赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『りんごかもしれない』

2014-05-28 07:48:29 | 日記
産経児童出版文化賞の贈賞式6月2日が近づいてきました。今年は、明治記念館で行われ、その後のパーティはないそうです。どんな贈賞式がどきどきしています。紀子妃殿下が、ご臨席されるということ。
わたしもめずらしくスカートを購入し、すまして出かけようと思っています。

この日までにやせるとか、ビールをたつとか、コンビニスイーツをやめるとか、いろいろと調子にのって、家族に宣言しましたが、どれひとつ実現せず、ただただ、うかれてバタバタしているまま、贈賞式の日をむかえそうです。『ありの~~ままの~~自分をみせるのよ~~』おばさんには心強い歌詞です。

でも、その産経の賞をとった作品は、読んでいます。
美術賞『りんごかもしれない』は、新しくおもしろい絵本でした。発想絵本と帯に書かれていましたが、哲学ともいえそうです。こんな絵本をかいちゃうヨシタケさんて、どんな方が見てこようと思います。


物語では、翻訳賞『マッティのうそとほんとの物語』もおもしろい。最初の場面、なにが起こったのかって衝撃です。親たちのあわてぶりとマッティのクールな感じの対比が、よく書けています。
子どもって親のこと、こんな風に見ているのあかなーーと思いました。
また、フジテレビ賞『みんなの家出』は、親の介護にふりまわされるわたしには、とても身近な作品でした。こういう視点で切り取ることもできるのかと、そこが新鮮でした。

今週は、児文協の学習交流会、授賞式、懇親会もあります。新人賞の『かなえちゃんにきいてみな』のファンなので、有沢佳映さんに会いにかけつけたいのですが、家族の調子が今ひとつで、行けるかどうかと気をもんでいるところです。

丸善で

2014-05-25 17:26:13 | 日記
東京駅北口のオアゾにある丸善は、大変大きな本屋です。
実家の帰り、ひさびさに寄ってみました。出版不況といわれながら、たくさんの新刊がでています。
とくに子どもの本ではひさびさの森絵都さんの新刊クラスメイツ(前期、後期)がうずたかく積んであって、目をひきました。
また、佐藤さとるさんの新刊『机の上の仙人』もでていて、やったー!と思いました。佐藤さとる先生、もうご高齢だと思うのですが、書かれたのですね。たくさんのファンの方が喜んでいることでしょう。

佐藤さとるファンの岡本順さんの絵も、いいですね。佐藤先生にしては、めずらしいYA作品だということ。
時間ができたら、読みたいと思いました。

また、山本悦子さんをはじめ、令丈ヒロ子さんなど、友人たちの新刊も並んでいました。安東みきえさんの新刊絵本も、目をひくところに山積み。
そして、ひとつのコーナーになって、たくさん置いてあったのが、上橋菜穂子さんの作品。
国際アンデルセン賞受賞の記者会見を抜粋した冊子もでていました。これは、なんと無料。それなのに、上橋さんの上質な文章にふれられて、得した気分です。

本当におめでとうございます。

また、ドールハウス展みたいなものをやっていました。床下のアリエッティが住むようなミニチュアな家の世界に、魅了されました。手塚治虫のコーナーもあり、時間を忘れてたのしめる大型本屋でした。


これは写真OKのところのドールハウスです。いちおう。



イヤミス

2014-05-23 15:06:59 | 日記
テレビドラマ、「続・最後から二番目の恋」がおもしろくて、はまっています。
大人げないまま、こんな~~ 大人になりました! 
ラストにながれるこの歌詞、わたしのことみたい。
そんな風に自分を重ねる大人がたくさんいるでしょう。セリフがいい、脚本がいい、中井貴一がうまい。
そして、鎌倉がいい。あちこち鎌倉の風景がでてきて、また、行きたくなります。

さて、話はかわって、イヤミスというのを読みました。
真梨幸子さんの『人生相談。』王様のブランチという番組のブックコーナーで話題になっていて、即、予約。
一気に読みました。まるで週刊誌を読むような、そんな感じの内容です。
自分ではこんな感じの人だと思っていたら、他の人からみたら、まったく違って見られています、という視点をかえたらまったく違うという設定が次々でてきます。

そしてたくさんの人物がでてきて、濃厚にからみあって、ラストまでいきます。ラストはどんでん返し。うわあ、こうきたかぁ、という感じなのですが、複雑すぎてよくわかりません。
娘は読んだあと、人物の相関図を書き出しました。息子は、もう一度読むといいます。
つまり、そんな話なのですが、つまらないことはなく、なんかとってもおもしろい。

この作者の方は、イヤミスの女王と呼ばれているそうです。イヤミス、後味がいやな感じのミステリーというのでしょうか? うれているみたい。どんどん新しい造語がつくられていって、ついていけないわーー。

さて、昨日はおはなしポケットのHさんと東経大の落研の学生さんとお会いする機会がありました。貴重は機会です。
Hさん、地元、国分寺で、たのしい企画を考えてくれているみたいです。行動力と他人のために時間をけずってくれるお人柄に、頭がさがります。
また、発表できる時期になったら、お知らせします。

宮川ひろさんの語り

2014-05-21 16:04:48 | 日記
国分寺の中高年に人気の語りのグループがあります。それもべっぴん三。(べっぴんさん)
いつも公民館のホールをいっぱいにします。この集客力はすごいです。
その公演がまたおこなわれるそうです。
そのメンバーでいつもトリを語られている 宮川ひろさんが今回を最後にされるそうです。
90才の宮川さん。大人気なのですが、最後の語りとなると、また人気急上昇となるでしょう。


興味がある方は、ちらしの連絡先にかけてみてください。
聞き応えあり、やんわりした、楽な気持ちになる語りです。

明日は、本多公民館で若い母親たちの絵本作り講座の講師をします。
わたしも保育室にあずけて、仲間とわいわい話しているうちに、童話を書くことを見つけました。
今回、来てくれた人たちも、なにか新しい扉を見つけてくれるといいと願っています。


うちのスミレは、まだ咲き続け、プランターからこぼれています。

ねこまるせんせいとおよげ!

2014-05-20 06:40:53 | 日記
押川理佐さんの人気シリーズ、「ねこまるせんせい」の月刊絵本:新作がでました。
『あめのひの ねこまるせんせい』 絵:渡辺有一 です。 


今回は六月号ということで、ねこまるせんせいは、みずたまりの国へ。そこには、みずたまの好きな女王さまが。その女王さま、きれいで、よくばりで、おもしろ~い。
アジサイやスイレン、カタツムリにザリガニなど、雨の季節の人気者も登場してます。
子どもたちがおもしろがる顔がうかんでくるような絵本。ねこまるせんせいには、もっともっと活躍してほしいです。

また、押川理佐さんのはいってる同人誌「泳げ」も第19号が出ました。

この表紙、カエルが気持ちよさそう。
わたしのお気に入りの旅日記は、スリランカ旅行中です。行きたいけれど、きっと行けないスリランカの国。
旅日記を読んで、行った気になっています。
テレビ番組で「世界行ってみたら 本当はこんなところだった」というのが人気で、わたしも大好きですが、それのイラスト版みたい。でもイラストだからこそ、想像したくなることもあるし、アクシデントも自然だし、テレビに負けないくらい好きです。

さて、梅雨の足音がそろそろ聞こえてきそうですが、今は、新緑がきれいな季節。
先週、ばたばたしている合間をみて、そんな新緑を見に、瀬音の湯というところに行ってきました。秋川渓谷です。東京都とは思えない↓の景色。

 

すがすがしい空気を、胸いっぱい吸ってきました。