赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

ゲラがきました!

2021-12-31 09:46:22 | その他

コロナのせでしょうか、年のせいでしょうか、あっという間の一年で、今日は大晦日。

年末、どこにいっても、人が多いですね。コロナが心配でもこれから増えると思うと、今のうちにって思うのかな。

そして、最後の最後のゲラが届きました。

『トゲトゲトカゲをつかまえろ!』の続編にあたる作品、『クスクスムシシを追いはらえ!』です

クスクスムシシという噂を広める虫がひろまってしまって、教室が大騒ぎという話。噂のおかげで、クラスメートはみんなへんな感じになります。なんとかクスクスムシシを追いはらうため、主人公の沙帆はがんばろうと思うのですが・・・・・・。

いろいろ遅れがあって、もやもやしたのですが、なんとかここにきて、動いてもらえて、来年、早々に形になりそうですね。

トゲトゲトカゲが、山形県、新潟県と推薦図書になったおかげで、続編もだせる感じになりました。

よかった、よかった・・・・。

クスクスムシシも、同じようにたくさんの子どもたちに読んでほしいな。

絵は、トゲトゲトカゲと同じく、筒井海砂さん。ポケモンのイラストで大人気の方です。

トゲトゲトカゲとともに、よろしくお願いします。

『トゲトゲトカゲをつかまえろ!』は↓で紹介されています。

トゲトゲトカゲをつかまえろ!|2年生|小学生のための読書案内|家庭学習研究社 (kgk-net.com)

ということで、最後、宣伝にしてしまいましたが、今年も一年、お世話になりました。

たくさんの方にささえられた一年だったと思います。

みなさんよいお年を。

 


『からっぽになったキャンディのはこのおはなし』

2021-12-27 14:02:33 | その他

年末ですが、おもしろい本を発見。大久保雨咲さんの幼年童話です。

大久保雨咲さんは、人間以外の意外なものを主人公にして、たのしい作品を書かれます。これも、からっぽになったキャンディの箱が主人公なんですよ。それで、ほっこりしたいい感じの童話になっています。

こういう作品、好きなーって、思いました。絵もかわしいですよね。

この本は、児童書売り場で見つけたのですが、今、冬休みでお子さんとお母さんが数人、いらっしゃいました。

その中で、あるお子さんは、ある本を見つけて「これがほしーい!」と大騒ぎ。

でも、お母さんは、「小さいとき、伝記を読んだほうがかしこくなるんだって」と謎の説を説いて、ムリやり『世界の偉人』っていう感じの本をとりだし、「これにするわね」と買いにいってしまいました。

えー、好きなの、買ってあげてよ==、とわたしはとっても不満。

でも、他人の親子のことなので、なにもいえません。

それにしても、伝記を読んだほうが、かしこくなるって、だれがいったんでしょう。

ただ、一定数、フィクションよりノンフィクションのほうを好む流れがあるのかもしれませんね。

図鑑はとても売れているらしいし。

でも、ものがたりもいいんだぞーー!と、いいたいです。


おもしろかった!『博物館の少女 怪異研究事始め』

2021-12-24 09:01:44 | その他

年末になり、あわただしい中、好きなタイプの本とめぐりあいました。

明治時代、博物館が初めてできた頃の話です。主人公の少女は大阪からきたイカル。博物館でなくなった黒手箱の謎をおっているうちに・・・。

昔の話ですが、神田川のこちら側は、外神田、あっちは内神田と地名はよく知っているところなので、親近感がわきます。

上野から、お茶の水の近くまで、昔の少女はよく歩いたんですね。

資料もたくさんあたって書かれたのでしょう。実在の人物もおりまぜてあり、明治時代の暮らしが垣間見れるのも興味深いです。

こういう作品を読むと、富安陽子は希代のストーリーテラーだなって思います。

東京駅近く、オアゾの丸善書店では、コーナーができて、この本が山積みにされていました。

どうやら、続きがある感じです。シリーズになるのかな?

 

さて、今日は本多図書館とおはなしポケットの方々と、講演会の打ち合わせです。

講演会、無事にできるかな? オミクロン型が心配です。広がり、なんとか踏みとどまってほしい。


『メンドリと赤いてぶくろ』原画展

2021-12-21 12:14:01 | その他

安東みきえさんの新刊、『メンドリと赤いてぶくろ』の原画展をやっていると聞いて、散歩がてら、見に行きました。

場所は西荻窪の絵本カフェ「ムッチーズ・カフェ」。以前、高円寺にあったのが移転されたようです。

わたしの予想よりは、駅から遠かったかな。

でも、西荻窪は個性的なお店が多い、すてきなところでした。

カフェもかわいかったです。

近くにあったら、何度もいきたいところです。

この『メンドリと赤いてぶくろ』、とてもすてきなストーリーでさすが安東さん!現代的なテーマももりこんであり、最後、余韻が胸をあたためてくれます。多くの人に読んでもらいたいですね。

また、絵もとてもすばらしく、物語をもりあげているんです。

とくに空間のとりかた、構図、デザイン的なところもすばらしい。メンドリもてぶくろも、ほんとうに生き生きしています。

空の色も印象にのこりました。

村尾 亘 さん、『空をつくる』という絵本が、絵本ではデビューで話題に。二冊目のようです。

 

そのかえり、東京駅まで足をのばしまし、夫とミチテラスを見に来ました。東京駅のイルミネーションです。

  

寒い日だったのですが、イルミネーションの前で、ウェディングドレスで撮影しているカップルが何人もいました。寒いのに、肩をだすドレスで。花嫁は強い! そして、みんな、インスタ映えというか写真にかける熱がすごい。

いろんなツリーを見ながら、有楽町まで、歩きました。


講演会、『ものがたりを書いてみよう』〆切りになりました。

2021-12-17 11:28:19 | その他

おはなしポケット主催、本多公民館協力の講演会、『ものがたりを書いてみよう』、昨日、応募開始となりました。

来てくださる方がいるかと心配したのですが、なんと、1時間ほどで定員がうまったそうです。

コロナで定員は少なく設定してあるのですが、おどろきました。

うわー、こんなに書きたい人がいるなんてー!と。

これは、はりきって準備しなきゃっと思いました。

小学生も来てくれるようです。どんな方と出会えるか、楽しみです。