赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

こそあどの森・新刊

2013-12-31 10:46:22 | 日記
今日は大晦日。
一年の最後のこの日に、とっても心に残る作品とであいました。岡田淳のこそあどの森の物語、十一巻目。『水の精とふしぎなカヌー』理論社です。



わたしの本棚、安房直子全集のとなりの並べているのが、このこそあどの森です。大好きなシリーズの最新刊は、図書館で借りてきたのですが、やはり買えばよかったと思いました。この頃、そう思える作品は少ないです。
とにかく、いい。たくさんの人に読んでもらいたいです。
文章はわりにオーソドックス。テンポもゆっくりで、大げさな形容詞もありません。
ただ、えらびぬかれた言葉で、ゆるりゆるりと心のやわらかな部分にしみていき、読んだあとじんわり胸があたたかくなります。でも、わたしがここで説明すると、そのよさが半減するような気がして、ストーリーはかけません。
ぜひ、手にとってください。

暮れになって、末吉暁子先生や今回のこそあどのようにベテランの手腕にうっとりできました。
飛ぶ教室も、近刊は岡田淳の特集のようです。
これでファンタジーも、また見直されたらいいなーーと思います。

ただ、パソコンに文句をいいたい。水の精と書きたいのに「ミズノ製」と変換するのは味気ないぞ。

昨日、ゆずマーマレードづくりについて載せるなんて書きましたが、もう、どうでもいい感じになってきました。でも、ひさびさ手のこんだものをつくって、ちょっとうれしくなったので、写真だけのせます。
つくっている間は、魔女が秘薬をつくるのってこんな感じなのかなって思いながら、お鍋をかきまぜていました。作り方は、NHKのグレーテルのかまどのクマのパディントンの好きなユズマーマレードを使いました。





鬼ヶ島通信50+12号

2013-12-30 09:09:01 | 日記
鬼ヶ島通信の50+12号が来ました。スズキコージさんの絵がすごい迫力です。南国風の鬼って感じです。
うちは、引っ越しのため、鬼がまいごになり、遅めにやってきてくれました。

今回、鬼ヶ島通信には、入選者がありました。久我緑さん、おめでとうございます。
たくさんの応募者があり、そのどれも読み応えがあるような選評の中、入選されたこと、実力があるってことですよね。入選作、『短歌少年』、現代的な軽いタッチで、文章もうまく、そして、おもしろかったです。
ただ、落語家の師匠の書き方には、落語好きとしては、ちょっと……。でも、キャラはたっていたし、最後のおちも落語的で好きでした。「ももたろう」にはいってほしいなーー。他にも、濱野京子さんとか、おもしろそうな作品がたくさん。河合ニ湖さんの連載もスタートとか。これから楽しみに読みます。

また、末吉暁子先生の新作、ざわざわ森のがんこちゃんシリーズ、『おばあちゃのねがいごと』も読みました。おもしろかったーー。おばあちゃんがはっぱの上で遊ぶところが楽しそう。これなら、読書嫌いな子もすいすい読んじゃいますね。こんな本が書きたいと思いました。武田美保さんの絵がかわいくて、見返しなんて、うっとりいつまでもながめてしまいます。小さい子へのプレゼントにもぴったりです。


さて、年の暮れ。
わたしは、柚子をたくさんもらいました。
つみあげてもこぼれおちるほどの量。家中が柚子の香りになっています。
せっかくだから、一念発起して、マーマレード作りに挑戦。
ネットで調べて、クマのパディントンがすきだという柚子マーマレードをつくりました。その奮闘ぶりは、明日、報告します。
ああー、やりだしたら、量の多さが大変でちょっとめげました。(>_<)
でも、家族が途中からみかねて手伝ってくれて、みんなで考えた隠し味も入れたら、最高においしいものができたんですよ! うん、これは、いつか作品に書かなければと思いました(*^_^*)

やっぱり、宮部みゆきはおもしろい!

2013-12-28 07:32:08 | 日記
宮部みゆきの朝日新聞連載の小説、『荒神』を毎朝、読んでいます。これがとてもおもしろい!
はらはら、どきどき。江戸時代の頃なのでしょうか、ちゃんと時代風俗もおさえてあり、人間がたちあがっていて、しっとりした情景描写も、戦う時の迫力ある描写も両方が楽しめます

そして、昨日、仕事おさめ。
主人の事務所の掃除を手伝わされた帰り道、東京駅ふきんをぶらぶら。
そこの本屋にうずたかく積んであったのが、宮部みゆきの新刊『ペテロの葬列』です。
ぶあつい本。宮部みゆきは平行していくつもの作品を書いています。そのどれもが主人公も多く、ストーリーもいりくんでいます。頭の中でごちゃにならないのでしょうか? わたしなんて、ひとつ書くだけで必死なのに。

