赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

映画『クボ 二本の弦の秘密』

2017-11-30 08:30:55 | その他
昨日は、ひさびさ映画をみてきました。スタジオライカがつくった『クボ 二本の弦の秘密』です。
アニメではなく人形が動く、ストップモーション絵巻。
アメリカの方がつくりあげた、日本の物語りです。
世界最高峰映像工房 スタジオライカが日本昔話にオマージュを捧げるってことのよう。パンフレットによると、黒澤明と宮崎駿を敬愛した監督が日本をリサーチしてつくりあげたとか。わびさびという美意識も盛り込んであり、折り紙も実際に体験されたそうです。



主人公のクボは不思議な力をもっています。三味線で折り紙をあやつるのです。その場面がとてもきれい。折り紙の鳥がとんだり、それが羽になったり。折り紙の動き方もとても自然です。落ち葉をあつめて船をつくるシーンも圧巻。

きっとつくった人は日本をずいぶんと研究されたのでしょう。家紋とか灯籠流しとか三種の神器をおもわせる三つの武具とか。
そして何より全体をひきしめている三味線の音色。

ファンタジー物語り定番の成長物語りなのですが、飽きずに楽しめました。クワガタのもと侍がいいですよ。ちょっとゴキブリっぽいですが。

ところどころ、外国からは、日本ってこういう風に見られているのかという発見もあります。ちょっとこれはちがうかなってところも。
それもご愛敬ってところです。

映画が全部終わって、最後、三味線でビートルズのジョージの名曲(WHILE MY GUITUR GENTLY WEEPS)がながれます。これがしんみりしてとてもいい。もう一度聞きたいくらいです。三味線の音色を見直しました。

日馬富士の暴行事件引退など、気持ちがさがり気味でしたが、元気がでてきました。それにしても映像作品はどんどん美しくなりますが、これをつくる手間を思うと気が遠くなりそうです。

立川の映画館の前のけやきも色づいてきれい。ここからイケヤまでの通り、並木道がステキでした。



『西郷どん』林真理子

2017-11-27 15:48:06 | その他
ひさびさ歴史ものを読みました。『西郷とん』です。来年の大河ドラマの原作。
今年は林真理子さんの本の書評を書いたことから、これも読んでみようと思いました。

幕末はさまざまなドラマになっていますが、西郷さんがこんな風な人生だったとは、知りませんでした。島に流され、最後は悲しいことになったりして。
ぎょろ目で、あったかく、まっすぐな性格で、まっすぐすぎて、こみいった政治の駆け引きでは、なかなかうまくいかなかったのかもしれません。そういう性格が、良く伝わってくる林真理子の幕末ものでした。

驚いたのは、資料の多さ。巻末になんと二段組みで6ページも資料の本のタイトルがのっています。
林真理子がインタビューで話していたことによると、編集者も含めて勉強チームをつくって、のぞんだそうです。その間、他の本が読めなかったので大変だったと語っていました。

来年の大河ドラマが楽しみになりました。

さて、会報94号もなんとかできあがりほっとしているところです。依頼をうけていた「ほんとうにあった?」シリーズもなんとか書き上げることができました。ビブリオバトルの続編も、めどがたちました。

あと、年内中にしあげたい中編がふたつ。カレンダーがあと一枚。がんばれるかな。

『ことば忍法 オノマトペ』 第9回日本新薬こども文学賞

2017-11-23 08:28:37 | その他
ブックタウンのビブリオバトルはいろんな方がきてくれました。
おばあさんの知恵袋の童話の会、ペパンの方々も来てくれました。わたしとおおぎやなぎさんが、例会にゲストとして行ったことがあるからです。

そこでうれしいお知らせを聞きました。
個性的なかわいい絵で実力があるいけだゆかりさんが、絵本をだされたそうです。絵の担当です。

これは、第9回日本新薬こども文学賞の受賞された作品に、絵画部門で受賞されたいけだゆかりさん(ペパン同人)が絵をつけられたものです。コンクールは日本児童文芸家協会が後援されているようで、毎年本がでているようですよ。

これが内容も絵もとても楽しいです。オノマトペ忍法っていう発想もすごいけど、絵もおもしろさを盛り上げています。
いけださんはお会いしたときから、前向きで楽しんでがんばっていられたので、よかったなっと思いました。

また、ビブリオバトルには童話の会ペパンから、同人の渡辺朋さんもいらしていて、『絵本テキスト大賞の大賞を受賞した!』という報告もしてくれました。これは日本児童文学者協会のほうでやらせてもらっている賞です。今年は1000人以上も応募があったと聞いています。そこから選ばれたって、これもまたすばらしい。

童話の会ペパンは、光丘真里さんを中心に「おばあさんの知恵袋」の三田村さんなども熱心に活動されています。短い年数でこんなに活躍される人がでるなんて、なかなかないですよね。




ビブリオバトル、終わりましたーー☆

2017-11-19 17:52:43 | その他
ぶんぶんうぉーく、ブックタウン、ビブリオバトル、終わりました。
雨の予報でしたが、朝はまだふってなくてよかったです。友だちが来てくれてうれしかったですし、国分寺の司書さんたちとも知り合えました。

ビブリオバトルは、こんな感じ
 
 

11時と14時、二階やりました。
一回目の紹介本

森川成美さんが発表した『預言者』カリール・ジブラン著 がとりました。詩集だそうです。
英語圏では聖書の次に有名だとか。
森川さんの紹介は、胸をうつものがありました。


二回目の紹介本

おおぎやなぎちかさんが発表した『神様たちのあそぶ庭』宮下奈都・著がとりました。エッセイだそうです。
こちらもしみじみ味わいがある、紹介でした。

わたしは『書店ガール6』碧野圭・著 と 『サンタちゃん』ひこ・田中・著を紹介しました。
一回目は時間が足りなく、二回目は時間がたくさん余りました。(>_<)
ビブリオバトルは奥が深いです。やってみないとわからないことがいっぱいです。

さて、『なみきビブリオバトルストーリー』も会場で売りました。サイン付き。完売しました。
これは売れ行きがいいということで、来年 続編をだすべく用意しています。うれしいですね。
また、お知らせできるようになったら、発表しますね。

わたしたちのイベントの他、本をとりまくいろんな企画が考えられていて、本好きの人たちがとても楽しいといってくれました。
「みんなの物語」も、みんな楽しそうに参加していました。

ブックフェスタのスタッフの方々、お疲れさまでした。さまざまな心遣い、元気になりました。
あー、楽しかったという一日でした。


明日、ぶんぶんウォークです。

2017-11-17 09:47:51 | その他
明日、国分寺ぶんぶんウォーク・ブックフェスタ、本番です。
ブックタウンプロジェクトの人がいろいろ考えてくれて、ビブリオバトル用のすてきな紹介ちらしもつくってくれました。


わたしたちのビブリオバトルの他にも、ビブリオマンシーとか、本で遊ぶゲームやブックリレーなど、盛りだくさんです。
みんなでつくる物語りも出だしは森川成美さん! ぜひ、参加してください。

さて、昨日はボジョレーヌーボーの解禁日。いつもボジョレーの会が今年は画家のYUJIさんのミニお別れ会となりました。思い出を語ったり、YUJIさんのビデオを見たり、奥様もいらしていました。

いつもカラフルなセーターをきて、笑顔で笑っていらしたYUJIさん。たくさんのすてきな思い出話が語られて、自由でクリエイティブで粋な感じのお人柄が語られました。

まるでYUJIさんがその場にいるようで、あっという間に時間がすぎました。