赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

国立の桜並木

2022-03-30 13:53:59 | その他

桜が満開なので、お散歩してきました。今日は、体操の日で国立でやっているからです。

赤い屋根の旧国立駅舎とチューリップとさくら

国立は今日は人出が多く、駅のトイレに行こうとしたら、長ーい列。こりゃだめだと思って、アトレにいったらそこも長ーい列。

今日はしかたないと思い、並びました。

国立のさくらも、古い木が多く、伐採しないとならない、なんて話題になりました。でも、伐採は反対する人が多く、根を保護したりして大切にしています。

ソメイヨシノは根が大きくはる木で、枝もひろがりますが、大きくなりすぎて困ることも

今はソメイヨシノではない、別品種のさくらがあちこちで植えられているみたいですよ。

未来はソメイヨシノは希少種になっていたりして。

時代とともに、変化するんですね。いろんなことが。

 


講座「ものがたりを書いてみよう」文集ができました!

2022-03-28 12:14:49 | その他

桜がきれいに咲いた27日の日曜日、国分寺のおはなしポケットの講座「ものがたりを書いてみよう」三回目の講座をしました。

なんと、二回目でひとりひとりアドバイスをして全員が書き直しをしてくれました。そして、格段にうまくなっていたんですね。

これはうれしかったです。

そして、その書き直しをしてくださった作品を、図書館員の方が割りつけ、データ化。そして、おはなしポケットさんのメンバーで印刷、製本をしてくれました。

こんなにきれいな文集ができました。すばらしい!!

これはうれしいですね。残りますから。

三回目の講座では、みなさん、ひとりひとりから、どんな思いで講座をうけたか、書いてみてどうだったかを話してもらいました。

みなさん、ひとりひとり、いろんな思いが感じられて、これがよかった~~。

また、作品の感想を伝えあいました。ほめられて、とてもうれしそうな方もいたり、照れていたり。

始めて作品を書くときって、恥ずかしかったよなーっと思いだしました。

とてもいい時間でした。

会場には、図書館員さんのご好意で、わたしの本もあつめてもらいました。

 

 

『のはらのスカート』、なつかしいです。今の季節の絵本ですね。

国分寺の在住の児童文学作家の本もならべました。

左側から、宮川ひろさん、赤羽じゅんこ、光丘真里さん、おおぎやなぎちかさん(もと 国分寺ってことで)西沢杏子さん、

なんか、みなさんが協力してくれて、やりがいのある講座でした。

参加してくれた方、作品を書くの、大変だったと思います。書いてときのどきどき、わくわく、覚えておいてください。

今はがまんしないといけないことが多いですが、想像力だけは自由。異世界だって、宇宙だって、行っちゃえます。

これからも書き続けてくれたら、うれしいな==。

第50期 日本児童文学学校、もう少しで作品〆切りです。こちらでは、わたしは4月24日におはなしします。

こちらもよろしく!


メトロポリタン美術館展

2022-03-26 16:33:47 | その他

まん延防止がいちおう、開けたってことで、人出が多くなっています。それはそれで心配ですが、行きたくなる気持ちもわかります。

金曜日、わたしもお出かけしてきました。

メトロポリタン美術館展 新国立劇場です。乃木坂から行きました。

チケットはネットでかっていきました。時間指定があるのですが、わりにすいていて、ゆっくり見れました。

あれも、これも名画。おまけに新国立は、バックの壁の色や照明にすごく気づかいがあり、どの絵も匂いたつように生き生き見えます。中世の絵も色があざやかなことに驚きます。

