赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

ビブリオバトルのお知らせ

2021-09-28 10:15:28 | その他

9月も終わりです。

第49期、日本児童文学学校も無事に終わりました。なんかさびしくなりました。

さて、話題は変わって、ビブリオバトル普及委員の粕谷さんから、大きなビブリオバトルのオンラインイベントがあるとお知らせをもらいました。

 

Bib-1 グランプリ 2021とは

Bib−1 グランプリ 2021(ビブワン グランプリ)とは、本を愛するビブリオバトル普及委員会会員が全国からWeb上で集結し、ビブリオバトルを行う本の祭典です。

本年は有志メンバーが企画考案し、試験的な開催が決定しました。

ビブリオバトルに親しんでいる普及委員会会員20名が東西に分かれ、選りすぐりの本を紹介します。

ご視聴いただいた皆さまの投票で「チャンプ本」、得票率による「チームの勝敗」が決まり、 さらに後日「Bib-1(発表を聞いて実際に手に取った本)大賞」を選定します!

この秋、Bib-1グランプリを通して、本との出会いを楽しみませんか?

【日時】

2021年11月6日(土)

 開会式:13:00〜

 先鋒戦:13:10〜

 次鋒戦:14:30〜

 中堅戦:16:00〜

 

2021年11月7日(日)

 副将戦:13:00〜

 大将戦:14:30〜

 表彰・閉会式:16:00〜

 

2021年11月14日(日)

 Bib-1(発表を聞いて実際に手に取った本)大賞〆切

 

2021年11月23日(火・祝日)

 Bib-1(発表を聞いて実際に手に取った本)大賞表彰:13:00〜

 

わたしも、できるだけ聞きたいと思います。知らない本のことが知れて、おもしろいし、奥深い知的書評ゲームです。

知らない人は、「競争させるんでしょ?」なんて、つめたい目で見られるのですが、やってみると、そんなこともないんですよ。

今回、老若何女、全国からビブリオバトルの猛者があつまって対決します。

みなさん、ほんとによく本を読んでて、本への愛にあふれています。

どんな言葉で、その本をどこを話すか? どんな愛を語るか?

ビブリオバトルは『本を知って、人を知る』といわれています。

好きな本のことを語るその人の話をきいて、その人をしっていく、実はコミュニケーションゲームなんです。

興味をもった人は、どうぞよろしく。

くわいくは、ビブワングランプリのサイトを見てくださいね。

 


漫画『重版出来!』

2021-09-25 09:15:59 | その他

読書の秋ですが、なぜか、漫画ばかり読んでしまいます。日経新聞も歴史漫画の特集があって、おもしろそう。読んでみたくなりました。

いつも読んでいる漫画の新刊もでました。

漫画家業界のうらがわを描いたこの作品、17集には、スクリーントーンやGペンなどで、描く回が登場。

それが、アナログでもう消えていく技だそうです。ひえーって感じですね。

漫画制作を支え続けてきた「アシスタント」という存在も、変わってくるのでしょうか。

アニメ化のエピソードももりこまれて、出版界の今がわかります。

でも、なによりストーリーをささせているのは、中田伯という作家がどうなっていくのか。

今回は、なんとかのりきったけど、なんかあやうい空気。

恋してるきもちもういういしくていいけど、ちょっと、不安定。

この危機、黒沢さん、どうのりきるのか、次回が楽しみです。

でも、編集者さんって、こんなに作家のことを心配するのでしょうか。売れているとそうなんですかね・・・。

児童書ではあまり聞かない話です。

昨日、思わずコスモスを買ってしまいました。ヒマワリも好きだけど、秋はコスモスだね^

シュウメイギクも、ハギも、ヒガンバナもいいけどね。

 

さて、明日は、日本児童文学学校、第49期の最後の日です。

安東みきえさん、フレーベル館の本庄編集長の講義。オンラインです。

そして、最優秀作品、優秀作品の発表をします。今年はレベルが高かったぞ!

