赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

新刊『てつほうの鳴る浜』森川成美

2022-07-29 09:28:11 | その他

森川成美さんが新刊をだされました。

いつもながら、力強く躍動感ある文章です。後半は元寇での闘いが焦点になっています。

今はやりの鎌倉幕府です。竹崎季長って御家人、そうえいば、日本史でならったかな?ってことで、わたしはほとんどおぼえがありませんでした。

とても面白く読みました。どれほど取材したのだろうとも思いながら。博多には行ったことがないのですが、もし行くことがあったら、この本で読んだ地形をぜひ、見たいと思いました。能古島とか糸島とか。森川さんはたしか大分の出身。それで九州の歴史は、身近なことなのかもしれません。

歴史ものなので、それにフィクションをまぜてあるのですが、とても自然です。これを読んだ子供はこれが真実だと思うでしょうね。

最後、あまりくどくどその後をかかず、ぴたっと終わりにしたのがみごとだと思いました。

それゆえ、かえって読後の印象が強くなったと思いました。

ノリに乗ってる森川さん、次は何を書くんだろう、それが今から楽しみです。

 

さて、今日で7月も明日で終わりです。

わたしはとてもバタバタした月でした。前半はまだ、コロナが増えてなかったので、友だちとあったり、出かけたりを動き回っていましたし、めずらしく取材をふたつもしました。いろいろ編集者さんにもお世話になりました。

また、児童文学者協会でも常任理事になってしまい、わたしはなにができるんだろうと、おたおたもしました。

でも、新しい組織部のメンバーもなんとか決めることができました。

どんな部になるんだろうと、今はわくわくしています。よろしくお願いします。


おはなしエンジェル 子ども創作コンクール

2022-07-26 09:21:17 | その他

今年もやるそうです。今年は1月に『物語を書いてみよう』という話をして小学生にもきてもらってたので、その子たちに、応募してほしいなー。

あのとき、みんなうまかったから。

楽しい作品がいっぱい集まったから

去年までの入賞作品も読めます。大人顔負けです。おはなしエンジェル 子ども創作コンクール | 事業・活動の広がり | 企業情報 | 公文教育研究会 (kumon.ne.jp)

 

日曜日は、日本児童文学学校でした。怪談で人気の緑川聖司さんに、エンタメと児童文庫というテーマで話してもらいました。

エンタメとか児童文学とかいう境って、だれがつくるんだろうって、そんなことを考えながら聞きました。

画像も準備していだたいて、わかりやすい講義で、受講生からも人気でいsた。

質問で、各社の傾向をたずねるものがあり、驚きました。今の人はそういうのが大切だと思うのね。

聞いて、それにあわせて書けるなら、たいしたもんですよねー。


詩集『冬の門番』青野暦

2022-07-23 07:39:46 | その他

昨日は、おはなしポケットの蓮實さん、詩人の西沢杏子さんとお会いしました。ひさびさランチ。

コロナが増えていて、心配なのですが、西沢さんが個室をとってくれました。長めがよくて、気持ちのいい個室です。

先日、西沢さんとあったときに、宮川ひろさんのお孫さんが、活躍しているという話をしたら、西沢さんは、ちゃんとその歌集をかって、もってきてくれました。

青野暦さんの『冬の門番』エルスール財団新人賞というのもとってらっしゃいます。

こういうところ、西沢さんはすごい。さっさと、購入して、見せてくれるんだから。

現代詩はわかりにくいものもあるそうですが、青野暦さんの書かれるものは等身大の言葉で、読みやすかったです。

そのあとは、おしゃべりをして、気がつけば、「もう、お時間です」といわれるまでいすわっていました。

気持ちのいい、ひとときでした。

西沢さんのように元気で明るく年をとっていけたら、いいなって感じました。


読書会 『君たちは今が世界』朝比奈あすか

2022-07-21 12:16:22 | その他

昨夜は読書会がありました。二ヶ月に一度のペースであります。

課題本は『君たちは今が世界』。入試とかの問題に、すごくなっている本のようです。

児童書ではありません。大人向けの作品ですが、子ども世界、学校の世界がかかれています。

児童書とは書き方がちがう、みたいな意見もでました。おもしろかったとか、今の現実を書かれているとかそういう意見もでました。

なんか、これが現実だったら、今の学校って大変なんだなーって思います。

わたしはぼんやりした小学生でした。今だったら、学校になじめなかったかも・・・・。

 


機関誌 日本児童文学 7-8月号

2022-07-19 09:25:16 | その他

機関誌 日本児童文学 の7,8月号がでました。今回、ホラーについてです。

この表紙、すごくいいですよね。からのブランコとかげの子ども。

うーん。創作意欲がわく表紙の絵です。

このごろ、編集長の奥山恵さんのがんばりもあって、機関誌がおもしろい。

今回もホラーで、あさのあつこさんの短編も読めますよ。

おばけやしきプロデューサーのインタビューもおもしろかったです。

そして、創作時評では、しめのゆきさんが、わたしの『クスクスムシシを追いはらえ!』を紹介してくれました。

 

ありがとうございます。やっぱ、うれしい~~! この作品、子どもたちが読みやすいっていってもらってます。

もう少し、読んでもらえないかな!

 

さてさて、今日はお仕事がらみで、護国寺まで行く用事があります。取材です。

ひさびさ、都会。ちょっと緊張しています。