ラファエロ、ルーベンス、カルバッチョ、いやー、めったに見られない名画の数々が東京で見られるなんて。

画集などで何度も見た絵もあるのですが、本物はうったえかけてくるものが違いますね。

思ったより小さい作品もあり、それでも細かいところまであざやかに書かれていて、感心したり、うなったり。

メトロポリタン美術館には、独特のあこがれがあります。有名な児童文学の舞台になった所だから。

↓この本

児童書をかきだしたころ、この世界にはまり、何度も読み返しました。

日本とアメリカの美術館の違いみたいのも感じたりしました。

本場に行ければ一番いいのだけど、諸事情で行けません。せめて、東京に来たら、行こうと思っていて、念願がかなったわけです。

新国立ではほかにもいくつか展覧会をやっていました。

少し興奮していたわたしは、ダミアン・ハーストの桜 という展示も見てきました。

こちらは、写真、OKです。

現代アートのこれは、これで、すばらしかったです。

 入り口

どうです。この迫力、色合い、きれいでしょう。

高い天井のまっ白な部屋にキャンバスいっぱいの桜。絵の具はチューブで直接ぬったかのように、凹凸がのこっています。

これが一番、大きな絵。すごい迫力で何人もの人と釘付けにしていました。

一足先に満開のお花見をして気分になりました。こちらもおすすめです。

 

明日は、本多公民館でやつ「ものがたりを書いてみよう」の最後の講座です。がんばらなくちゃ。


絵本『にんじん ようちえん』

2022-03-23 14:38:45 | その他

春なのに、寒い。昨日は、わたしの住んでいる地区はけっこう降りました。

車に降り積もり、それをほうきで払っていたら、ほうきがボキ。おれたのです。まあ・・・。

雪が水をふくんで重かったんですね。

そんな日にいきなり、節電といわれて、これもこまりましたね。どこまですればいいのかと。

今日も寒いですが、きっとこれからはあたたかくなるでしょう。

卒業、入学の季節ですね。

ひこ・田中さんが訳をしたかわいい絵本がとどきました。

どくとくのかわいらしい絵ですよね。

韓国の人気作家、アンニョン・タルさんのものを、ひこ・田中さんが訳されました。

ひこさん、韓国語もできるんですね!!

文章というより、会話でものがたりがすすんでいくのが、新鮮でした。

これなら、こどもたちも、自分の日常のように感じて読めるんじゃないかな。

うさぎの子どもたちが、かわいいですね。


佐藤まどか 新刊 『スネークダンス』

2022-03-20 11:51:15 | その他

春めいてきました。おでかけ日和ですが、花粉症のわたしは、こもっています。残念。花粉症がくやしい。

さて、佐藤まどかさんの新刊がでました。

イタリアから日本とグローバルな視点をもった作品です。佐藤さんが書きたいことがぎゅっとつまっているんじゃないかな。

圭人は日本人の母と父をもつが生まれはイタリア。ずっとイタリアで暮らしてきたが、国籍は日本にあります。

そんな圭人が好きなのは、イタリアの古い遺跡や街並みのスケッチ。

この描写が力がこもっていて、生き生きと書き切っている。街並みや遺跡を言葉で表すのはむずかしい。でも、圭人の視点で、どううったえかけてくるのか、どう魅力的なのか、書かれていてぐいぐいと読ませます。イタリアにいったことがないわたし。読んでいて、行きたくなっちゃいました。

その圭人、父がなくなったことで、母とともに日本にもどり、日本の中学に行くことになります。。

イタリアに住んでいた圭人には、コンクリートのビルがニョキニョキとたつ東京がどううつるのでしょうか。そのあたりもおもしろい。

そして、いろんなことをあきらめかけている圭人の前に、ひとりの少女があらわれます。古い街並みに落書きをしかけていく少女。

でも、落書きっていってもスプレーをつかっていて、これがうまいんです。

彼女の落書きをやめさせようとするうちに、二人はいつしか同志のような関係になり、お他がいの気持ちを吐露しあっていきます。

そして……。

イタリア在住の佐藤さんにしか書けない、思いのつまった作品です。

わたしも展覧会に行くのは好きで、この作品を読んで、アートを見たくてたまらなくなり、メトロポリタン美術館展 (今、新国立美術館で開催中)を思わず申し込んでしまいました。コロナだし、花粉だし、忙しいし、で、行かなくてもいいかなって、後ろ向きの気持ちだったのですが、たまらなく行きたくなりました。

やっぱ、行きたいところ、行かないと元気でないよね。

メトロポリタン美術館展なんて、めったにやらないんだから。カルバッチョを見てこなきゃ。

そうそう、この『スネークダンス』の中には、有名な名所や画家の名前がいくつもでてきます。それを探索しながら読むと、また、おもしろいかも。

美術や古い建築が好きな方、とくにおすすめです。