも、自治会費を集めるという仕事があったか。

最後に写真をひとつ。

おおぎやなぎちかさんがくださったオオカミのお札です。御嶽神社のものです。三部作『オオカミのお札』の受賞にかけつけたことで、くださりました。ありがとうございます。大事にかざってあります。

御嶽山は中央線沿線に住むと、1度は訪れるという新緑がきれいな山です。ケーブルカーがあり、気軽にいけますが、ケーブルカーの山頂駅から御嶽神社までは、少し歩かなければなりません。

わたしも何度か行ったことがありますが、オオカミを祭ってあるとは知りませんでした。ちゃんと見ることがすばらしい作品を書く下地なのですね。オオカミのお札、小さいけど存在感があります。わたしも思わず、手をあわせました。なにをお願いしたかは、恥ずかしくて言えませんが。

贈呈式・『オオカミのお札』

2018-05-24 08:00:28 | その他
今日は児童文芸家協会の贈呈式があります。わたしは、児文芸の会員ではないのですが、児文協からということで、協会賞をとった、おおぎやなぎちかさんのお祝いに伺います。ほんと、おめでとうございます。
ビブリオバトルのアンソロジー仲間のこの快挙、とてもうれしいです。



明日は、児文協の贈呈式。こちらは協会賞は『こんぴら狗』です。
たくさんの笑顔に会えそうです。


かわいいネコの人形は廣嶋玲子作ですよ! 廣嶋産、こんな特技ももっています。
十字の花はヤマボウシです。ドクダミではありませんよ。


街はすっかり初夏の様相で、紫陽花が咲き始めています。うちの紫陽花も、もう少しで満開です。

うちに植える前はピンク色でしたが、うちの土が酸性なのか、青になってしまいます。


国分寺二小に行って来ました

2018-05-21 08:25:55 | その他
土曜日、国分寺二小に行って来ました。雨の予報がなんとかもちました。
授業参観もあり、小学校は若い保護者でいっぱい。というのも、新学期始まって初めての参観だからです。

とくに二小はクラスが多いマンモス校でした。二年生は5クラス、一年生は4クラス。教室がたりないくらいだそうです。国分寺は、今週、三小にもうかがいますが、小学生は増えているんですね。閉鎖する学校もある中、国分寺はなぜか、人が集まってますね。

講演会は司書さんが他校からも来てくださり、知り合いの輪がひろがり、うれしかったです。とにかく司書さんが熱心なのに驚かされるし、ありがたく、感謝したくなります。本が読まれなくなっている今、心をくだして、子どもと本をつなぐ役目をしてくれています。

さて、国分寺二小は伝統もある古い学校ですが、場所は国分寺のはじっこ。わたしも帰りは国立に歩いて行きました。
国立でいつも行く本屋は増田書店です。老舗です。
ウィンドウがあり、銀杏堂の絵がかざってありました。

銀杏堂は国立を舞台にしたファンタジーです。カラーの絵がたくさん入っていて、きれいです。お話も、もちろん、とてもいいです。


増田書店だけはつぶれてほしくないと思う本屋です。児童書は地下にあるんですよ。二階はロイヤルホストです。

書店のまわりには小さな画廊も多く、そのひとつで、版画の展覧会。みなみじゅんこさんも出品されてました。
みなみさんは、国分寺絵本の会を通して知り合ったのですが、今、絵本で活躍。わらべうたを絵本にアレンジしたものなどを、た~~くさんだしています。

みなみさんの話し方は、わらべうたと同じリズム。
ぴったりの絵本をだしていられると思いました。

今週は、児童文芸家協会、児童文学者協会、どちらも授賞式があります。土曜日は総会もあります。受賞された方の晴れがましい笑顔を見に伺いたいと思います。体力ないのですが、なんとかのりきりたい。

時間の流れが速くて、心がおいていかれそうですが、今週が終わったあとは、少しのんびり、執筆に取り組もうと思います。