赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

夏バテと映画「思い出のマーニー」

2014-07-31 17:47:47 | その他

暑くなると同時に、家のいろんなものがこわれました。どうしてって思うくらい次々と。

まず、車のエアコン。自転車がパンク。トイレの床がゲリラ豪雨で濡れたため、よれよれに・・・。そして、母の補聴器までこわれ、なんだかバタバタ動き回っていたら、どっと体が動かなくなってしまいました。ブログの更新もストップ。小学校のサマースクールのことなど、書きたいこともいっぱいあったのに、なぜかやる気がわいてこない。

ってことで、今日は、娘もお休みだったので、気分転換に映画を見に行きました。ジブリの『思い出のマーニー』   湿地というか、湖というかその絵がとても美しく、うっとり、しんみり、見る映画でした。マーニーの原作は、風車小屋が舞台だったような気がしますが、今回は北海道だからサイロになっています。マーニーはフランス人形のような女の子。

期待していかなかった分、楽しめました。とくに、少女の孤独感がよく伝わってきました。でも、作家などをしていると、ファンタジーとして、つっこみたい部分も・・・・・。

でも家に帰ってこうやってブログを更新したのだから、わたしも映画で気分転換が成功して、元気がでたってことでしょう。つまり、十分いい映画だったってことかな。 

娘は昔読んだ原作を忘れたので、これから読むそうです。わたしも時間があったら、読みたいですが、読めるかな・・・・。気がつくと、今日は7月の最後。同人誌「ももたろうのしめきり」がせまっています。(>_<)

最後に、引っ越して一年たちました。郵便の転送が終わってしまいました。古い住所にだされた方、もどってしまいますので、気をつけてください。とくに児文協の名簿がまだ、直っていないので、ご注意を。


岡田依世子さん、新刊

2014-07-26 08:45:43 | その他

先日、お友だちの岡田依世子さんが、新刊を二冊送ってくれました。この本がでにくい時代に二冊も!すごいです。

岡田さんとわたしは、児文協の公開研究会の司会でごいっしょしました。わたしのほうから岡田さんを指名しました。明るくて、気遣いがあって、それでいて繊細で! 岡田さんのお人柄は、みなさんに慕われています。今回もそのやさしさが作品にでています。

 アリス館  国土社

岡田さんといえば 96年「霧の流れる川」にて第37回講談社児童文学新人賞に佳作入選し作家デビュー。99年同作品にて第32回日本児童文学者協会新人賞を受賞と輝かしい経歴があります。しばらく体調などの理由からでしょうか、出版からはなれていましたが、文章力、語彙力、人の見つめ方のやさしさなど、魅力がたくさんあるので、きっとブレイクされると思っていました。

今回の作品は講談社からだした作品より、肩の力がぬけ、楽しんで書いた感じがでています。とくに『夏休みに翡翠をさがした』の人の描き方に、岡田さんらしいなーーと思いました。個性ある人にやさしくよりそって描いていてます。地元の歴史から翡翠をさがしていく物語は、たくさん調べられて書いたのでしょうが、知識のおしつけにならず、物語のおもしろさがたくさんつまっています。そして、岡本順の挿絵もいい! ストーリーによりそうように、ぴったりの挿絵を書いています。

一転、『怪獣、イビキングをやっつけろ!』はおもしろさ全開。うちにもイビキングがいるよーー。どうにかしてくれっと思いながら、笑いながら読みました。

話はかわって

昨日は、ママ友がたくさん来てくれて、わたしの受賞お祝いをしてくれました。みなさんの気遣いがうれしくて、楽しくて、話がとまらない一日。夏のアレンジフラワーは、さわやかな花でつくられていましたが、紫陽花以外の花の名前がわからない(>_<) 今日、ひとつひとつ調べてみようと思います。

 

でも、そろそろお祝いうかれから脱皮して、真剣に書かなければと、少し焦り始めてもいます。


『しえりの秘密のシール帳』

2014-07-24 08:02:38 | その他

暑い、暑い! 梅雨開けすると同時に、この暑さ。朝おきるとぐっしょり汗をかいています。そして、世間は夏休み。わたしも夏休み、ほしいよ~~。書くのを休みたいというわけでなく、家事をやらないで、ぐた~~としていたい!といったら、いつもしてるじゃないかっていわれました。我が家は、わたしに対して、評価、厳しすぎない??と、時々思います。

さて、濱野京子さんが新刊をだされました。『しえりの秘密のシール帳』

どのページを開いてもかわいらしい本です。低学年女子の間でシール交換はすごいブーム。いくつもシール帳をもっている子もいるらしく、わたしもシールでなにか書けないかと思っていました。『秘密のシールちゃん?』なんて、ひみつのあっこちゃんの二番煎じみたいなタイトルも考えていたのですが、書きあげないまま。

