赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

北村さゆり挿画展ーー宮部みゆき『三鬼』の世界ーー

2017-09-28 17:25:20 | その他
今日は雨ですが、火曜日は晴れていました。その晴れにさそわれて、散歩に出かけました。
近くの画廊で、北村さゆり挿画展をやっているからです。

行く途中の武蔵国分寺公園は、キンモクセイがとてもきれいでした。
 

この展覧会、児島画廊で行われています。

ここは、空飛ぶ茶室を設計した藤森照信さんの設計。トタンの家といわれる丘の上のAPTといわれるとても変わった建物です。


これがいい展覧会でした。宮部みゆきさんの日経に連載した『迷いの旅籠』のときの挿画が全部、飾られています。また、江戸時代の暮らしの様子をうかがえる調度品もならべられて、タイムスリップしたようです。
ロフトがあるギャラリーは、なんと無料。9月30日までですが、ぜひ、おとずれてください。
ジークレー版画の複製を発売してくれてますが、それをお安いです。ほしかったくらいです。

このトタンの家のうしろは、藤森照信さんの弟さんのご自宅。チョコレートハウスといわれる家がありました。

奥に見えるビルが国分寺駅にたったツインタワーの40階建てです。ああ、ビルが増えてしまいました。
国分寺もだいぶ様変わりですが、この画廊があるあたりは、閑静な住宅街。お散歩にとてもいいところです。

さて、北海道セミナーが週末とせまってきました。
北海道は早足で冬に向かっていると聞き、あれこれ、寒さに向けての準備をしています。つめてはだして、だしてはつめて。何をしてるんだと、家族に笑われています。

次のブログは北海道セミナー特集です。


お墓参り と 一茶の俳句

2017-09-26 07:51:10 | その他
お彼岸ということで、日曜日、お墓参りにいってきました。この日ばかりは、いつもがらんとしている墓地も、混み合っていました。

そこで売っていたコスモスの花束をかってきました。


さて、週末は北海道セミナー。今、それにむけて、ぼつぼつ準備を開始。たまっている仕事もあります。
しかし、いつも直前になるといろんなことから逃亡してくなる悪いくせがあり、映画でもいきたい気持ちがむくむく。今年は映画を見てないんですよ。

でも、あとちょっとです。がまん、がまん。仕事もしあげましょう。来月は、例の合評会もひかえています。

最近、おもしろかった本は『むーさんの自転車』ねじめ正一さんです。
ねじめさんは、絵本もおもしろいし、大人の本も、もちろんいい。
それに意欲的に書いてますよね。
文体もきれいです。今回は一茶の俳句がところどころに散りばめられています。

露の世ハ 露の世ならば さりならば

この句の意味はわかるでしょうか? 露というのは、秋の季語のようです。俳句の季語って不思議ですよね。はかないという意味があるそうな。
よくわからなかったこの俳句も、作品を読むと、心にしみてきます。



表紙も、さわやかで、いいでしょ?


『やみ倉の竜』柏葉幸子

2017-09-21 09:01:23 | その他
柏葉幸子さんの新刊がでました。『竜が読んだ娘』の続きになります。
どうなるんだろうってハラハラして、こうきたかって思わせる。ストーリー作りの巧みさを楽しみました。最近、ストーリー展開で読ませてくれるものをあまり読んでなかったから、とても新鮮。大先輩、さすがです。



そのほか、『ラブリィ』や『15歳 ぬけがら』など、講談社新人賞系の作品も読みました。みんな文章、うまいし、書き慣れていて、ほんと、新人かよってつっこみたくなりました。

さて、報告していませんでしたが、月曜日、ポプラ社ピュアフル文庫「大人も楽しむ童話の世界」朗読&サイン会、行ってきました。とても良い会でした。だって、安東みきえ、魚住直子、やえがしなおこという三人。豪華メンバーですよね。会場も満員でした!

魚住さんが、自己紹介を、スケッチブックに書いて話したのが、おもしろかったんですよ。まるで、鉄拳のようで、絵がうまいんです。大まじめに話しても、どこか笑ってしまう自虐ネタ。うーん。あのキャラはふたりといないでしょう。
 魚住さん、「安東みきえさんの文章がバレエなら、わたしの文章はラジオ体操だなって思った」、なんていってました。そんなこといわないでほしいです。だって、魚住さんの文章がラジオ体操なら、わたしの文章は幼稚園のお遊戯になってしまうではないですか!!! こりゃ、困った、困ったと思いながら、おもしろい表現力をもっているなって感心したわけです。

安東さんは、いつもの安東さんとちょっと違って、それでも安東さんでって、意味わからないでしょうけど、とても自然体でステキでした。文庫の装画は、酒井駒子です。表紙がちがうだけで、別の本のように思えるのは不思議ですね。


池袋ジュンク堂は定期的に子どもの本の作家をよぶイベントも開催しているそうです。本のまわりの人は本を売れるように、一生懸命ですね。

ただ、うちの近くの本屋さん。本屋さんの一部をしきって、講談社の子ども教室の会場になってしまいました。文房具も置いたりと、本だけでは苦しい感じがひしひしと伝わってきます。

今日は会報部。秋のお散歩も予定されてします! わくわく。

空飛ぶ泥船

2017-09-18 09:28:15 | その他
建築家・藤森照信さんの斬新な茶室を見てきました。
空飛ぶ泥船です。


茅野市にある、神長官守矢資料館のお庭にあります。藤森照信さんは、目をひくおもしろい建物をたくさん作っていて、世界的に活躍する建築家。賞もたくさんとっています。

この日は、茅野市の方々とワークショップでつくった低過庵のオープニングの日でした。木の上にたっている茶室が高過庵(2004年)で、その下で耀いているのが、地下にもぐりこむようにつくられた、低過庵です。


空飛ぶ泥船とともに、遊び心いっぱいの茶室です。

これがある守矢さんの家は、古代から諏訪の地で神長長をされていたそうです。野や山にいらした古代の神々をおがんでいたそうで、資料館の中には、シカやイノシシの首がかざられていました。昔のお祭りでは、70頭もの生きものの首をささげて、神様と交流をしたとか。


資料館も藤森照信氏の設計。とてもユニークな形をしています。


この藤森照信さんの設計した家、都内でも見られます。なんと国分寺にご自宅・タンポポハウスをたてたとか。ほかにも、チョコレートハウス、丘の上のAPT(ともに国分寺)などがあるそうです。

台風がくるので早めに帰ってきたのですが、ちょっと寒かったせいか、のどが痛い。風邪をひいてしまいました。けど、元気をおこして、敬老の日なので母へのあいさつ、19時からの安東みきえさんが朗読するポプラ文庫のイベントにもいってきます。イベントはジュンク堂池袋店です。



蓼科高原 バラクラ イングリッシュガーデン

2017-09-17 18:47:26 | その他
台風の情報におびえながらも、16日、土曜日、八ヶ岳のすその、蓼科高原にいってきました。
ずっと行きたかったバラクラ ガーデンです。朝一番についたら、晴れていたし、人がだーれもいなかった!

メルヘンの入り口のようなアーチをくぐると、

シンボルのゴールデンアカシアがむかえてくれて
イングリッシュガーデンがひろがっています。今回はダリアが咲き乱れている秋のガーデン










どの写真にも人が写ってないのは、台風情報ですいていたためです。ガランとしていて、こんなこと、めずらしいんだって。

寄せ植え講座に行ったりして、とてもごきげんな一日でした(*^_^*)
明日は諏訪で遊んだ報告をします。