ビジターでも聞けますよ。児文協、事務局までどうぞ。


今日はお墓まいり

2021-09-23 06:45:15 | その他

中秋の名月、見逃してしまいました。もう、9月も後半。

時間がすぎるのが早いです。

ずっと行きたいと思っていた。佐藤さとる展

もう、終わってしまいます。緊急事態宣言が終わったら行こうと思っていたら、間に合わなかった。

なんか、悔しいな。26日まで用事があって、行けそうにないし。

会期、延長しないかなー・

ひとりで行っても感染しない気もしますが、やはり一時間以上電車に乗るのはためらわれてしまいます。

 

話は変わってこんなチラシをもらいました。

これはずいぶん、長いことやっているグランプリです。38回。

わたしもデビュー前、応募したことがあります。佳作だったかな。

なんど、今、活躍されている佐藤まどかさんも大賞を受賞されていますよ。

作家をめざる方、ぜひ、チャレンジしてください。募集期間7月から10月31日までです。

夏の終わりでも、ミニヒマワリは元気!


黒川裕子さん新刊『#マイネーム』

2021-09-20 08:41:46 | その他

ガツンとやられたって思うような本を読みました。

『なみきビブリオバトル・ストーリー』をだしてくれたさ・え・ら書房さんから出版されています。こんかい、ご好意で、新刊だといって送ってくれました。

表紙も迫力ありますよね。白黒にピンクのタイトル。にらむようにこちらを見ている、中学生女子。セーラー服ってところに、地方都市らしい感じがでています。

これは読み応えあります。

銚子が舞台の中一の物語。

SNSの銚子電鉄限定のトークルームで、自分の好きな名前を名乗ろうという呼びかけがあり、自分でつくった名前を胸にはる明音。学校では、相手を呼ぶときには、さん付けをという「さんSUN運動」が始まります。それに反発するように、自分で考えた名前を胸にはるクラスメートは増えていき、親や先生がやめさせようと圧力をかけて・・・

みんなが自分で考えてつける名前がたのしい。ニンジャ99 とか、イミなし子とか。

黒川さんは、中学生らしいノリのいい文章で、重たい問題をさらっと書いていきます。

けど、夫婦別姓から始まり、ヘイトの問題もからめ、なかなか深いことを語っていると思いました。

それでも、中学生の目線からはずれないところが、さすがです。

中盤の

「ちがうものまで同じにしないで。そういうの、優しさでも親切でも理解でもないから」

彩瑛ちゃんのこの言葉や、その前後のやりとり、よく書いたなっと思いました。これを読めてよかった。

 

黒川さんは、ときどき、事業部でやっている講座を受講してくれます。人気作家でありながら、勉強家なんですね。たんに、作家が話をするのを聞くのが好きなのかもしれませんが。

黒川さん、また、機会があったら、講座、うけにきてくださいね。また、飲みましょう(*^_^*)

それにしても、コロナ禍、作家たち、がんばって、いい作品、書いているんだなー。すごいよ!

 

名前といえば、最近は学校で親がどういう思いをこめて名前をつけてくれたか、発表する授業があるとか。

これって、なんか、発表することかなってわたしは思いました。自分の中にたいせつにしておけばいいもので、発表するとなると、意味が変わってしまうような気も・・・・。でも、なんでもオープンにするのが今の流れなのでしょうか。

今日は秋晴れでひさびさ、気持ちいい。

これからいつものお散歩にいきます!


高田由紀子さん、新刊『オンステージ ②』

2021-09-18 10:04:10 | その他

高田由紀子さんの人気の文庫、第二弾がでました。「邪悪な影に気をつけて」

うわ、何が起こるの???と思いながら読み進めました。

演劇部が舞台のこのシリーズ、幽霊にとりつかれちゃったひかりが主人公。

とつぜん、超イケメンの一年生にファンといわれ、いい感じになって、うかれていたら、「裏演劇部」に挑戦状をつきつけられて・・・

はらはらドキドキの展開。

とにかく、テンポが早くて、どんどん吸い込まれるように読めます。

いろんな事件が起きて、目がはなせないのですが、わたしが注目したのは、作中にでてくる脚本『アカウント』!

これがうまくできてる。

この作中劇と、ストーリーがうまくかみあっていて、上手だなっと思います。伏線も。

一押し台詞は玲子先輩 「ずっと、わたしはそうやって怪物を飼いならしてきたんだから・・・」

どんな怪物か知りたかったら、ぜひ、読んでください。

読みやすいけど、なかなか深みのある作品になっています。