赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

工藤純子さん新刊『ひみつのとっくん』

2024-10-30 09:31:44 | その他

工藤純子さんの幼年童話、『ひみつのとっくん』、とてもおもしろく読みました。

さかあがりができないぼくが主人公。それでタイトルがひみつのとっくんだとしたら、みんながぼくに、さかあがりを教えるってストーリーかと思います。

それを楽しく裏切って、それでいて気持ちのいいラストにむかっていけます。

作品の幅がひろく、なんでも書けちゃう工藤純子さんですが、工藤さんの書く 幼年童話、なかなかいいなーって思います。

絵の田中六大さんもいいですよね。

 

さて、今日は、岡山セミナーのシンポジウムのオンライン打ち合わせ会がはいっています。

岡山は、100名以上の集客があり、とても順調に準備ができていますが、わたしはドキドキですね。

ただ、天川栄人さん、工藤純子さん、八束澄子さん、ともにすてきな作家さんなので、その魅力を思うぞんぶん引き出したいです。

岡山セミナー、人気作家も見に来ます。

ぜひ、多くの児童文学作家とふれあう機会、まだまだ申し込めます。よろしくお願いします。


新井けいこさん、新刊『いつも会う人』

2024-10-27 07:16:51 | その他

新井けいこさんの次の新刊は、パステルシリーズの一冊です。色はグレー

↑土手に立つ少年はどんな表情をしているかよく見えません。何をかんがえてるのか……まさにグレーの雰囲気ですね。

収録している作品は六作品、さくっと読める長さです。字が大きいのがいいです。

そしれ、どれも、不思議な読後感の作品です。人との距離の取り方を扱っていて、それも微妙な描き方なんです。

あいつ、いじめようとしてる? これはいじめなの? いや、気にしすぎ?

そんなギリギリのラインをついて、心をざわっとさせる作品ばかり。

また、現代の男の子たちの友だち関係も上手く描いています。昭和時代みたいにおひとよりでもなく、ちょっとさめていて踏み込まない。でも、友だちのことはすごく気にしていて……。

どう読むのか、あなたしだい。

この味わい、ぜひ、感じでください。本を読んで。

 

さて、今日は、自治会のレクリエーション。キューイ狩りに行きます。

年々、人数が減っている自治会。わたしもいつやめようかと思いつつ、やめどきがわからず、ズルズル。

〇回目の班長をやっています。

今年は、レクリェーションはやめようかという意見もでたのですが、アンカーとをとったら続けてほしいとの声が多かったのです。

とくにフルーツ狩りが人気。で、キューィ狩りとなりました。

いやー、人付き合い、さけているところもあるご近所ですが、アンケートは別の結果……。

人の気持ちはわかりませんね。まさに新井けいこさんの作品の世界です。

お天気もいいので、行ってきます!


安東みきえさん、新刊絵本『夜空の切手』

2024-10-25 10:55:51 | その他

安東みきえさんが新刊絵本をだされました。

安東みきえさんの情感あふれる世界を個性的な絵で表現した、斬新な絵本ができあがりました。

このストーリー、胸にしみました。わたしは父が好きでしたが、父はとても無口。とくにおじいちゃんになったら無口がましました。

でも、孫をかわいがってよくいろんなところに連れていって、遊んでくれました。

そんな父のことを、この絵本を読んでいろいろ思いだしました。わたしも父に会いたいです。

会いたい人のことを考えるあったかくて、ちょっとしんみりする絵本です。

 

そういえば、父がなくなったのは11月。その11月がすぐにきます。

わたしは、11月生まれ。もうすぐ誕生日でもあります。

ああ、免許の書き換えにもいかないと。まだ、もう少し返納せず、運転したいです。

生きているといろんな用事がありますね。

 

 

 


新刊『くらくらのブックカフェ』

2024-10-22 10:08:11 | その他

わたしの新刊『おおなわ 跳びません』を、西沢杏子さん、森川成美さん、おおぎやなぎちかさん、ブログに感想を書いてくれました。ありがとうございます。

また、しめのゆきさんのXの感想もうれしいです。

 

そんな感想でニコニコしているところなのですが、おもしろい本はぞくぞくとでています。本は売れなくなっても、本はおもしろくなっているんですよ。

作家の競争ははげしいですから、切磋琢磨、させられています。

さて、そんな中、ひときわ高く本屋で積まれているのが今回紹介する『くらくらのブックカフェ』

『ぐるぐるの図書館』から四作目になる人気シリーズです。作家はトップランナーばかり。

まはら三桃、廣嶋玲子、濱野京子、菅野雪虫、工藤純子の五人。

このシリーズ、ホント好きなんですね。今回も設定がおもしろい。

偶然出あった猫がつれていってくれた古い蔵を改装したブックカフェ。そこで自分にあった本を見つけることができます。

そしてマスターいれてくれるお茶を飲みながら、その本を読んでいるうちに、不思議なことがおきて……。

 

今回も、五人五様の個性を味わえますよ。少しずつ、お話しがつながっているところも、うまいですよね。

ぜひ、くらくらする物語の世界を味わってください。

濱野京子さんの『張り子のトラオ』という作品は、ハゼランという花がすごくうまく使って、物語をもりあげているんです。

このハゼラン、そこら中にはえている強い雑草できらわれたりもするのですが、押し花にするととてもきれい。

花は小さいのですが、赤い実がかわいいし、くきの形がいいんですね。

押し花を初めて、先輩たちにハゼランをおしえてもらいました。でも、別名があるなんて知らなかったです。

お花が好きで、押し花までして、いつか花が鍵になる作品を書きたいと思っていたりするのですが、こういう風にするのかとおしえられた気がします。

ほかにも『張り子のトラオ』には、いろんなしかけがしてありました。

廣嶋玲子さんの『呪いの行く末』も、こわいけど、最後がよくて楽しめました。

ぜひ、読んで見てください。

 

 


急性、胃腸炎に

2024-10-21 09:07:06 | その他

何を食べたのか、何がいけなかったのか、何のバツなのか、突然、お腹がいたくなり、熱が39度。これが金曜日のことです。

木曜日まで元気で、理事会の司会をしたのに、です。

もう、ショック。

立ち上がれそうもなく、どうしようと思ったら、息子がオンライン診療をすすめてくれました。

申し込むと30分で診療、便利です。

お腹に悪い菌がはいったためだとう話でした。

でも、全快まで1週間はかかるとか。えー、予定がいっぱいだよ。どうするの???

とりあえず、週末の楽しい友達との会をキャンセルし、ラジオとオーディブルを聞いて寝ていました。

すると、今朝、けろっと元気になってきたのです。

家族は油断はするなっていうけど、これで直ったんじゃないかな?

メールのかえしなど、遅くなっていますが、このような状況なのですみません。

しばらくおとなしくしています。

オーディブルで聞いた『ミミデミック』がおもしろかったです。『祝福の』がよかった!