赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

絶品の『子別れ』で、泣きました! 学習交流会、贈呈式のことなど

2015-05-31 06:24:27 | その他
29日の学習交流会には、たくさんの方が来てくださいました。
人気落語家、古今亭菊之丞師匠さん、目当ての方も多かったと思います。その菊之丞さんの高座、わたしはパネラー特権で一番前で聞きました。これが迫力があり、大感動。じわっていい涙がながれて、あわててハンカチを捜す始末。みると、いろんな人がハンカチを目にあててました。
 菊之丞師匠は、噺始めると、ぐっと体が大きく見えます。しぐさがきれいだなーーって思いました。


二部、三部も、楽しかった。わたしがやった三部は、おとうさまが漫才作家さんだった藤田富美恵さん、落語シナリオで入選した安田夏菜さん、大学時代落研だったという牧野節子さんというメンバーで、どの方もそれぞれのエピソードをもっていて、豊かだったと思います。とくに藤田先生の古典を読んでアレンジしろという話などは、これから書く方にも、具体的でわかりやすかったと思います。

贈呈式では、三越左千夫賞をとられた西沢さんのあいさつがすてきでした。心に残りました。

出会いもいろいろありました。九州から来られた まはら三桃さんを濱野さんが連れてらして、紹介してくれました。まはらさんの口からわたしのデビュー作『おとなりは魔女』の名前がでて、卒倒しそうに・・・。もっと話したいと思ったのですが、まはらさん、編集者さんがはりついていました。お会いしてうれしかったです。

また、エンタメ作品で活躍しているJKさんとお話しできたのも、心の残っています。。
がんばってるねーーっといったら、「わたしは、がんばったり、ねばったりするしか、才能がないから」と。
美人でスタイルも抜群のJKさん、明るいからっとした作品をかいて活躍している彼女から、そんな謙虚な言葉が聞けるとは!(ご本人の確認がとれてないので、イニシャルにしました)
すてきな方々が、それがまた、すごくがんばっちゃってる世界なんですね。

でも、ちょっと人疲れしたのも事実です。
これから、ラジオ放送を聞きます。『吾輩は犬である』です。
は、恥ずかしい!。すごく楽しみなのに、逃げたいような……、です。





収録したラジオが放送されますーー☆

2015-05-28 08:25:59 | その他
先日、収録したFM TOKYO のラジオ番組『吾輩は犬である』の放送日がきました。
五月31日(日)朝の7時から30分の番組です。愛犬家たちのための番組というか、小さな命のことを考える番組になっていて、スタッフさんたちも高い意識で番組をつくっています。ペットフレンドリーを推奨していて、それを広めたく番組をつくられているように感じました。

『吾輩は犬である』のホームページはこちらです。ぜひ、見てください。ブログで過去の番組のことが見られます。作家の村山由佳さんもゲストに来ています。

収録は忘れられない想い出になりました。
拙著『犬をかうまえに』について、話をしました。子どもの頃かっていた犬との思い出も話して、また、犬をかいたくなりました。

ただ、頭がぽうっとしてしまって、今、何を話したのが今ひとつ思いだせません。だから、放送はこわい!!
こちらで、編成しますといっていたので、プロの技でうまくやっていただけると期待しています。

日曜日の朝、早起きしたかた、よかったら聞いてください。
また、ラジオを持ってない方もネットのラジコで聞けるようです。


↓は昨日やっと咲いた、庭のガザニア。やっと咲いたと思ったら、一度にたくさん咲きました。

学習交流会、近づいて、アップアップ!

2015-05-27 06:47:21 | その他
29日金曜日は、児文協の贈呈式があります。朽木さんにも会えます!
国分寺の友人の西沢杏子さんの授賞スピーチも楽しみです。

その前に学習交流会があります。これに落語家の菊之丞師匠が一席やってくださるとあって、人数が定員以上にふくれあがっています。


わたしもパネラーとして、三部に出席。その時は、師匠はいらっしゃらないと思いますが、他の四人の作家さんと笑いについて話すことになっています。この準備をしているのですが、たった5分がけっこう難しい。

それに当日を思うと、親しい顔が客席にたくさんいることになります。実力あり、眼力もある作家さんばかりです。なんだか緊張してあせってドキドキ。(^_^;)