現代物を書くときは社会性があり、時に厳しいのですが、根底の人を見る目には深いやさしさが潜んでいます。それは犯罪を犯すほうの犯人の描き方でもわかります。そして、これが一番肝心なのですが、どれも先が読めないストーリーでおもしい。

といっても、この頃、遅読のわたしは宮部みゆきをそれほど読めないでいるのですが、(ペテロも読めそうにないですが)わたしが作家になる前から人気があり、あこがれの人で、それが今でも変わらず引き続いてやっていけているって、やっぱりすごいなーー。ただ、続けて書いていくだけでも、大変なのに。
アイディアがつきる、なんて言葉は宮部みゆきの辞書にはないのでしょう。

本屋には、今大人気の『半沢』の池井戸潤も、百田直樹も、東野圭吾も、フェアをしていて、壁のように高く積み上げてありました。ただ、みたところ、女性作家は少なく、今、押され気味なのでしょうか。
わたしは女性の視線の小説が好きなので、今の半沢の流れブームにちょっぴりのれずにいます。そんな中、ひさびさの山本文緒の『なぎさ』がおすすめ本一位となっていて、うれしくなりました。山本文緒も、わたしが三十代、よく読んだ作家です。

そして、その本屋の二階。児童書のコーナーに行ってみて、唖然。
前は、もっと大きなスペースがあったのですが、すみのすみ。奥まったコーナーに絵本とあんびるやすこさんくらいがかろうじて並んでいる状態でした。
昨年、来た時にはもっと広いコーナーで目立つ位置にあったのに……。児童書に吹く風は冷たいようです。

帰り、少しだけ有楽町、東京駅のイルミネーションを見てきました。
ミチテラスと題した東京駅のレールの形のイルミは、今年は迫力不足。少し人気なかったようです。
  

行き帰りの電車の中は、トランクをもって帰省か旅行か、出かける人々の姿が多く見受けられました。
長期の連休。このお正月はちょっとは静かな東京になりそうだな。

覚えていたはずが・・・

2013-12-27 08:05:58 | 日記
昨日の夜、思いつきました。今、書いている話の展開を。ああ、これはいい、これでいこうと思ったのですが、もう、お布団に入っていたので、明日の朝、書けばいいとそのまま眠ってしまいました……。
と、なると、みなさん、もう、おわかりですね。
朝、きれいに忘れて、思いだせません。逃がした魚は大きいような気がしてしかたありません。
でも、こういう考えもあります。
忘れてしまうことは、それほどよくなかったのではないか?
今回は、後者でいこうと思います。

新潟のお友だちがかわいいトキの紙風船を送ってくれました。
家の中がほのぼのします。めずらしい色の胡蝶蘭は国分寺の作家Nさんからのプレゼントです。
今年はいろんな方にお世話になりました。引っ越しの時は、忙しい中てつだいに来てくれた人もいたし、あわただしさに、ついキレるわたしをなだめてくださった方々、本当に感謝しています。


さて、年賀状。
赤羽は引っ越したのですが、いまだに新しい住所で手紙がくることがほとんどありません。
郵便局はまわしてくれるからいいのですが、たまに迷子になっているものもちらほら。
きっと年賀状も前の住所でかかれる方が多いと思いますが、できたらこの機会にパソコンの登録を新しいものに変更してくださいね。

今年一番のわたしのニュースはやはり、引っ越しでしょう。
おおそうじをしないでいいねと言われますが、わたしはあいまいに笑ってごまかしてしまいます。
実は、まだ、引っ越しの荷物がかたずいていません。
おおそうじ以前にこっちをしなければいけませんね。調べたい資料、たしかあったはずがどこに???
そんな状態が続いています。

新しいブログの背景は、ネコが動きます。じっと見ていてください。


クリスマス☆

2013-12-25 07:59:57 | 日記
今日はクリスマスです。子どもたちはそれぞれ忙しいし、主人も帰りが遅い。
ひっそりと、クマちゃんたちとクリスマス
このクマの真ん中にあるのは、マツボックリ・ツリーです。おはなしポケットの方の手作り。
マツボックリ・ツリーは、てつだいマウスハッピーズ・シリーズの時に作り方を取材しました。いろんな小学校で工夫されてたくさんつくられているのに、驚きました。

今回のまつぼっくりツリーは、カラフルなモールをマツボックリのかさに貼り付けて、飾ってあってきれいです。ビーズをつけたり、おりがみをはったり、いろんなバリエーションが楽しめます。