赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

ほこたて

2013-10-25 07:52:53 | 日記
フジテレビのテレビ番組「ほこたて」は、深夜枠でやっている時から大好きで見ていました。人 対 人、企業 対、企業 の物作りにかける人たちの熱い対決の真剣さが好きだったのです。

今回、放送中止になるきっかけになった、スナイパー対ラジコンカーもテレビ放映で見ました。
これの中止のきっかけが、ネットに「やらせ」を告白した人がいるというのです。その記事を息子が見せてくれました。どんなやつがもらしたのかと、また、ネットの暴走かと見たのですが、今回はちょっと違って、堂々と本名を名乗って、ラジコンカーを操縦した本人だったのです。それで、この人がいうことが本当だとしたら、相当 放送はねじまげられていたことになります。

テレビ制作会社がいけないわけですが、その背景には激しい視聴率競争があるかと思うと、どこか背筋が寒くなりました。わたしが関わってる児童書の世界でも「もっと売れるように」と言われることも、あります。言われなくても、そういう気配は、そこそこに満ちています。これはしょうがないことで、趣味でやってるわけではないのですから、本をだす以上は、ついてまわります。
でも、それがいきすぎると、今回のように、視聴者をくぎづけにしたいという思いが、悪いほうに暴走してしまうということにつながるのでしょう。
なにか好きだった番組だっただけに、後味の悪さを感じます。

今回の場合は、ネットの告白が最後の手段だったのかもしれません。
ただ、おばさんの目からみると、最近、ネットってこわい。
どこかでだれかの気持ちをそこねたら、ネットにあげられて信用が落ちる……、と思ってしまうと、人と関わるのが、こわくなってしまいますよね。
メールにしても気持ちを伝えるのはむずかしい。その人のためを思っていったこともねじまげらて伝わったり、それが広まったり。

でも、ネットにもいい効用があります。昨日、加藤純子さんがブログで拙著「がむしゃら落語」を紹介してくれました。
児童書は今、売りあげが減っていくという悲しい現状にあります。そんな中、たくさんの人の見てもらって、少しでも児童書を盛り上げようという、そんな愛情と救いを感じました。
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