濱野さんは、ひとつひとつ、確実に本にしていって、そして書く分野が幅広い。今回は、まず、本好きになるために、ここから読んでという入り口の本に最適でしょう。でちゃんとしかけがあり、豊富な語彙で気持ちが表現されていて、それでいて、さくっと読める本です。さーて、わたしもがんばらなくちゃ!と、思わせてくれました。

暑くなる前にと朝早く、散歩に行ったらネムノキが満開でした。

 

 


絵本講座、発表会

2014-07-21 10:23:38 | その他

先週の木曜日は、若い母親たちを対象にした絵本講座の発表会でした。保育付きの講座で、「子どものことを絵本にしてみよう」という趣旨で、十回の講座。発表会を見て、この講座は、大成功だったと思いました。絵本もいいものができましたが、なにより、発表してる時のおかあさんたちの顔が輝いていました! 

最初、出合った時は、子育てに不安を感じ、地域に知り合いも少なくと、なんとなく自信なさげだったおかあさんたち。保育付き講座で自分の時間をもち、仲間を得ていくなかで、すてきな笑顔がでるようになりました。その過程をみることができて、わたしはとても幸せな気分をいただきました。

子育ての時って、案外、孤独だったりします。働いていて、仕事をやめて家にはいったりしたら、なおさら。生活は変わるし、近くの友だちだってそう、すぐにできるわけじゃないし・・・・・。そういうことを、出し合いながら、絵本もつくっていきました。

絵本には、新米ママたちのお子さんを思う気持ちがたくさんつまっています。そして、すばらしいセンスも。絵がうまい人、器用な人、にがてな人、いろいろいましたが、とにかく形にしてきてくれたことに感動。寝ないで書いた、昼間時間がとれないから、公民館の部屋をとって、子どもを遊ばせながら作業した、いろんな愛がこめられていました。

以下、みなさんの許可をとって、一部、紹介します。

  とびらを布にする工夫がしてあったり、おかあさんがにぎった特大おにぎりが世界一周しちゃう話がでてきたり。

   イラストレーターみたいに絵がうまい人がいたり。

 

  見返しにまで工夫があったり、和紙をつかったり。

 シールをつかったり、リンゴの話なので、文章をかくところをリンゴにしてあったり。

 そして、飛び出すしかけをした方もいました!

本多公民館の職員の協力もかかせませんでした。みなさん、おつかれさま。

「絵本づくりが大変でも、絵本は嫌いにならないでください!」 など、わたしの迷言も覚えておいてください。

これからもみなさん、仲良く、子育て期間を楽しんでのりきってください。

曲がり角の向こうは、きっといいことが待っているよ。(赤毛のアンより)


絵本講座

2014-07-17 08:20:06 | その他

今日は、若いおかあさんたち対象だった保育付き講座、手作り絵本の最終日。絵本の発表会です。どんな絵本ができたのか、とても楽しみです。わくわくと公民館にむかうつもりです。

講座をとおして、おかあさんたちが仲良くなっていってくれたのが、なによりの収穫。わたしもそうやって、仲間とわいわい話しながら、童話と書くことを始めたからです。

今のおかあさんたちは、わたしたちと別の悩みがあるようです。会社にもどってやっていけるだろうか、居場所は残っているだろうか、保育園が空いているだろうか? ベビーカー、おもちゃ、紙おむつや離乳食は発達したのに、そういうインフラはなかなか女性にやさしくなっていかないようです。

講座で、できるだけたくさん絵本を紹介して、絵本の楽しさを伝えたいと、図書館をうろついて絵本をさがしました。新しい絵本が次から次へとでていて新鮮で豊かな時間でした。

  伊東比呂美さんが訳のこの絵本。ネットで話題になっているもので、子育て中の気持ちがかかれていて、共感できるとあり購入。講座で、よみあげると、とても気持ちがわかると好評でした。うるうるしちゃう人もいました。わたしも読んでいて、じーんときました。おかあさんになってがんばってる人、必見です!

長野ヒデ子さんの『おかあさんがおかあさんになった日』もたくさんの共感を読みました。

また、絵がかわいくて、ずっと見ていたくなるのが、これ

鈴木まもるさんて、なんて絵がじょうずなんでしょう。「赤ちゃんあるある」がいっぱいつまっていて、(よだればくだん)(いすからおりようとして、片足ひっかける)など、見ていてほんわかしちゃいます。新米ママにはぴったり。最後の一ページも、とてもステキです。

そして、おかあさんたちのほうから、楽しい絵本だっておしえてもらったのが、

この寺島ゆかさんの『もう、ママったら』です。笑えてとても愉快になります。そうですよね。ママだってママでいることにいやになって、遊びたくなる時もあります。これらの絵本、ぜひ、どこかで見かけたら手にとってみてくださいね。