せっかく菊之丞師匠にお会いできる貴重な機会なのだからと、師匠のご著書『こういう了見』を読んでいます。
これがおもしろい。だいたい、落語家さんが書く文章というのは、読みやすいんですね。サービスというか、気働きというか、愛嬌というか、根底にあたたかさがあるし、その上でおもしろいので、ぐいぐい読めます。

師匠の若い時のご苦労から人気真打ちになられるまでが書いてあります。なんと、あんなに落語がうまい師匠も、口べたでよく小言をいわれていたとか。
ぜひ、こちらも読んでください。書く人には参考になると思います。


わたしは『がむしゃら落語』を書く時も、落語家さんの本をたくさん読みました。とくに、心に響いたのは、立川談春さんの『赤メダカ』。こちらも、おもしろく、ズンときます。

落語家さんの本を読むと、芸にむきあう時の覚悟のようなものが伝わってきます。

さて、あさってまで、緊張の糸は切れそうにないわたし。ぜひ、応援してください!!

読みごたえ、ありました!!

2015-05-25 19:59:30 | その他
最近、送っていただいた本ばかり紹介していましたが、今日は、自分で目にとめて借りた本も紹介します。
まずは、ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作品『赤いペン』澤井美穂 


「そのペンは、人間になにかをかかせて、いつのまにか消えてしまうんだって」街でささやかれるうさわを調べるうちに、ペンにかくされた物語があらわになっていきます。大人も楽しめる作品。

何か、ものがたりはあるかい? そう問いかけるっていいですよね。新人の作品とは思えない完成度です。

次は、加部鈴子さんの三作目『風のヒルクライム』は、自転車ロードレースの話。
まず、装丁の絵が躍動的で目にとまりました。自転車と影。うまい絵だなって見とれてしまいます。

ストーリーは、六人の視点からヒルクライムレースのことが書かれてます。それがひとつの方向にしゃんと終着されているところは見事。ラストは、ちょっと涙があふれそうに……。
これも大人の方も、おもしろく読めます。

加部さんは文章力、発想力、キャラの立て方もうまく、これからも活躍される予感がする作家さんです。
岩崎のジュニア冒険小説大賞を受賞した作家です。

どちらにも共通するのは、予定調和的安定感。文章もうまくあぶなげなく、まとめあげていきます。
一〇年ほど前の新人は、こみあげる思いはあっても、文章がこられてないことがあったりしましたが、今はそんなことはありません。

それと、ひとりの視点からの作品でなく、いろんな立場の一人称が並列する作品も最近増えているようです。
どうぞ、みなさん、読んでみてください。

さて、わたしは昨日は、32年前OLだった頃の友達とひさしぶりに会食。なつかしかった~~。
32年前、パソコンもなく、ファックスも部に一台でした。朝は朝礼をし、順番でなにか話をしなければなかないなんてことも。また、部内旅行なども活発で、バブルのなごり、そのままののんびりした会社でした。
タイムスリップしてOLにもどったような三時間でした。(*^_^*)





『空へ』 いとうみく

2015-05-22 08:17:29 | その他
今日は、児童文芸家協会、贈呈式・懇親会におじゃまします。
今回の児文芸の協会賞は、いとうみくさんの『空へ』

人気作家にかけあがった、いとうみくさんの授賞、同じBE子どもの本のお仲間としてお祝いしたく、加藤純子さんとともに児文協枠でうかがいます。
『空へ』には、いとうさんの生き方がえがかれていると思い、感動しました。今日はどんなスピーチがきけるか、楽しみです。
また、児童文化功労者の表彰の中に、佐藤さとる先生のお名前も。ご本人、いらっしゃるでしょうか。派手な場所がにがてな先生なので、どうでしょう。
どちらにしろ、お言葉だけでも聞けるかもしれないと、わくわく行かせてもらいます。

また、紹介がおくれましたが、先日、同人誌『泳げ!』が届きました。
トビウオの表紙。夏に近づく今にぴったりのすがすがしいものです。
泳げの中味は、とにかく自由でおもしろい!
絵もたくさんだし、物語の枠をするするとすりぬけたおもしろさです。

遊び心満載で、児童文学者協会の人たちがだしてる同人誌とは、ひと味もふた味もちがいます。
これから、こういう新しい形も、どんどんひろがっていけばいいと思いました。

散歩していたら、アオサギを見つけました。田舎にうつっていますが、西国分寺の駅から3分。線路のそばにある姿見の池です。ザリガニをとっている小学生もいっぱいいて、ここだけ昭和。ほっとするなって思いました。